冷蔵庫から「キュッ」という異音が聞こえると、不安になることはありませんか?
この記事では、その原因を詳しく解説し、問題解決のための情報を提供します。
異音の原因を特定し、自分でできる対策や修理方法、プロに頼むべきかの判断材料、修理費用の目安について詳しく紹介します。
この記事を読むことで、冷蔵庫の問題を早期に解決し、無駄な修理費用を抑える方法を学ぶことができます。
冷蔵庫の「キュッ」という音の原因
- ファンモーターの不具合
冷蔵庫のファンモーターは、冷却機能を維持するために重要な部品です。このファンモーターが故障すると、「キュッ」という音が発生することがあります。ファンモーターが汚れている場合も同様の音がすることがあるため、まずはファンモーターを掃除してみましょう。それでも解決しない場合は、ファンモーター自体の交換が必要かもしれません。 - コンプレッサーの異常
コンプレッサーは冷媒を循環させる重要な部分で、これが異常を起こすと異音が発生します。コンプレッサーが原因の場合、異音とともに冷却性能が低下することが多いです。この場合は専門の修理業者に依頼するのが安全です。コンプレッサーの修理は専門的な知識と工具が必要であり、自己修理は推奨されません。 - 冷却パイプの問題
冷却パイプに問題がある場合も「キュッ」という音が聞こえることがあります。冷却パイプが詰まっていたり、冷媒が不足していると異音が発生します。この問題を解決するためには、冷却パイプの点検と冷媒の補充が必要です。これも専門的な知識が必要なため、修理業者に依頼することをお勧めします。 - 庫内の物が振動している
冷蔵庫の中に置いてある物が振動して「キュッ」という音を出していることがあります。特に軽い物や緩く置かれた物は振動しやすいです。この場合は、物の配置を見直し、しっかりと固定することで解決できます。冷蔵庫の中を整理してみると、意外と簡単に問題が解決することがあります。 - 冷蔵庫の設置場所の問題1
冷蔵庫が不安定な場所に設置されていると、振動が増して異音が発生することがあります。冷蔵庫の脚がしっかりと接地しているか、設置場所が平らであるかを確認し、必要に応じて調整してください。冷蔵庫の下に敷物を敷くことで振動を軽減することも有効です。 - 冷蔵庫の設置場所の問題2
冷蔵庫が直射日光の当たる場所や熱源の近くに設置されている場合、冷却システムに負担がかかり異音が発生しやすくなります。冷蔵庫を適切な場所に移動することで、異音が改善されることがあります。 -
温度設定の確認
冷蔵庫の温度設定が適切でない場合、冷却システムに負担がかかり異音が発生することがあります。適切な温度設定に戻すことで、異音が解消される場合があります。冷蔵庫の取扱説明書を参照して、適切な温度設定を確認してください。 -
冷蔵庫の背面のホコリ
冷蔵庫の背面には冷却システムがあり、ホコリが溜まると冷却効率が低下し異音が発生することがあります。定期的に背面のホコリを掃除することで、冷却効率を維持し異音を防ぐことができます。 -
冷蔵庫の経年劣化
冷蔵庫も長年使用することで経年劣化が進みます。特に古い冷蔵庫は部品が摩耗して音が出やすくなります。経年劣化による「キュッ」という音は修理しても完全に直らないことが多いため、新しい冷蔵庫の購入を検討することも一つの選択肢です。 -
ドアのパッキンの劣化
冷蔵庫のドアのパッキンが劣化すると、冷気が漏れやすくなり、冷却システムが頻繁に作動するため異音が発生することがあります。ドアのパッキンを確認し、劣化している場合は交換することを検討しましょう。
冷蔵庫の「キュッ」という音の修理費用について
冷蔵庫がキュッと音を出し始めた場合、自分で直すかプロにお願いするかのどちらかを選ぶことになります。
ここでは、それぞれの費用についてお伝えさせて頂こうと思います。
自分で修理する場合の費用
冷蔵庫の「キュッ」という音の原因が自分で修理可能な場合、費用を抑えることができます。
以下は自分で修理する場合の目安です。
- ファンモーターの掃除
必要な道具は一般的な掃除用品で済みます。費用はほとんどかかりません。 - ファンモーターの交換
部品代は2,000円から5,000円程度です。交換手順を確認し、自分で行うことが可能です。 - 冷却パイプの点検と補充
冷媒の補充キットは5,000円から10,000円程度で購入できますが、補充には専門知識が必要です。
プロに修理を依頼する場合の費用
プロの修理業者に依頼する場合、以下のような費用がかかります。
- 出張費
3,000円から5,000円程度が一般的です。 - ファンモーターの交換
部品代に加え、作業費用が5,000円から10,000円程度かかります。 - コンプレッサーの修理
部品代が高く、修理費用全体で15,000円から30,000円程度かかることがあります。 - 冷却パイプの点検と補充
冷媒の補充を含めて、10,000円から20,000円程度が目安です。
修理業者の選び方
信頼できる修理業者を選ぶためには、以下のポイントに注意しましょう。
- 口コミや評判を確認する
ネットの口コミサイトやレビューを参考に、評判の良い業者を選びましょう。 - 複数の業者に見積もりを依頼する
1社だけでなく、複数の業者に見積もりを依頼し、比較することが大切です。 - 保証やアフターサービスを確認する
修理後の保証やアフターサービスが充実している業者を選びましょう。
修理を依頼する前に確認すべきこと
- メーカー保証の確認
購入後の保証期間内であれば、メーカー保証を利用できるか確認しましょう。 - 冷蔵庫の寿命を考慮する
修理費用が高額になる場合、新しい冷蔵庫の購入を検討することも一つの方法です。
Q&A
Q1: 冷蔵庫から「キュッ」という音がする原因は何ですか?
A1: 冷蔵庫から「キュッ」という音がする原因には、ファンモーターの不具合、コンプレッサーの異常、冷却パイプの問題、庫内の物が振動している、冷蔵庫の設置場所の問題などがあります。これらの原因を特定し、適切な対策を講じることで異音を解消できます。
Q2: 冷蔵庫の「キュッ」という音を自分で修理できますか?
A2: 一部の問題は自分で修理できます。例えば、ファンモーターの掃除や庫内の物の配置見直しなどです。ただし、コンプレッサーの修理や冷却パイプの点検・補充などは専門的な知識が必要なため、プロに依頼することをお勧めします。
Q3: 冷蔵庫の「キュッ」という音を防ぐためにはどうすれば良いですか?
A3: 音を防ぐためには、以下の対策が有効です。
- 定期的にファンモーターや冷却パイプの掃除を行う
- 冷蔵庫の設置場所を安定した平らな場所にする
- 冷蔵庫の背面のホコリを定期的に掃除する
- ドアのパッキンが劣化していないか確認し、必要に応じて交換する
Q4: 冷蔵庫の修理費用はどれくらいかかりますか?
A4: 修理費用は問題の原因によりますが、ファンモーターの交換は5,000円から10,000円程度、コンプレッサーの修理は15,000円から30,000円程度、冷却パイプの点検と補充は10,000円から20,000円程度が目安です。出張費として3,000円から5,000円程度が別途かかることが一般的です。
Q5: 冷蔵庫の異音が続く場合、どうすれば良いですか?
A5: 異音が続く場合は、冷蔵庫の寿命が来ている可能性があります。自己修理で解決しない場合は、信頼できる修理業者に依頼するか、新しい冷蔵庫の購入を検討することをお勧めします。複数の業者に見積もりを依頼し、比較することで最適な選択ができます。
おわりに
この記事を読んで、冷蔵庫から「キュッ」という音がする原因とその対策について詳しく理解できたのではないでしょうか。
冷蔵庫の異音は、ファンモーターの不具合やコンプレッサーの異常、冷却パイプの問題、庫内の物の振動など、さまざまな原因が考えられます。
この記事のポイントをおさらいしましょう
- 異音の原因を特定する方法と、問題に応じた対策の紹介
- 自分でできる修理と、プロに依頼すべき修理の判断材料
- 修理費用の目安と信頼できる修理業者の選び方
- 冷蔵庫の設置環境や日常のメンテナンスの重要性
これらの情報を活用して、冷蔵庫の異音を解消し、快適な生活環境を維持してください。
冷蔵庫の音に悩まされることなく、安心して使用できるようになれば、日常生活のストレスも軽減されるでしょう。
読者の皆さんがこの記事を参考に、冷蔵庫の異音問題を解決できることを願っています。
ここから旧記事
冷蔵庫からキュッという音がして『エッ、マジで!?』と思いチョット焦ったことがあります。
修理に出すにしても、中に入っている物を出すのが面倒臭いんですが?っていう感じだし……。
でも文明の利器たるネットを知る私!
とりあえずネットを使って検索。
すると答えが……えっ、マジ?
某質問サイトの答えを見て冷蔵庫近くのヤツを、火災警報器を確認してみる。
犯人はコイツだったよ。
火災警報器の中には10年が経つとキュッと人騒がせな音を出すヤツがいるとのことだでした。
私の場合は間抜けな結果だったけど、冷蔵庫の異音というのは他にも色々な原因があるらしいですね。
冷蔵庫から異音がする場合は問い合わせ前に!
修理が必要な場合もあるけど、場合によっては修理を必要としない場合も多いみたいです。
だから冷蔵庫から異音が聞こえ始めたら、まずはコンセントを抜いて数分の時間をおいてみる。
これで音がしなくなったら冷蔵庫の音ということになり、音が続くようであれば冷蔵庫以外の音となるのでこの点を確認してみる。(でもコンプレッサーなど一部のパーツは音が出る)
それでも解決しない場合
コンセントを抜いても解決しない場合は冷蔵庫の取扱説明書の確認。
で、この次に確認するのは各メーカーの修理診断ナビやよくある質問の確認。
それでも解決しない場合は、メーカーのカスタマーセンターや販売店への問い合わせとなります。
カスタマーセンターに連絡する場合に行いたい事
カスタマーセンターに連絡する場合は、冷蔵庫の裏側などに貼られている銘板で正確な冷蔵庫のメーカー型番を調べることが大切。
そして連絡を入れて型番と症状を伝えることで指示を仰ぐことになります。
なお冷蔵庫の異音については、無害なものも多いので取扱説明書を確認してからでないと余計な出費になりかねません。
ですから冷蔵庫からの異音については、まず自分で確認することを徹底しましょう。
冷蔵庫の異音について
冷蔵庫の異音は大きく分けて2種類に分けられます。
まず多くの冷蔵庫に共通する音。これは製氷機能や庫内を冷やすための基本的な機能による音のこと。
次にあるのが冷蔵庫の持つ特別な機能が原因の音。冷蔵庫は特別な機能をウリにしている物も多く、その機能が原因の異音が存在します。
こういった冷蔵庫の異音については、メーカーがyoutubeなどに動画として公開しているので型番やシリーズ名が分かる場合は動画を探してみるのも良いかもしれません。
無害な冷蔵庫の異音とその原因
メーカーの動画などを確認するのが一番ですけど、無害な異音があると知っておけば少しは安心できるはずです。
ですから少しだけ無害な異音の例をお伝えさせていただこうと思います。
キュッキュッキュッ、クックックッ、ピッピッピッ
キュッキュッキュッ、クックックッ、ピッピッピッ=製氷のタンクの水を製氷皿にポンプアップする音かもしれません。
まずはタンクの水を空にした後で製氷機能を止める。
再度水を入れて製氷機能を使って音がしたら製氷皿にポンプアップする音の可能性が高いですよ。
キュルキュル
キュルキュル=液体フロンが膨張弁を通過する時の音かも。
これは定期的に聞こえる可能性のある音なので、異常ではない可能性が高いですよ。
カタカタ、カチカチ
カタカタ、カチカチ=ビン類の共振音かも。
圧縮機の回転にビン類が共振している場合に聞こえる音。
原因となるビンの位置を変えるだけで音が消えたら、ビン類の共振音だと考えられます。
また周囲の物や壁に冷蔵庫が本体や電源コード触れている場合も、同じようにカタカタ、カチカチと音がする場合があります。
キーン
キーン=圧縮機の運転音かも。
冷蔵庫内の温度が上昇した場合に聞こえる可能性の高い音です。
ガラガラ
ガラガラ=自動製氷機の音かも。
自動製氷機から氷が離れる時などに生じることが多い音です。
とりあえず製氷停止設定を使って音がしなくなったら、自動製氷機の音である可能性が高いですよ。
おわりに
今回は冷蔵庫の異音についてお伝えしました。
異音については、故障ではない場合も多いので慌てずに自分でチェックすることをお勧めします。
メーカーや購入店に相談するのはその後。
やっぱり自分で解決できた方が、冷蔵庫を修理に出したり業者さんに来てもらったりする手間が省けるから不便が少なくて済みます。
少し手間をかけてよい場合は、youtubeなどで各種冷蔵庫の異音について音付きで動画が投稿されていることも多いのでコチラを確認しましょう。
ですが、動画を確認するのかは人によるだろうけど、とりあえず取扱説明書を片手に音の原因を究明をすることまでは万人に共通する工程だと思った方が良いと思いますよ。
これだけで解決する方法が判明することが多いですから(;´▽`A“