文化祭でお化け屋敷をするのなら誰もが夢に思うハズ。
お客さんが暗い場所をドキドキしならがら歩いて──
あああぁぁぁぁぁぁ!
──と、仕掛けとお化けで驚かせる怖~いお化け屋敷を作りたいと。
今回のリサーチでは、そんなお化け屋敷の作り方をまとめたよ。
怖いお化け屋敷を作って文化祭を恐怖のどん底に叩き落とそう∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
文化祭のお化け屋敷のアイデアについて
お化け屋敷というのは、非日常を楽しむ空間。
起きないハズの事が起きるから楽しいのが、お化け屋敷のようなエンターテイメント。
このお化け屋敷を怖いと感じる理由だけど、死の先に在る世界を連想するから。
「生きた人間がいちゃいけない死者の世界に、自分たちが入り込んでしまった。どうしよう……」こんな不安感があるから怖い。
ただ、文化祭では設備の問題があるから、プロレベルのお化け屋敷を作るのは難しいのが現実。
だからプロのような凝った仕掛けを使わない範囲で、驚かすお化け屋敷を目指すのが文化祭でのお化け屋敷の方針となる。
お化け屋敷作成の注意点
文化祭のお化け屋敷は、最近では企画書を求められるなど安全性に考慮する学校が増えている。
だから学校側から、許可が下りた後であっても、やり過ぎると中止になる事も。
この事を考えると、作成段階で安全面に注意すると共に運営時も注意が必要だと分かるよね。
お化け屋敷の注意事項については、コチラの記事を参考にしてね。
それとお化け屋敷運営時には、必ず運営リーダーを置くようにしよう。
火災などが起こった時、安全にお客さんを誘導するのはもちろんだけど、暴走した仲間を止めるのにもリーダーの力は必要だよ。
文化祭のお化け屋敷で驚かす基本
文化祭のお化け屋敷は、どのような作り方をすればお客さんを驚かせるのか!
まず、基本となるのは──。
- 暗い部屋を作る
- 驚かすお化けを用意する
- 驚かす仕掛けを用意する
- 怖い雰囲気を作る
○怖い置物を用意するなど - コースを長くする
○通路の曲がり角を増やすなど
不安が怖さをアップさせる
お化け屋敷作りでは、驚かす部分に焦点が向きがち。
でも置き物なんかで良い感じの雰囲気を作ると、いざ驚かしたときの恐怖の質が上がる。
だからお化け屋敷を作る時には、驚かし方を考えたら、次はその驚かし方を演出する方法を考えるようにしよう。
順番にするとこんな感じ↓
- 驚かし方を思いつく
- 驚かし方につながら不安のさせ方を考える
この順番で、考えると良い方法を思いつきやすいよ。
お化け屋敷作りの基本は暗い部屋作りから
お化け屋敷といえば暗い部屋。
だから文化祭でお化け屋敷を作るのであれば、暗い部屋の作成は欠かせない。
ではどのようにすれば暗い部屋をるくれるのかというと、アルミホイルを使う!
- アルミホイルを切る
○窓枠よりも少し大きめに - 窓をしっかりと拭く
○ホコリなどをとるため - 窓を湿らす
○霧吹きを使う - 先程切ったアルミホイルを貼りつける
- アルミホイルと窓を密着させる
○布などでアルミホイルを窓に密着させる
○窓とアルミの隙間から空気を抜く - アルミホイルを固定
○枠からはみ出たアルミホイル部分を固定
→セロハンテープなどで固定 - 乾いたら完成
次に文化祭のお化け屋敷の壁を、どのように作るかについて。
- 1段目は机で2段目以降は段ボール箱にする
○机を2段重ねるよりも段ボールの方が安全
○机よりも壊れやすいので注意が必要
→開催中に壊れた場合を考えておく
→予備を用意ておきたい - 2段目として机の上に大きめの段ボール箱を置く
○机を2段にするよりも遥かに安全
○段ボールなら3段目まで目指せる - 机と段ボールをしっかりと固定する
○ガムテープだと片付けのときに剥がすのが大変
→ロープなどがオススメ - 段ボール箱を置いた後、黒い布を被せる
○部屋を暗くするため
→布がない場合は絵の具などで塗るのも手
→大量に使うから値段に注意
→絵の具よりもペンキの方が安いかも
→布の代わりに黒いビニール袋を使うのも良い
もしくは机の代わりに柱を使う方法もあるよ。
文化祭のお化け屋敷作りのアイデア
ここから本題である、文化祭のお化け屋敷作りのアイデアについて入っていくよ。
仕掛けやお化けや色々とあるけど、それぞれを整理しながらお伝えしていく。
怖いお化け屋敷を作るのなら、先に述べた暗いコース作りを含めた以下の点に工夫をするのが基本となる。
お化け屋敷の事前の演出
お化け屋敷は、事前の演出を行う事でお客さんの不安感を煽れる。
少し手間が掛るから省いてもいい部分だけど考慮してみよう。
- お化け屋敷関連のDVDを見せる
○DVDで文化祭のお化け屋敷の説明をする
○係を決めて口頭で説明しても良い - 懐中電灯を渡す
○薄暗い方が雰囲気が出る
→懐中電灯に半透明のシートを巻くのも良い
○電池で着けるランタンなどでも良い
○ロウソクなど火を使う物は危険だから禁止
お化け屋敷のコースについて
お化け屋敷に置く置き物なんかは後でお伝えするよ。
まずは文化祭でお客さんに恐怖心を与える、コース作りについてのアイデアをまとめる。
- コースは右周り
○人間は右曲がりが苦手
→歩くのがゆっくりになる
→不安感を煽れる - 暗さを調整する
○真っ暗だと逆に怖さが薄れる可能性がある
→窓に使ったアルミに少し穴を空ける
※穴あけは、少し難しい計算が必要
○懐中電灯が必要な暗さは維持する - 段ボール製のトンネル
○くぐらないと先に進めない
○くぐっている最中に音を立てる
○出てきた所で驚かせる - 柔らかい床
○段ボールを敷き一部分だけ工夫をする
→段ボールの下にボロ布を巻いた物を置く
→音の出る卵パックを下に置く
○定期的に交換しないとならない
→少し手間がかかる - エアコンなどがあるのなら
○少し肌寒い位に設定したい - 通路を狭くする
○例
通路その物を狭く設定する
左右に人形を置く
○注意:つまづかないように注意しよう - 視界を阻害する
○カーテンを垂らす
○布なんかを垂らす - 入口から中が見えないようにする
○遮光カーテンを使うなどする - 出口は飛び出しても安全に
○驚いたお客さんが飛び出る事がある
○出入り口付近の人の往来にも注意する - 明かりを消す
○お客さんが来たら光源を消す
○光源の例
飾った提灯(ちょうちん)
教室の明かり
窓から入っていた僅かな光
○一瞬だけ消して数秒で戻すと安全 - 映像が流れている
○怖い映像を流すのは効果的
→幽霊がジッと見ているとか
→薄暗い場所なのでかなり目立つ
○機械を壊さないように工夫が必要
→驚いたお客さんが壊すことがある
○プロジェクターを休ませる必要がある
→休ませる時間の確保が必要
次にお化け屋敷内でお客さんが怖いとか不安だとか感じる置き物のアイデアについて。
- 壁の模様
○血を連想する赤い文字
○事件の記事を書いた新聞をベタベタ
○赤い手形をベタベタ
○紙に怖い文字を書いて貼る
○お札っぽい物
○人の顔のようなシミ - 人形
○マネキン人形を置く
美容院でもらえる事が多い
→髪を切るトレーニングで使うから
○血のりを付ける
○マネキンを並べて寝かせ布を被せる
○通常の人形を置く
○人体模型を置く
○マネキンの大量の頭だけを山盛りにする
→近付いたら崩れると驚く
※お客さんの足元に転がると転倒の恐れが
○首のないマネキンが倒れている
→近くにマネキンの頭を置いておく
→マネキンの目がお客さんを見る形で - 鏡
○しっかりと固定しておく - 曲がった場所に
○怖いお面など飾っておく
出っ張り過ぎないように注意する
→暗いからお客さんが気付かずぶつかる為
○コートを着せた人形を置く
→お化け役だと勘違いさせる - 段ボール箱
○潰れている
○赤いインクで血を演出
○ボロボロ
○人形の手が出ている
○倒して中にある大量の人形の手を見せておく
○マネキンの頭が隙間から覗いている - ロッカー
○中にマネキンを入れて半開き
文化祭のお化け屋敷の驚かせるアイデア
上記までが雰囲気作り。
お化けや仕掛けで驚かせるとき、雰囲気次第で驚きの質はアップさせられる。
ここからはお化けや仕掛けなどの、実際の驚かせ型のアイデアをお伝えするよ。
お化け屋敷のお化け役のアイデア
文化祭のお化け屋敷の作り方の中でも、もっとも力を入れたいのがお化け。
お化け屋敷の主役でもある、このお化けに関するアイデアだよ。
- 曲がり角からいきなり出てくる
- お客さんが通り過ぎてから後ろから脅かす
○方法例
→動かずに待って置き物だと思わせる
→ロッカーなどから突然出てくる
→壁の一部分を通行可能にして隠れる - いかにもお化けが出てきそうな物を置いておく
→でも出てこず、通り過ぎた所で驚かす
○物の例
大きな箱
ロッカー - コースの角を利用
○角を曲がったら立っている
○角を曲がったら後ろから来る - 音響が声を出すのも良い
○衣装や姿勢によっては声を出しにくいから
youtubeを見ると、メイクなんかのアイデアが色々とあるので、それを参考にするのも良いかもしれないよ。
文化祭で、もし教室をお化け屋敷のために使うのなら、お化けの隠れるスペースを考えると、せいぜい2~3人程度しかお化けは用意できない。
だから、広くないスペースでの、お化け屋敷の作り方であれば、仕掛けにも力を入れたい。
では、どんな仕掛けのアイデアがあるのかというと──。
- 置きものに突然光をあてる
○光源の前にセロハンを用意すれば不気味な色に
→火災に注意 - 箱
○大概の仕掛けは紐を引っ張るなどすると可能
○突然振るえる
○上に乗った物が落ちる - ロッカー
○中に人形が入っていて倒れる
○お客さんが通り過ぎたあと
→さらに倒れた人形を動かすなども有効 - 人形に光をあてる
○注意を逸らした所でお化けが後ろから登場 - 誰かがのぞいてる
○壁の隙間からメイクをした誰かが覗く
○仕掛け役でも可能
→お客さんの位置確認も出来る - テレビ
○電波障害の出た時の砂嵐がずっと映っている
○作成した映像を流し続ける
→出入り口で見せたDVDなど - 手が急に出てくる
○仕掛け作りの手順
1:段ボールの壁に穴をあける
2:スズランテープで隠す - 急にフラッシュをたく
○お客さんにはフラッシュを絶対に向けない
→パニックになる可能性がある - 霧吹き
○ヒンヤリとする
→掛け過ぎると苦情が出るから注意 - ドライアイスの煙を使う
○仕掛け作りの手順
1:ドライアイスに水を入れる
2:青色LED照らす - 音を使う
○ホラー映画やホラーゲームの音楽
○悲しげなピアノの音楽
○オルゴールの音楽 - 効果音を使う
○壁を叩く音
○壁をガリガリ削るような音
○笑い声
○悲鳴
○ドアの閉まる音
○お経 - 僅かに聞こえる程度のBGMを流す
○お化け屋敷の複数個所で小さな音を流す
→通りかかった時にだけ聞こえる程度 - 外にお客さんの悲鳴を響かせる
○少し出入り口を開けておくなどすると良い
○外のお客さんに期待させられる
このうち効果音や壁から覗く行為は、お客さんの位置を確認する効果もあるからなかなか役に立つよ。
お化けのメイクと衣装のアイデア
文化祭のお化け屋敷を盛り上げるために、お化け役のメイクと衣装は非常に重要となる。
以下のアイデアを参考にして、簡単に効果的な仮装を実現しよう。
メイクのアイデア
基本メイクの手順:
- ベースメイク: 白いフェイスペイントで顔全体を覆い、死人のような青白さを出します。
- 傷や血糊: 液体ラテックスとティッシュを使って傷跡を作り、その上から赤いペイントや血糊を塗ります。
- 陰影をつける: 黒やグレーのアイシャドウを使って目の周りや頬骨に陰影をつけ、痩せこけた印象にします。
簡単にできるメイク:
- ゾンビメイク: ダークなアイシャドウで目の周りを囲み、口元に赤いペイントで血を描きます。
- 幽霊メイク: 白のフェイスペイントに黒のアイシャドウで目の周りを暗くし、青や紫のシャドウで寒々しい印象を出します。
衣装のアイデア
簡単に作れる衣装:
- シーツゴースト: 白いシーツに穴を開けて目と口の部分を作り、シンプルなゴーストに。
- ボロ布を使ったミイラ: 古い布やシーツを細かく裂き、体に巻き付けてミイラにします。布を茶色や赤で染めるとよりリアルに。
コストを抑える工夫:
- リサイクル素材の活用: 古い服や布を使って衣装を作り、染料やペイントでアレンジします。
- 100円ショップの利用: 100円ショップで手に入るアイテムを組み合わせて、低コストでリアルな衣装を作り上げます。
終わりに
今回のリサーチではお化け屋敷の作り方についてまとめた。
文化祭の出し物の中でも、お化け屋敷は手間がかかる物の1つ。
だからこそお化け屋敷が完成したときの、達成感は思い出に残る格別な物になるんじゃないかな☆-( ^-゚)v