2023年夏はどんなファッションが流行るのだろう?
今季のトレンドをキーワード別に解説する。
春のおしゃれに取り入れたい最旬をここでキャッチしよう!
今季は、激動の時代を生きる人々に寄り添うデザインが目白押し。
また、パンデミックによるあらゆる規制が緩和されつつあり、人々が再び旅をして、リアルなコミュニケーションを楽しめる機会も戻ってきた。
そんな中で、ファッションはどのように変化していくのだろう?
この記事では、有名サイトが教えている2023年夏の5大ファッショントレンドと、それに合わせたおすすめアイテムとコーディネート例を紹介する。
参考にした情報源は、ELLE [エル デジタル]とHarper’s BAZAAR 。
それでは早速見ていこう。
1. クワイエット・ラグジュアリー
シンプルで洗練されたエレガントな装いがトレンド。
ザ・ロウやボッテガ・ヴェネタ、サヴェットなどのブランドが人気を集めている。
このトレンドは、「プレーン・ラグジュアリー」とも呼ばれ、日々のワードローブにシンプルさが復活し、削ぎ落とされたエレガンスが最高のラグジュアリーであることを証明している。
おすすめアイテムは、ジャケットやバッグ、サンダルなどのベーシックなもの。
色はブラックやベージュなどのヌーディなものが好ましい。
コーディネートは、同系色でまとめるとシックに決まる。
クワイエット・ラグジュアリーに関する豆知識
クワイエット・ラグジュアリーという言葉は、2019年に発表された「LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)グループ ファッション&レザーグッズ事業部門 2019年度報告書」で使われたことで注目された。
この報告書では、「クワイエット・ラグジュアリー」を「高級品市場における新たな傾向」として紹介し、「消費者はより控えめで洗練された製品やブランドを求めている」と述べている。
2. 黒への回帰
頭からつま先までブラックで統一するスタイルがトレンド。
黒はファッションの主役であり、今夏は“ドーパミン・ドレッシング(鮮やかな色のアイテムを着て気分を上げること)”のシーズンを経て、存在感を高めている。
黒は夏を連想させる色ではないが、暑さをシックにしのげるスタイル。
おすすめアイテムは、スリップドレスやカットアウトデザインなどのセクシーなもの。
また、バランスを取るために、小物や靴はメタリックなものやカラフルなものを合わせると良い。
コーディネートは、黒一色でまとめると強い印象になる。
黒への回帰に関する豆知識
黒はファッションにおいて常に重要な役割を果たしてきた。
黒は、権威や悲しみ、反抗やミニマリズムなど、さまざまな意味やメッセージを表現することができる。
黒は、ココ・シャネルが1926年に発表した「リトル・ブラック・ドレス」で一躍有名になった。
このドレスは、「女性のファッションにおけるフォードT型車」と称され、シンプルでエレガントなデザインが世界中の女性に受け入れられた。
3. シアー
透け感のある素材で作られたドレスやトップスがトレンド。
サンローランやミュグレー、シンシア・ローリーなどのブランドが注目されている。
このトレンドは、イブニングウェアの新たな波。
過去数シーズン主流だった、力強いグラマーさは影を潜め、ヌーディな美しさを繊細かつシックに取り入れた、より控えめなアプローチに移行した。
おすすめアイテムは、ボディスーツやシャツ、スカートなどのシアーなもの。
色は白や黒などのモノトーンが無難だが、パステルカラーやフローラル柄なども可愛い。
コーディネートは、透け感を抑えるために、下にキャミソールやインナーを着ると良い。
シアーに関する豆知識
シアーという言葉は、「透明」や「透き通った」という意味の英語。
ファッションでは、「透け感のある素材」や「透け感のあるデザイン」を指す。
シアーは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて流行した「エドワード朝様式」で人気になった。
この様式では、薄手の生地やレースを重ねて着用することで、優雅でロマンティックな雰囲気を演出した。
4. キラキラ
スパンコールやラメ、ビジュー装飾などの光るアイテムがトレンド。
ネンシ・ドジョカやシックスティーン・アーリントン、ラカン・スミスなどのブランドが気鋭。
このトレンドは、慎ましやか&控えめなおしゃれがトレンドだからといって、キラキラ輝くアイテムが蚊帳の外というわけではないことを示している。