ドライアイスに指なんかが触れることで火傷っぽい状態になる。
これはドライアイスを処分する時などによく起こる事故。
今回はドライアイスによって起こるやけどのような症状についてお伝えする。
イザというときのために覚えておきたいドライアイスの情報さ☆-( ^-゚)v
ドライアイスのやけどは赤いけど……
ドライアイスに触れると、熱い!と、感じる。
でもコレは錯覚。
実は皮膚の表面の細胞がドライアイスの冷たさによって損傷し、その痛みの刺激を熱さだと脳が錯覚している状態。
だから火傷ではなくて凍傷が、このときに起きている。
ドライアイスに触れてなるのは凍傷
ドライアイスに触れると、水ぶくれが出来たりして火傷っぽい状態になる。
でも実は凍傷。
だから、治療方法は火傷とは全く違うから注意をしよう。
凍傷、低温やけど、しもやけの違い
凍傷は、低温やけど、しもやけと、勘違いしやすい。
ここではどのような違いがあるのか少し確認してみよう。
- 凍傷
○寒さにより血流が悪くなる
→血液の血液が増す、血液が固まる、血管が縮むなど
○血が通わなくなった部位は色々な症状が出る
→水膨れや痒みなど
○重度になると自力では治せない
○見た目では進行の度合いが判別しづらい
→放置すると細胞が壊死する - 低温やけど
○本来は火傷しない程度の温度で火傷する
→ストーブなどに長時間あたるなどして - しもやけ
○5度より気温が低い地域であればなる可能性がある
○静脈の収縮がスムーズに行われなくなる
→血液の液体成分が血管外に逃げてしまう
→むくみや痒みなどが生じる
ドライアイスのやけどへの処置方法は?
ドライアイスに触れてやけどのような症状が出ることはわりと起こりやすい。
もしもそんな事態になったら、どのように処置すれば良いのかをお伝えする。
ドライアイスのやけどっぽい症状の処置方法
まず注意をして頂きたいのは、ドライアイスで起こるやけどっぽい症状は凍傷であること。
ドライアイスは-78度と、とても温度が低い。
このドライアイスに触れると、触れた部分の皮膚や下の細胞組織が一気に凍結してしまい凍傷となる。
だからやけどをした時の応急措置だと、悪い結果になるから注意をしよう。
- ぬるま湯で患部を徐々に温めるのが基本
→水面気などにぬるま湯(40度~42度)をはる - ドライアイスと皮膚がくっついているとき
○無理に離そうとすると皮膚が破れる
→ぬるま湯(40度~42度)で徐々に温めてとる - 子供がドライアイスでやけどっぽい症状になった場合
○皮膚が薄いので早めに応急措置をする
○ぬるま湯で患部を徐々に温める - しばらく経って痛みや水ぶくれがあるのなら
○医師に診察してもらう - ドライアイスの凍傷で行く病院は?
○皮膚科か整形外科が良い
ドライアイスのやけどっぽい症状で行く病院
ドライアイスで火傷火傷っぽい症状が残った場合病院に行った方が良い。
応急措置をしても痛みや水ぶくれが残ったのなら早めに行くようにしよう。
凍傷により皮膚の下の細胞組織が損傷し、雑菌が入ったりすると化膿してしまう。
だから患部を清潔にしたら急いで病院に行きたい。
何科に行けばいいのか?
行く病院の科は、皮膚科か整形外科が良い。
もし症状が酷いのなら、専門性の高い形成外科が良い。
ドライアイスのやけど跡について
ドライアイスでやけどっぽい症状が出た時の残る痕。
これは軽い物なら時間と共に消える。
でも稀にではあるけど痕が残る場合がある。
この痕は、どのように消せば良いのだろう?
- 保湿をしっかりと行う
- ビタミンC配合の美容液を患部に塗るなどをする
- 紫外線に痕を当てない
- 手術をする
○症状が軽いのなら
凹凸のある皮膚表面を削る
○範囲が狭いのなら
患部の皮膚を切除して縫う
○広範囲なら
皮膚の移植
術後は縫合跡が残る
→多くの場合は半年で消える
○美容皮膚科では
レーザー治療を受ける場合も
終わりに
今回はドライアイスのやけどについてリサーチをしてみた。
その結果ドライアイスによって出来る、あの症状はやけどではなく凍傷であるとわかった。
だから行うのはやけどの応急措置ではなく、凍傷の応急措置。
なお、ドライアイスに数秒触れただけの凍傷への処置方法は、ぬるま湯で徐々に温めるのが基本だよ☆-( ^-゚)v
ドライアイス関連の記事
ドライアイスが残った場合は捨てる必要がある。
外気に触れさせる形で放置させて置けば勝手に消えるけど、このとき注意したいことが一点。
子どもや動物が触れないように注意しないと、予想もしない事故が生じてしまう。
だからドライアイスを廃棄する時には、置いておく場所に注意を使用。
→ドライアイスの捨て方 意外と多い爆発事故に泣かないために!