10円玉を酢に浸けるとピカピカになる!
でもなぜ酢に浸けるだけで10円玉はピカピカになるのだろう?
今回のリサーチでは、10円玉が酢でピカピカになる理由と10円玉をピカピカにする身近な道具についてお伝えする。
少し知りたい身近な豆知識さ☆-( ^-゚)v
10円玉の色が変わる理由
10円玉は、時間が経つと黒っぽく変色する。
これは10円玉に使われている銅が、空気中の酸素と結合して酸化したため。
だから黒ずんだ10円玉の色は、酸素と結合した銅である酸化銅の色ということになる。
酸化銅というのは、錆びた銅のことだから、黒ずんだ10円玉は錆びているということでもある。
10円玉は、なぜ酢でピカピカになるのか?
10円玉を酢に浸けると、ピカピカになる。
これは何故なのかというと、10円玉の表面が溶けて下の酸化していない銅が出たから。
酢に浸ける前後の10円玉の重さを計り比べると、少しだけ軽くなっているのが確認できるハズだよ。
酢によって10円玉がピカピカになる理由
酢が10円玉をピカピカにするのは、酢に含まれる酢酸が最大の理由。
10円玉を酢に浸けると、酸化銅が酢酸と反応して水溶性の酢酸銅になる。
そして酢酸銅になった10円玉表面の(元)酸化銅が水の中に溶けだす。
この結果、10円玉は表面の変色した部分が溶けて、ピカピカした酸化していない中の銅が表面に出ることになる。
10円玉をピカピカにする他の方法
10円玉をピカピカにするのは、酢だけじゃない!
酢の原理とは違うけど、以下を使っても、10円玉はピカピカになるよ。
- 醤油
- ソース
- 消しゴム
- オーバードライブ(サプリメント)
- クレンザー
- 炭酸飲料
- コカコーラ
- マヨネーズ
- レモンの絞り汁
- 酸性のトイレ用洗剤
- 除光液
- タバスコ
10円玉を黒くする物もある
これまで、10円玉をピカピカにする方法を、お伝えしてきた。
でも世の中には、10円玉を黒くする(酸化させる)物もある。
例えば酸素系漂白剤。
なぜ酸素系漂白剤で、10円玉が黒くなるのかというと──
酸素系漂白剤は、酸化作用を利用して有機物が原因の汚れを衣類から取り除く。
この酸素系漂白剤に、ピカピカの10円玉を浸けると酸化して黒くなってしまうよ。
10円玉を酢でピカピカにするのは違法?
10円玉を酢に浸けると、表面が溶けてピカピカになる。
でもこれって、10円玉を損傷することになるから、違法ではないか?
このように考える人もいる。
10円玉を酢に浸けることを違法という人が根拠とするのは貨幣損傷等取締法。
貨幣損傷等取締法では、貨幣を損傷させることを禁止している。
違法とは言い切れない?
でも、この貨幣損傷等取締法は、貨幣の信用を守るための法律。
10円玉を酢に浸けることが、貨幣の信用を損なう程の損傷といえるかが問題となってくる。
だから法律的にみると、10円玉を酢でピカピカにするのが法律違反になるのかは微妙なところなんだ。
さらに10円玉磨きを進化させると
10円玉を鏡面仕上げするという動画があった。
これだけピカピカにしても、お店では10円の価値しかないという現実。
終わりに
今回は10円玉を酢に浸けると、なぜピカピカになるのかをリサーチした。
結論を言えば、酢に浸けると10円玉の、酸化した表面が溶けるから。
10円玉は、靴の中に入れて臭いを消すなど、ピカピカにする以外にも色々な事に使われる。
色々と使われる10円玉は、愛される硬貨と言えるのかもしれないね☆-( ^-゚)v