エナメル財布は使っていると色々な汚れがついてしまいます。
手垢であったり、その他の汚れであったり……。
そういった汚れは、時間が経つと取るのが難しくなることがほとんどです。
ですから汚れに気付いたら、早めに対処をする必要があります。
今回は、エナメル財布の汚れの落とし方についてお伝えさせて頂きます。
エナメル財布の汚れの落とし方の前に
エナメル財布の汚れ。
表面にべた付きが無いのならすぐに対処が可能です。
しかし、ベタ付きのある汚れの場合は、最初にベタ付きを取ってから汚れを落とすことになります。
以下の手順でベタ付きを取るようにしましょう。
ベタつきが生じた場合
- 消毒用エタノールをコットンに含ませる
- 目立たない部分で拭いて、エナメルの反応を確認する
○エナメルにも色々な種類がある
→エナメルにダメージを与える場合もある
○問題が無いのなら3(全体を同じ方向に向けて優しく拭く)を行う - 問題がなければ、全体を同じ方向に向けて優しく拭く
- エタノールを拭き取った後、薄めた中性洗剤を含ませたコットンで拭き取る
- 最後に乾いた布で乾拭きを行う
強いベタつきの場合
クレンジングクリームやコールドクリームを塗布し、上記の手順で拭き取ります。
エナメル汚れの落とし方一覧
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エナメル財布の汚れの基本的な落し方
エナメル財布についた汚れ。
ベタ付きが無い状態であれば、以下を実践することになります。
- 柔らかい布に、薄めた中性洗剤を吸わせる
○布はコットンなどが良い - エナメル財布の表面を拭く
- クレンジングクリームなどをコットンに付けて拭く
- 浮き上がった汚れをティッシュで拭きとる
- 数回、3と4を繰り返す
- 汚れが落ちたらアルコールを吸わせた布で拭き取る
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エナメル財布の軽い汚れに対しては?
軽い汚れが付いているだけなら、エナメル財布の汚れを、消しゴムでこすれば簡単にキレイにできることも多い。
このとき重要なのが、消しゴムで軽くこすること。
なぜなら強くこすりすぎるとエナメルが傷つく可能性があるからです。
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エナメル財布のしつこい汚れには?
特に、油汚れやボールペンのインク汚れなど、時間が経ってしまった汚れは、なかなか落とすのが難しいですよね。
この章では、エナメル財布のしつこい汚れを落とす方法について、詳しくご紹介します。
エナメル財布のしつこい汚れには、除光液が有効。
ただ除光液は、エナメルの種類によってはダメージを与えてしまうこともあります。
ですから、まずは財布の目立たない場所に綿棒で除光液を付けて様子を見ましょう。
それで問題が無いようであれば、汚れを落とすのに除光液を使うという流れをお勧めします。
- 除光液を綿棒に付ける
- 財布の目立たない場所に塗り確認
○エナメルの光沢が無くならないかなど - 除光液を財布の汚れに塗る
- 汚れが浮き出たら優しく拭く
- 最後に乾いた布で仕上げ拭きを行う
除光液は刺激が強いから、つけすぎるとエナメル財布が、取り返しのつかないことになります。
ですから、除光液を使った汚れ落としは慎重に行いましょう。
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エナメルの汚れ:ボールペン
エナメルの落としづらい汚れに、インクがあります。
このインク汚れを取り除く場合は、ヘアスプレーを使うと良いとされていますよ。
ただ、効果がなかったり、エナメルを傷めたりする可能性があるので注意をしましょう。
このヘアスプレーを使った方法も、最初は財布の目立たない部分に使う事から始めると良いですよ。
ヘアスプレーも含めて、ボールペンのインクを落とすためのアプローチを3つご紹介します。
いずれの方法も、使用前に目立たない部分でテストし、エナメルがシミにならないように注意してください。
1. インク除去専用クリーナーの使用
インク除去専用クリーナーは、インクを分解し取り除くための特別な溶剤を含んでいます。
- エナメル素材に安全な製品を選び、綿棒に浸して汚れに優しくタップします。
- 汚れが浮いたら、清潔な布で拭き取ります。
2. アセトンベースの除光液の使用
アセトンを含む除光液は、インクを溶解する強力な能力があります。
- 綿棒に除光液を染み込ませ、汚れを軽く叩くようにして拭き取ります。
- 汚れが取れたら、乾いた布で仕上げ拭きをします。
3. ヘアスプレーの使用
エタノールを含むヘアスプレーは、インクを薄める効果が期待できます。
- 汚れた部分にスプレーする
- 数分間放置した後、布で拭き取る
また、以下のような動画もありました。
エナメル財布のインク汚れに関しては、以下のインク汚れのみを取り扱った記事もお役に立つと思います。
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エナメルの汚れ:レシートなどの印刷が移ったら?
エナメル財布はその鮮やかなデザインで多くの人々を魅了しますが、レシートの印字が移りやすいという欠点があります。
印字が移った場合、放置すると永久的なシミになる恐れがあるため、迅速な対応が求められます。
印字が移った直後の対処法
- 柔らかい消しゴムを使用して、軽く擦ります。
- 早期に対応すれば、消しゴムだけで印字を除去できることがあります。
時間が経過した後の対処法
- 台所用の中性洗剤を水で薄め、布に染み込ませて優しく拭き取ります。
- 中性洗剤を薄めた溶液をコットンに含ませ、印字部分を拭きます。
- エナメル素材に水分を与えすぎないように注意し、布はよく絞って使用します。
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エナメル財布の素材の特徴
エナメル財布に使われている素材は当然だけどエナメル。
このエナメルは、革や布などの素材に樹脂をコーティングして作られます。
このため、多少の水なら弾けます。
ですが水に濡らして放置すると痕が残ったりするから、水に濡らしたらメンテナンスが必要となるので注意が必要です。
また直射日光に当てると、日焼けが起こりやすいという点にも気をつけましょう。
さらに色写りもしやすいと言う特徴もあります。
このようにトラブルに見舞われやすい素材が、エナメルという素材なので、慎重に扱わないといけない素材であるといえます。
エナメル製財布はその洗練された外観で注目を集めますが、その美しさを維持するためには注意深いお手入れが必要です。エナメル素材の特性と、それに適したケア方法について解説します。
エナメル素材の特性
- 耐水性:
- 表面の樹脂コーティングにより、水滴をはじく耐水性を持ちます。
- 光沢感:
- 樹脂の層が反射する光により、エナメルはその輝きを放ちます。
- 汚れ防止:
- 滑らかな表面は汚れを寄せ付けにくく、清掃が容易です。
- 傷の発生:
- コーティングは外部の衝撃に弱く、傷がつきやすいです。
- 色移りの可能性:
- 他の物質との接触による色移りに注意が必要です。
- 経年変化:
- 長期間の使用と環境要因により、劣化が進むことがあります。
エナメル製財布のケア方法
- 水濡れ対策:
- 水滴に気づいたら、直ちに乾いた布で拭き取ります。
- 汚れの取り扱い:
- 日常的な汚れは、中性洗剤を希釈した溶液で優しく拭き取ります。
- 頑固な汚れには、専用クリーナーの使用を検討してください。
- 直射日光の避け方:
- 色あせや素材の劣化を防ぐため、直射日光を避けて保管します。
- 高温多湿からの保護:
- 通気性の良い場所での保管が、劣化を遅らせます。
その他の注意点
- 定期的なメンテナンスとして、エナメル専用のクリームでのケアが推奨されます。
- 摩擦によるダメージを避けるため、他のアイテムとの接触に注意してください。
エナメル財布の保管について
エナメル財布の素材は、ダメージを受けやすい素材です。
ですから汚れだけでなく、傷まないように保管にも注意をする必要があります。
例えばエナメル財布は乾燥してヒビ割れをしやすいという特徴を持っています。
ですから使用頻度や保管状況にもよるけど、定期的に(目安は月1回程度)お手入れをすることをおすすめします。
他にもエナメル財布の素材は、日本の高温多湿な気候と相性がすごく悪いという特徴もあります。
このため保管をする時には、通気性の良い不織布(ふしょくふ)の袋に、除湿剤などと一緒に入れることがオススメされています。
保管したら、ときおり袋から出すなどして、エナメル財布の状態を確認するのも大切になりますよ。
またエナメル財布を保管する際には、色写りしないように革や印刷した紙に密着させないように、注意することも大切になるので、この点にも注意をしましょう。
保管時の重要ポイント
-
乾燥対策:
- 乾燥はエナメルのひび割れの原因になり得ます。
- 使用後は乾いた布で拭き、通気性の良い場所で陰干しすることが推奨されます。
- 月に一度はエナメル専用クリームでの保湿が効果的です。
-
高温多湿の管理:
- 高温多湿はエナメルの劣化を加速させます。
- 直射日光や湿気の多い場所を避け、涼しい通気性のある場所で保管しましょう。
-
通気性の確保:
- 通気性の悪い環境ではカビが生じるリスクがあります。
- 不織布の袋など、通気性の良い容器での保管が望ましいです。
-
除湿の利用:
- 湿度が高い時期は、除湿剤を併用してカビの発生を防ぎます。
-
色移り防止:
- エナメルは他の素材からの色移りを受けやすいです。
- 革製品や印刷物から離して、別々に保管することが重要です。
終わりに
今回は、エナメル財布の汚れの落とし方について、リサーチをしてみました。
エナメル財布は、繊細な素材を使っているから、汚れを落とすときには優しさが必要となります。
エナメル財布の汚れを落とす時には、素材を傷めないように注意をしましょう☆-( ^-゚)v