カブトムシの寿命は12ヶ月~15ヶ月。
でもエサ等に気を付ければ、長く生きられる可能性もあります。
今回まとめたのはカブトムシの寿命を伸ばすコツについて。
カブトムシに興味がある人はチェックしたい情報ですよ☆-( ^-゚)v
カブトムシを長生きさせるには?
カブトムシは、育てる環境に気を付けることによって寿命を延ばすことが可能。
以下の点に気を付けることで、カブトムシの寿命を伸ばせます。
- 餌に気を付ける
○1番良いのはバナナ
植物性たんぱく質などが多いから
○2番目は昆虫ゼリー
保管が可能
○NGな餌
スイカやメロンといった水分の多い餌
尿の量が増えて飼育ケース内が不衛生になるから - 飼育ケースに気を付ける
○1匹や2匹ならケースのサイズはM以上が良い - 飼育ケースの中に気を付ける
○飼育ケースの中には、4~5分目まで敷き詰める
ホダオガやハスクチップなどを
カブトムシが潜れるようにするため - 飼育ケースの環境を管理する
○温度は20℃~28℃
○通気性をよくする
○穴を多くする
○ケースとフタの間に新聞紙を挟むなどする
余分な水分を吸収させるため
○乾燥させ過ぎないように注意する
カブトムシの寿命について
日本に住む多くのカブトムシの一生は以下のようになります。
- 卵:3週間で孵化
○後は以下の段階を経て脱皮を繰り返す - 齢幼虫期:10ヶ月
○3段階ある
○初齢幼虫
○齢幼虫
○終齢幼虫 - 蛹(さなぎ):1ヶ月
- 羽化後1週間~10日間
○身体を硬化させるため地中でジッとしている - 成虫:1ヶ月~2ヶ月
ステージ | 平均寿命 | 寿命を延ばすポイント |
---|---|---|
卵 | 約3週間 | 温度管理、湿度管理 |
幼虫 | 約10ヶ月 | 餌の種類、餌の量、飼育環境 |
蛹 | 約1ヶ月 | 温度管理、湿度管理、静かな環境 |
成虫 | 約1ヶ月~2ヶ月 | 餌の種類、餌の量、飼育環境、ストレス |
寿命の長いカブトムシは?
寿命の長い事で有名なカブトムシはヘラクレスオオカブト。
卵の段階から数えると2年半~3年以上を生きると言われています。
ちなみに成虫になってからの計算になると1年半~2年生きることになります。
- 幼虫期:1年ほど
- 蛹:2ヶ月間ほど
- 羽化:3ヶ月間~6ヶ月間
- 成虫:1年~1年半
他の昆虫との寿命比較
カブトムシの平均寿命は約1~2ヶ月ですが、他の昆虫と比較すると、必ずしも短いわけではありません。
昆虫 | 平均寿命 |
---|---|
カブトムシ | 約1~2ヶ月 |
ミヤマクワガタ | 約1年 |
ノコギリクワガタ | 約6ヶ月~1年 |
ヘラクレスオオカブト | 約1年半~2年 |
アブラゼミ | 約1ヶ月 |
ニホンミツバチ | 約3~4年 |
カブトムシの特徴
- クワガタムシよりも短命な傾向がある。
- ヘラクレスオオカブトなど、一部の種類は非常に長生きする。
- 飼育環境によって寿命が大きく左右される。
カブトムシの寿命に影響を与える具体的な要素
カブトムシの寿命は、飼育環境によって大きく左右されます。
ここでは、餌、飼育ケース、飼育環境という3つの要素について、より詳しく解説します。
1. 餌
カブトムシの餌は、成虫と幼虫で大きく異なります。
成虫
- バナナ: カブトムシの定番エサ。糖分とカリウムが豊富で、エネルギー補給に最適。与えすぎは下痢の原因になるので注意。
- 昆虫ゼリー: 手軽に与えられるエサ。栄養バランスが整っているので、バナナと併用して与えると良い。
- 動物性たんぱく質: 昆虫、ミミズ、茹でた鶏肉など。筋肉の成長に必要。与えすぎは消化不良の原因になるので注意。
- 水分: 水分補給は霧吹きなどで。水入れを設置すると溺れることがあるので注意。
与え方
- エサは、夕方から夜にかけて与える。
- 食べ残したエサは、翌朝までに取り除く。
- エサの種類を変えたり、複数のエサを組み合わせたりすることで、栄養バランスを整える。
与えるタイミング
- 羽化後1週間~10日間は、羽化後の硬化に必要な栄養素を多く含むエサを与える。
- その後は、バナナや昆虫ゼリーなど、バランス良く与える。
- 交配後は、メスの産卵に必要な栄養素を多く含むエサを与える。
幼虫
- 腐葉土: カブトムシの幼虫にとって主食。栄養価が高く、成長に必須。
- 菌糸ビン: 腐葉土よりも栄養価が高く、幼虫の成長を促進する。
- 米ぬか: 腐葉土や菌糸ビンに混ぜて与えると、栄養価をさらに高めることができる。
その他
- カブトムシは夜行性なので、夜にエサを与える。
- エサは、カブトムシの体格に合った量を与える。
- エサを清潔な状態で与える。
2. 飼育ケース
カブトムシの飼育ケースは、成虫と幼虫でそれぞれ適切なサイズがあります。
成虫
- オス: 10~15リットル
- メス: 5~10リットル
幼虫
- 1齢幼虫: 2~3リットル
- 2齢幼虫: 5~8リットル
- 3齢幼虫: 10~15リットル
素材
- プラスチック製
- 木製
- ガラス製
掃除方法
- 週に1~2回、飼育ケースの掃除をする。
- 飼育ケースの底に溜まった糞や腐葉土を取り除く。
- 飼育ケースの側面や天井に付着した汚れは、水拭きで拭き取る。
3. 飼育環境
温度
- 成虫: 20℃~28℃
- 幼虫: 22℃~25℃
湿度
- 成虫: 60%~70%
- 幼虫: 70%~80%
通気性
- 飼育ケースに十分な通気孔を設ける。
- 飼育ケースの蓋を完全に閉めない。
その他
- 直射日光を避ける。
- 強い振動や衝撃を与えない。
- 静かな環境で飼育する。
カブトムシの寿命を延ばすための豆知識
カブトムシの寿命を延ばすための秘訣や知識をいくつか紹介します。
これらの情報は、カブトムシの飼育をより楽しく、そして成功させるためのヒントとなるでしょう。
成虫になったカブトムシに与えると良いエサ
成虫になったカブトムシには、バナナや昆虫ゼリーが最適なエサとされています。
これらのエサは、カブトムシに必要な栄養素を豊富に含んでいます。
特にバナナは、カブトムシが大好きなエサで、糖分とカリウムが豊富でエネルギー補給に最適です。
ただし、与えすぎは下痢の原因になるので注意が必要です。
寿命を縮めるNG行動
カブトムシの寿命を縮めてしまうNG行動としては、直射日光や振動、騒音を避けることが重要です。
これらの環境はカブトムシにとってストレスとなり、寿命を縮める可能性があります。
また、飼育ケースの掃除を怠ると、カブトムシの健康を害する可能性があります。
飼育ケースの掃除の頻度
飼育ケースの掃除は、カブトムシの健康を保つために非常に重要です。
飼育ケースの底に溜まった糞や腐葉土を週に1~2回取り除くことをおすすめします。
また、飼育ケースの側面や天井に付着した汚れは、水拭きで拭き取ると良いでしょう。
カブトムシの寿命に関するよくある質問
Q1:カブトムシのオスとメスの寿命はどちらが長いですか?
A1: 一般的に、カブトムシのオスはメスよりも短命です。
オスは闘争や交配に多くのエネルギーを費やすため、メスよりも早く寿命を迎えると言われています。
オスの平均寿命は約1ヶ月~1.5ヶ月なのに対し、メスの平均寿命は約1.5ヶ月~2ヶ月です。
Q2:野生と飼育下ではどちらが長生きしますか?
A2: 飼育下の方が、野生よりも長生きする傾向があります。
飼育下では、餌や温度、湿度などを適切に管理することができるため、カブトムシが病気や怪我をするリスクを減らすことができます。
また、野生では predators に襲われたり、食物不足に悩まされたりする可能性がありますが、飼育下ではそのような心配がありません。
Q3:冬眠は寿命に影響を与えますか?
A3: 冬眠は、カブトムシの寿命を延ばす効果があると言われています。
冬眠中は、活動が低下し、エネルギー消費量が減るため、体力を温存することができます。
また、冬眠することで、寿命を縮める原因となるストレスを軽減することができます。
Q4:カブトムシの寿命を延ばすにはどうすればいいですか?
A4: カブトムシの寿命を延ばすためには、以下の点に注意することが大切です。
- 適切な餌を与える:カブトムシは雑食性なので、バナナ、昆虫ゼリー、動物性たんぱく質など、バランス良く餌を与えることが大切です。
- 適切な飼育環境を整える:カブトムシは、20℃~28℃の温度と、60%~80%の湿度を好む。
飼育ケースは、カブトムシの体格に合ったサイズを選び、定期的に掃除をする。
- ストレスを与えない:カブトムシは、静かな環境を好む。
飼育ケースを直射日光や振動、騒音から守る。
Q5:カブトムシの寿命はどのくらいですか?
A5: カブトムシの平均寿命は約1~2ヶ月ですが、飼育環境や個体差によって大きく左右されます。
適切な飼育環境を整えることで、カブトムシを長生きさせることができます。
終わりに
今回は、カブトムシの寿命についてまとめました。
卵の段階から数えて、12ヶ月間~15ヶ月間が日本のカブトムシの寿命。
育成環境が寿命に大きな影響を与えるからどのように育てるか慎重に考えましょう☆-( ^-゚)v
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カブトムシの寿命には、環境が大きな影響を与えます。
ですから餌やケースには気を付けましょう。
→【カブトムシの成虫】餌の完全ガイド:種類・与え方・保存方法を教えます