バーベキューは楽しいアウトドアのイベントですが、予算の管理が成功のカギとなります。
高すぎる予算は豪華さを増す一方で、財布には厳しくなりがちです。
逆に予算が安すぎると、バラエティが欠け、楽しさが減少するかもしれません。
ここでは、限られた予算で多様なバーベキューを楽しむためのコツや相場について詳しく解説します。
バーベキューの予算の相場
開催場所と道具の有無
バーベキューを行う場所や道具の有無によって想定する予算が大きく変わります。
- 場所と道具が無い場合
1人あたり約2,000円 - 場所と道具が揃っている場合
1人あたり約1,500円
1. 場所と道具が無い場合
- 予算目安
1人あたり約2,000円
この場合の内訳は以下の通りです
-
場所のレンタル費用
公園やキャンプ場、BBQ専用施設などのレンタル料金がかかります。例えば、公園のBBQエリアやキャンプ場の利用料金が1,000円〜2,000円程度のことが一般的です。 -
道具の準備
自分でバーベキューコンロ、網、炭、火起こし器、調理器具などを用意する必要があります。これには、バーベキューコンロが約3,000円〜5,000円、網が数百円、炭や火起こし器が数百円程度が目安です。初回の購入費用は高くなりがちです。 -
食材・飲料
食材として、肉、野菜、魚介類などを用意します。お酒やソフトドリンクも含めると、1人あたり1,000円〜1,500円程度が一般的です。 -
その他の費用
ゴミ袋や紙皿、割り箸などの消耗品も含めると、追加で数百円かかります。
2. 場所と道具が揃っている場合
- 予算目安
1人あたり約1,500円
この場合の内訳は以下の通りです
-
場所のレンタル費用
すでに場所が確保されている場合、追加のレンタル費用は発生しません。また、公共の公園や自宅の庭など、無料で利用できる場所を選ぶことで、コストを削減できます。 -
道具の準備
バーベキューコンロや道具が揃っている場合、これらの初期投資が不要です。ただし、使い捨てのグリルシートや網の交換用など、消耗品のコストがかかりますが、これも比較的安価です。 -
食材・飲料
食材や飲料の予算は、場所と道具が揃っている場合でも、変わらず1人あたり1,000円〜1,500円程度が一般的です。ただし、予算内で充実したメニューを揃えやすくなります。 -
その他の費用
消耗品(ゴミ袋、紙皿、割り箸など)のコストも、道具が揃っている場合には比較的低く抑えられます。
お酒代の予算管理
お酒の予算もバーベキューの費用に大きな影響を与えます。
特に飲む量が多い場合、1人あたり1,000円程度の追加費用がかかることもあります。
お酒を安く購入する方法として、以下の方法が有効です。
- ディスカウントショップでまとめ買い
- ネット通販で送料無料のものを探す
- オークションサイトでお得な価格を見つける
お酒代の予算目安
- ビール
500円~1,000円 - チューハイ
400円~600円 - ワイン
500円~1,000円 - 焼酎
500円~1,000円 - ソフトドリンク
300円
運転代行が必要な場合、その費用も考慮しておきましょう。
お酒代を抑える追加ポイント
お酒代を抑えるポイントとして有名なのが、以下の5つの方法です。
- 参加者の飲む量を事前に把握
- 好みに合わせてお酒を用意
- ビールはまとめ買いで安く購入
- チューハイや焼酎は割り材で量を節約
- ソフトドリンクは持ち込み可能なものを用意
上記5つ以外にも、以下のような方法もあります。
- ノンアルコール飲料や自家製カクテルを活用
ノンアルコール飲料や自家製カクテル(例えば、フルーツジュースや炭酸水にシロップを加えたもの)を用意すると、コストを抑えつつ楽しめます。特に運転が必要な場合や、アルコールを控える人が多い場合に便利です。 - グループ購入での割引を利用
大量に購入することで割引が適用される場合があります。お酒をグループでまとめて購入することで、単価を抑えられることがあります。例えば、友人や家族と協力して一緒に購入するのも良いでしょう。 - お酒の品揃えを限定
参加者が全員好む複数種類のお酒を揃えるのではなく、主に1種類のお酒を用意することでコストを抑えることができます。例えば、ビールをメインにして、他のお酒は少量だけ用意するなどです。 - お酒の提供方法を工夫
自分で注ぐスタイルのビールサーバーや、ボトルを用意し、セルフサービスにすることで、お酒の量をコントロールしやすくなります。また、飲みすぎ防止にもなります。 - アルコールの度数を選ぶ
アルコール度数が低いお酒を選ぶことで、コストを抑えることができます。例えば、チューハイの中でも低アルコールのものを選ぶと、全体のコストが抑えられます。 - 手作りのお酒やカクテルの材料を用意
簡単なカクテルやお酒を自宅で作る材料を用意することで、購入費用を抑えられます。例えば、ウォッカやラムなどのベースに、自分でフルーツジュースやシロップを加えてカクテルを作ると経済的です。 - 早期購入や予約割引を利用
お酒の価格は時期やセールによって変動することがあります。早めに購入することで、割引を受けられることがあるので、セールや予約特典を活用すると良いでしょう。
食材の予算
肉の予算
- 肉の予算目安は、1人あたり500円程度となります。
バーベキューの主役とも言える肉。
1人あたりの目安量は以下の通りです。
- 女性
200g - 男性
350g
肉の種類と価格目安
- 国産和牛
約300円~1,000円/100g(部位やブランドによって価格差が大きい) - 鶏肉
約100円~300円/100g(部位やブランドによって価格差が大きい) - 豚肉(バラ・ロース)
約150円~400円/100g(部位やブランドによって価格差が大きい)
お肉を安く購入する方法
代表的なお肉を安く購入する方法は以下の4つです。
- スーパーの特売やセールを利用する
- 業務用スーパーでまとめ買いする
- インターネット通販で購入する
- 複数の種類のお肉を組み合わせて購入する
上記以外にも以下のような方法もあります。
- 直売所や地元の市場を利用する
地元の直売所や市場では、新鮮で安価な肉が手に入ることがあります。特に地域の農家や業者が直接販売している場合は、中間マージンがないため、より安く購入できる可能性があります。 - 冷凍肉を活用する
冷凍肉は保存が効く上、特売やセールでまとめて購入するとお得です。冷凍庫に余裕がある場合は、長期間保存できる冷凍肉を利用するとコストを抑えられます。 - 肉の端材や切れ端を利用する
スーパーや精肉店では、切り落としや端材が安価で販売されていることがあります。これらを使って調理することで、コストを抑えつつ様々な料理が楽しめます。 - 会員特典やポイント還元を利用する
スーパーマーケットやネット通販では、会員向けの特典やポイント還元制度がある場合があります。頻繁に利用する店舗の会員になることで、割引やポイントを貯めてお得に購入できます。 - 地元の肉屋や精肉店を活用する
専門店では、スーパーよりもお得に肉を販売していることがあります。常連になることで、割引や特別サービスを受けられることもあります。 - お肉の買い時を見極める
お肉の価格は季節やイベント、祝日に変動することがあります。例えば、年末年始や特定の祝日の前にセールが行われることが多いので、そのタイミングを狙って購入するとお得です。 - まとめて購入して冷凍保存
大量にまとめて購入し、冷凍保存することで単価を抑えられます。肉を購入した際に、使う分だけを小分けにして冷凍すると、後で使いたいときに便利です。 - 業務用の肉を小分けにして利用する
業務用スーパーでは、大容量の肉を安価で購入できることが多いです。これを家庭用に小分けにして使うことで、コストを削減できます。
野菜の予算
バーベキューには野菜も欠かせません。
季節によって価格が変動しますので、旬の野菜を選ぶことでコストを抑えましょう。
定番の野菜
- 玉ねぎ
- しいたけ
- なす
- ピーマン
- かぼちゃ(硬い野菜は下処理を)
- トウモロコシ(硬い場合は茹でる)
魚介類の予算
予算に余裕があれば、魚介類を追加することでバーベキューがさらに豪華になります。
定番の魚介類
- ホタテ
- エビ
- イカ
- カキ
- ハマグリ
バーベキューの予算を安く済ませるための追加方法
バーベキューを楽しむ際に予算を抑えるためには、少しの工夫が大切です。
以下の方法を活用して、費用を削減しつつ楽しいバーベキューを実現しましょう。
1. 食材のまとめ買い
食材をまとめて購入することで、コストを削減できます。
業務用スーパーやディスカウントストアでは、大容量のパックが割安で提供されていることがあります。
特に肉類や野菜はまとめて購入することで単価が安くなり、予算を抑えやすくなります。
2. 自宅での前準備
バーベキュー当日に必要な食材をすべて現地で調達するのではなく、自宅で下ごしらえをしておくと便利です。
例えば、肉や野菜の下処理を自宅で済ませておけば、現地での調理がスムーズに進み、無駄な買い物を減らすことができます。
3. 割引やクーポンを活用
スーパーマーケットやオンラインショップでの割引やクーポンを利用して、食材やお酒を安く購入しましょう。
特に大型連休前やシーズン中はセールが多く、事前にチェックしておくと良いでしょう。
4. 自家製調味料やドレッシングの使用
市販の調味料やドレッシングはコストがかかることがあります。
自宅で簡単に作れる調味料やドレッシングを用意することで、コストを抑えつつ、より美味しく楽しむことができます。
例えば、マリネ液やサラダドレッシングを自分で作ると経済的です。
5. 参加者の持ち寄り制
バーベキューの参加者に持ち寄り制を導入するのも一つの手です。
各自が料理や飲み物を持参することで、全体のコストを分担でき、予算を抑えることができます。
また、多様な料理を楽しむこともできるため、より充実したバーベキューが実現します。
6. エコバッグやリユースアイテムの活用
使い捨ての食器やカトラリーを減らし、エコバッグや再利用可能なアイテムを使うことで、費用を削減できます。
また、使用後の片付けが簡単になるため、手間も省けます。
7. 時間帯の工夫
バーベキューの開催時間をランチタイムやブランチの時間にすることで、食材の量を減らし、コストを抑えることができます。
昼食として軽めのメニューにすることで、全体の予算を削減できます。
8. お腹に溜まる物を用意する
食材費を抑えたい場合、お腹にたまる炭水化物を準備するのが有効です。
例えば、焼きそばは安価で満足感が高く、バーベキューの締めとしてもおすすめです。
バーベキュー準備の基本
バーベキューに必要な基本アイテムを揃えて、スムーズに楽しみましょう。
必要なアイテム
- テーブルや椅子
- 炭(1人あたり1kg)
- ゴミ袋(後片付け用)
- 調理器具(まな板、包丁、アルミホイルなど)
- 食器(紙皿、紙コップ、割り箸)
- トング(食材用と炭用)
- うちわ
- 着火剤
- クーラーボックス(夏場に必要)
- バーベキューコンロ
- 網
- 軍手
- チャッカマン
変わり種のバーベキューに挑戦したい人へ
予算に余裕がある場合、通常とは異なる変わり種食材を用意するのもおすすめです。
以下のページで、バーベキューの変わり種食材についてまとめているので、ぜひ参考にしてください。
→ バーベキュー食材で面白い発見!ユニークな野菜と肉の新しい楽しみ方
サステナビリティとエコ対策
バーベキューを楽しむ際には、環境への配慮も大切です。
以下のポイントに注意して、エコなバーベキューを心がけましょう。
- 再利用可能な食器を使用する
- エコな炭を選ぶ
- ゴミの分別を徹底する
- 食材の無駄を減らすために計画的に購入する
終わりに
バーベキューの予算は、食材だけでなく、場所や道具、お酒などさまざまな要素によって変動します。
事前の計画と予算管理をしっかり行うことで、楽しいバーベキューを実現しましょう。
お酒の量や人数、準備物の確認も忘れずに!楽しいバーベキューをお過ごしください☆