ひな祭りの歌と言えば──
『あかりをつけましょぼんぼりに~( ̄∇ ̄+) 』
──と、いうフレーズが有名。
あなたもこのフレーズを、思い浮かべたかもしれない。
この歌はうれしいひな祭りっていう曲。
優雅さと美しさを感じる曲調で、日本の伝統的な詩っていう感じだよね。
なんとなく華やかさも感じるけど、実は悲しい意味が隠されていると噂されている。
今回のリサーチではひな祭りの歌の意味をお伝えする。
美しくも悲しいひな祭りの歌についての情報さ☆-( ^-゚)v
ひな祭りの歌の名前は?
『あかりをつけましょぼんぼりに~( ̄∇ ̄+) 』
このフレーズで有名な歌は、うれしいひな祭りっていう名前。
うれしいひな祭りは、2007年に日本のうた百選に選ばれている。
1935年に書かれた歌で、80年以上が経った今も歌われる、凄い歌なんだ。
- 作詞したのは:サトウハチロー
- 作曲したのは:河村光陽
サトウハチローさんについて
サトウハチローさんは、作詞だけでなく小説なんかも、色々と書いている。
小説や曲にどんな物があるのかは、楽天辺りを見るだけでも大量に見つかるよ。
サトウハチローさんの作品は、うれしいひな祭り以外には、以下のような物が有名。
- ちいさい秋みつけた
- リンゴの唄
- ありがとう
○テレビドラマ”ありがとう”の主題歌
うれしいひな祭りの詩には、サトウハチロ-さんの特別な想いが、込められていると言われている。
うれしいひな祭り:歌の意味は?
うれしいひな祭りには、サトウハチローさんが書いた詩が使われている。
その詩には、亡くなった姉への想いを綴られていると言われているよ。
ひな祭りの歌の悲しい意味は、このフレーズに
ひな祭りの歌に込められた悲しい意味は、歌の中にある1つのフレーズに込められているとされている。
どのフレーズに、意味が込められているのかというと以下のフレーズ!
『お嫁にいらした姉さまによく似た官女の白い顔』
このフレーズの意味をお伝えする前に、以下の二つの言葉について解説しておくよ。
1.”いらした”
いらしたという言葉は、”来た”という意味ではない。
反対の”行った”という意味が正しい解釈とされている。
2.”官女”
官女というのは宮中に使える女官。
宮中に使える女性は、白粉(おしろい)で真っ白にしていた。
だからひな人形の官女も顔が真っ白。
この歌詞に込められた悲しい意味
『お嫁にいらした姉さまによく似た官女の白い顔』
このフレーズは、お嫁に行った姉を思い出しながら雛人形(官女)を見ている状況となる。
歌詞には官女の白い顔と、姉の顔が似ていると書かれている。
明治には、西洋の肌色の化粧が人気を得て白粉(おしろい)は消えて行った。
うれしいひな祭りが書かれた1935年は、すでに昭和に入っている。
昭和に入ると白粉(おしろい)は、特別な場所以外では見られなくなっていた。
だから白粉を塗った、異常なまでに白い顔の女性など滅多に見られる物ではなかったんだ。
でもある病気になると、肌がすごく白くなってしまう。
官女の白い顔と姉の顔を重ねている理由
『お嫁にいらした姉さまによく似た官女の白い顔』
この詩にはサトウハチローさんの姉への想いが込められていると言われている。
なんでもサトウハチロ-さんの姉は、嫁ぎ先が決まってすぐに亡くなってしまったらしい。
死因は結核だったと言われている。
結核が官女の顔と重なる理由
結核になると、熱のため頬が赤くなる。
さらに目は大きくうるんで、体は痩せて肌が白くなる。
そう、この歌詞はサトウハチローさんが結核を患った姉を描いた詩だと言われているんだ。
他の説も考えられそうだけど?
ここまでが世間で言われている、うれしいひな祭りに隠された悲しい意味なんだけど……。
でも別の意味が考えられるんじゃないかと、私は邪推してしまう。
着物をきる和式の結婚式だと、顔を真っ白に塗るよね。
そのことを考えると、『お嫁にいらした姉さまによく似た官女の白い顔』と解釈することも可能。
この詩は、普通に結婚式のときに姉が見せた幸せな姿を歌っているだけなのでは?
などと考えられるのではと、想像してしまった。
ひな祭りの歌が持つ意味:真実は闇の中
亡くなった姉について、うれしいひな祭りの中で歌った。
実を言うと、これは噂でしかないんだ。
亡くなった姉に向けたという説は、サトウハチローさんが自ら語ったわけではないんだ。
だから真偽は分からない。
それにサトウハチローさんは、すでに亡くなられている。
だから歌が持つ意味は、これからも真実が分からないかもしれないね☆-( ^-゚)v
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ひな祭りの由来
ひな祭りは、かなり昔から存在した。
宮中行事と女の子の遊びが混ざり合って、今の形になったと言われている。
江戸時代になると、雛人形が家の権威を示す道具とされるようになり、幕府が制限を掛けるほどの事態になったこともある。