文化祭などの出し物として、王道とも言えるお化け屋敷。
なかなか大がかりな準備が必要になる事も多い。
だからお化け屋敷を作るのであれば効率的な作業の流れを知っておいた方が良い。
今回は、そんなお化け屋敷の作り方についてリサーチをしてみた。
これで学校を恐怖のドン底に落とせる……かな(;´▽`A“
最近のお化け屋敷について
お化け屋敷というのは、文化祭などで飲食店や物品販売と並び王道とも言える存在。
でも最近では、学校側の事情や来場者の安全配慮から実行が難しくなっている。
お化け屋敷というのは、暗い場所を歩くから、危ないイメージがあるよね。
また驚いたお客さんがお化け屋敷から飛び出してしまい、衝突事故が起こるという事例も……。
学校は企画書を必要としている
先に述べたような危険を配慮しているので、予め学校側が企画書を提示するように言ってくる場合も多い。
だからお化け屋敷を文化祭などで行うか決める前に、企画書の提出が必要かどうかを確認しておこう。
またお化け屋敷はダメだと、学校側が頭から否定する可能性もあるからそもそもお化け屋敷を実行できるのかを、早めに確認しておくことも大切だよ。
お化け屋敷の企画書は作った方がいいかも
お化け屋敷の企画書作りだけど、計画を立てた後で作るのが一般的。
計画を立てるだけであれば、身内が情報を共有できれば問題が無い。
でも企画書を作る必要がある場合は、身内以外にも分かるように説明する必要がある。
このため企画書を作るためには、第三者の目を考える必要がある。
この点を考えると企画書作りは、計画を客観的に見直すことに繋がり計画の穴を見つけるのに役立つとも言える。
だから企画書を作った方が、いざお化け屋敷作りを始めたとき、予想外の事が起きて困るという事が減るよ。
文化祭などでのお化け屋敷の作り方
文化祭などでお化け屋敷を作る場合、どのように作業を進めれば良いのか?
大雑把な流れを書くと──
- コンセプトの決定
- お化け屋敷の仮タイトルを決める
- 驚かせ方を決める
- お化け屋敷の図面を書く
- 必要な道具などを考える(リスト化)
- 計画の見直し
- お化け屋敷の本タイトルを決める
- 企画書を書く
- 企画書が合格する
- 必要な道具を準備
- リハーサルを行う
- 本番
こんな流れで、お化け屋敷は作ることになる。
企画書については提出を求めない学校もある。
だけど、作った方が計画を客観的に見直せるから作る事をお勧めするよ。
もちろん、時間が許せばという条件付きだけど──。
文化祭などでのお化け屋敷の作り方を詳しく
ここでは上記でお伝えした、お化け屋敷の作り方の流れを、少し詳しくお伝えしていくよ。
計画の段階に関しては、こんな流れになる。
手順1:お化け屋敷のコンセプトの決定
最初に決めるのは、お化け屋敷のコンセプト。
和風にするか?
洋風にするか?
テーマは病院?
学校?
このようにアイデアを出し合って、お化け屋敷の舞台を決めよう。
- 学校
- 廃校
- 病院
- お寺
- 女子トイレ
- 和室
- 洋館
- デパート
- 手術室
- 研究所
- 旅館
- 教会
- 都市伝説
またお化け屋敷には以下のようにタイプがあるから、どのタイプにするかも決めておこう。
- とにかく前に進むタイプ
○入口からゴールまで分かりやすい構造 - 特定の指示に従うタイプ
○お化け屋敷の奥で鐘を鳴らすなど
○お札などの小さなものを取ってくる
○お札などの小さなものを置いてくる
手順2:お化け屋敷の仮タイトルを決める
コンセプトを決めたら、お化け屋敷の仮タイトルを決めよう。
仮のタイトルを決める事で、お化け屋敷の方向性を仲間同士で共有しやすくなるよ。
ちなみにタイトルは、企画書作りの手前で本決定をすることになる。
だからこの段階のタイトルはあくまで仮。
気軽に付けるようにしよう。
手順3:驚かせ方を決める
お化け屋敷のコンセプトと仮タイトルを決めたら、一歩踏み込んで驚かせ方を決めよう。
驚かせ方の一例を並べると──
- どんなお化けを用意するか?
- どんな小道具を使うか?
- どんな物を置けば雰囲気が出るか?
これらの点を決めることになる。
驚かせ方の参考情報
学校の教室で行うのであれば、メインお化け1体+サブお化け1~2体がスペース上限界となると思う。
だから上記のお化け数に、仕掛けを利用した驚かせ方を加えて驚かせ方は決めていくことになる。
ちなみにお化け屋敷の基本的な驚かせ方は、全部で3タイプに分けられる。
- 放置された仕掛け
○怖い人形や文字を放置しておく
○雰囲気作りが目的 - 可動する仕掛け
○人形を動かしたりする - 人間タイプ
○お化けに扮して驚かす
他にも細かい物を考えると、音や光で驚かせる方法なんかもあるけど上記3つが基本的な驚かせ方になるよ。
手順4:お化け屋敷の図面を書く
この段階で、ようやくお化け屋敷の図面を描くことになる。
お化け屋敷の図面を描いている最中に、色々なアイデアが出てくると思う。
それらのアイデアは、メモに書き留めておいて後で話し合おう。
アイデアが出てくるたびに、賛否を考えていると時間がいくらあっても足りなくなるからね。
また湧いたアイデアを活かそうと、図面を描着直す行為もお化け屋敷の方向性を見失うから、避けるようにしよう。
だから湧き出たアイデアの考察は、後回しにするようにした方がいい。
お化け屋敷の図面を描くポイント1
この図面を描く段階では、以下のような点を考慮するようにしよう。
- 大道具や小道具を置くスペース
- お化けの配置場所
- 仕掛けを置く場所
文化祭などでは大道具として、校内のロッカーを使う事が多いと思う。
このロッカーはお化けの隠れ場所に出来たりとなかなか優秀だから、早めに確保をしたいところ。
他のクラスと取り合いになりかねないからね。
お化け屋敷の図面を描くポイント2
お化け屋敷の図面を描く時、通路を4分割して考えよう。
そして分割した通路ごとに以下のような驚かせ方をすると、効果も高いし安全性も高い。
- スタート地点
○雰囲気を作る地点
人形や壁の文字などで恐怖心をあおる
動く物は置かない - 驚かせ始め地点
○驚かせることを始める地点
音やサブお化け、小道具を使用 - 本気で驚かせる地点
○本格的に驚かせる地点
メインのお化け、装置、音などを使う - 終わり付近
○1と同じように雰囲気重視後…
派手に驚かせない
→派手に驚かせると飛び出て怪我をする人が出る
手順5:必要な道具などを考える
この段階になると、お化け屋敷の構想が具体的になっているハズ。
必要な道具も具体的に分かると思うから、それらを必要な物としてリスト化していこう。
このとき使うであろう道具の値段を、リストにまとめておくと企画書作りが楽になるよ。
手順6:計画の見直し
ココまで作業を進めると、当初のお化け屋敷の計画の欠点なんかも見えていると思う。
また色々と新しいアイデアも、思い浮かんでいるハズ。
お化け屋敷の完成度を高めたい場合、いったん手順1にまで戻って新しいアイデア等を加えて考え直してみよう。
手順7:お化け屋敷の本タイトルを決める
手順1~手順5を終えたら、お化け屋敷の本タイトルを決める。
手順5までの仮タイトルは、身内がお化け屋敷の方向性を間違わないようにするのが目的。
一方でココで決める本タイトルは、お客さんを集めることが目的。
タイトル次第でお客さんが興味を持つかどうかが決まるから、しっかりと考えよう。
なお、タイトルは、ネットでホラーゲームなんかを調べて、それを真似るのも手だよ。
計画を立てるのはココまで
計画を立てるのはココまで。
この後はお化け屋敷の企画書作成と、実際のお化け屋敷作りにうつる。
100%完璧な計画を立てようとすると、いつまで経ってもココまでの作業は終わらない。
だからある程度まで計画を立て終わったら、早めにこの後の段階に進むようにしよう。
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