バーベキューは、家族や友人と楽しむアウトドアの定番。
そんなバーベキューを成功させるには、食材選びがとても重要になってくる。
どんな食材がバーベキューに向いているのだろう?
また、どんな食材はバーベキューに向かないのだろう?
この記事では、バーベキュー食材選びのポイントや、おすすめ・NGの食材、簡単レシピなどを紹介させて頂く。
バーベキューを計画している方は、ぜひ参考にしてもらいたい。
バーベキュー食材選びのポイント
バーベキューに向いている食材の特徴は、以下のようなものがある。
- 火の通りやすさ
- 調理時間
- 持ち運びやすさ
火の通りやすさ
火の通りやすい食材は、バーベキューに最適。
生肉や魚などは、火の通りにくく、時間がかかりますし、食中毒のリスクもある。
火の通りやすい食材としては、鶏肉や豚肉、ホットドッグ、ソーセージ、ハムなどがおすすめ。
また、野菜や果物も、火の通りやすいものを選ぼう。
トマトやズッキーニ、パイナップルやバナナなどは、短時間で焼けるし、ジューシーで美味しい。
調理時間
調理時間も、バーベキュー食材選びのポイント。
長時間かかる食材は、他の食材が焦げたり、炭が消えたりする可能性がある。
調理時間の短い食材としては、マシュマロやチーズ、チョコレートなどがおすすめ。
これらの食材は、網の上に置くだけで溶けて、甘いデザートになる。
持ち運びやすさ
持ち運びやすい食材は、バーベキューに便利。
重い食材や、冷蔵や冷凍が必要な食材は、持ち運びが大変ですし、保存も気をつけなければならない。
持ち運びやすい食材としては、缶詰やレトルト、乾物などがおすすめ。
これらの食材は、そのまま網に乗せて温めるだけで食べられるし、日持ちもする。
食材選びの失敗例
食材選びの失敗例としては、以下のようなものがある。
- 網から落ちやすい食材
- 火が強すぎると破裂する食材
- 火が弱すぎると固くなる食材
網から落ちやすい食材
網から落ちやすい食材としては、小さく切った野菜や果物、魚の切り身などがある。
これらの食材は、網の隙間から落ちてしまうことが多いので焼くのが少し大変。
網から落ちやすい食材を使う場合は、串に刺して焼くか、アルミホイルに包んで焼くのがおすすめ。
火が強すぎると破裂する食材
火が強すぎると破裂する食材としては、卵やじゃがいもなどがある。
これらの食材は、中の水分が蒸発して圧力が高まり、破裂することが。
火が強すぎると破裂する食材を使う場合は、殻や皮を割って穴を開けるか、切ってから焼くとよい。
火が弱すぎると固くなる食材
火が弱すぎると固くなる食材としては、パンやおにぎりなどがある。
これらの食材は、水分が蒸発して硬くなることがある。
火が弱すぎると固くなる食材を使う場合は、水分を加えるか、バターやチーズなどを塗ってから焼くとよい。
バーベキューに少し向かないけど工夫次第で使える食材
ここではバーベキューに少し向かないけど、ちょっとした工夫でバーベキューに使える食材についてお伝えする。
一部は先の章と重複するけど、以下のような食材は工夫次第ではバーベキューで使える。
- 火の通りにくい食材
- 網から落ちやすい食材
- 調理が難しい食材
火の通りにくい食材
火の通りにくい食材としては、牛肉や魚、豆腐などがある。
これらの食材は、火の通りにくく、時間がかかりますし、食中毒のリスクも。
火の通りにくい食材を使う場合は、事前に下味をつけておくか、薄く切ってから焼くと良い。
また、代わりに鶏肉や豚肉、ホットドッグなどを使うと、火の通りやすく、美味しく焼ける。
網から落ちやすい食材
網から落ちやすい食材としては、小さく切った野菜や果物、魚の切り身などがある。
これらの食材は、網の隙間から落ちてしまうことが多い。
網から落ちやすい食材を使う場合は、串に刺して焼くか、アルミホイルに包んで焼くと良い。
また、代わりにトマトやズッキーニ、パイナップルなどを使うと、網に乗せやすく、ジューシーで美味しく焼ける。
調理が難しい食材
調理が難しい食材としては、カレーやシチュー、パスタなどがある。
これらの食材は、バーベキューの環境では、調理が難しい上に、食器や調味料も多く必要。
調理が難しい食材を使う場合は、事前に家で作っておくか、レトルトや缶詰を使うと良い。
また、代わりにマシュマロやチーズ、チョコレートなどを使うと、簡単にデザートが作れる。
バーベキューに向いている基本的な食材例
ここでは、バーベキューに向いている食材と、やや向いている食材について基本的な物を表にしてみた。
△=やや向いている
〇=向いている
食材 | バーベキューに向いているか | おすすめの調理方法 | 理由 |
---|---|---|---|
きのこ | △ | アルミホイル包み焼き、ホイル焼き | 火が通りにくい、網から落ちやすい |
ごぼう | △ | ささがきにして炒め、アルミホイル包み焼き | 火が通りにくい |
里芋 | △ | 下茹でした後に串焼き | 生だと火が通りにくい |
大根 | △ | 厚めに切って網焼き、おでん | 生だと火が通りにくい |
トマト | △ | 半分に切って網焼き、ホイル焼き | 皮が破れやすい |
海老 | ○ | 殻付きのまま網焼き、殻を剥いて串焼き | 火が通りやすい、香ばしい香りが出る |
アスパラ | ○ | ベーコン巻き、ホイル焼き | 火が通りやすく、彩り鮮やか |
そら豆 | ○ | 鞘ごと網焼き、塩茹で | 香ばしく仕上がる、手軽に食べられる |
ほたるいか | ○ | 丸ごと網焼き | 香ばしく仕上がる |
かぼちゃ | △ | 厚めに切って網焼き、ホイル焼き | 火が通りにくい |
なす | ○ | 輪切りにして網焼き、味噌田楽 | 皮が破れやすい |
ブロッコリー | △ | 下茹でした後に網焼き | 生だと火が通りにくい |
きのこ | △ | アルミホイル包み焼き、ホイル焼き | 火が通りにくい、網から落ちやすい |
れんこん | △ | 厚めに切って網焼き、きんぴら | 生だと火が通りにくい |
白菜 | △ | ざく切りにして炒め、鍋 | 火が通りにくい |
ごぼう | △ | ささがきにして炒め、アルミホイル包み焼き | 火が通りにくい |
里芋 | △ | 下茹でした後に串焼き | 生だと火が通りにくい |
たけのこ | ○ | 穂先を網焼き、根元は煮物 | 柔らかい部分と硬い部分の火の通りに差がある |
フキ | △ | 下茹でした後に網焼き | 生だと苦味が強い |
じゃがいも | ○ | 皮付きのまま網焼き、ホイル焼き | 火が通りやすく、ホクホクとした食感になる |
しらたき | △ | 炒め物、鍋 | 網から落ちやすい |
米 | △ | 焼きおにぎり | 生米だと火が通りにくい |
卵 | △ | スクランブルエッグ、目玉焼き | 網にくっつきやすい |
レンコン | △ | 厚めに切って網焼き、きんぴら | 生だと火が通りにくい |
絹さや | ○ | さっと茹でて網焼き | 彩り鮮やか、手軽に食べられる |
ささみ | ○ | 網焼き、サラダ | 火が通りやすく、ヘルシー |
干し椎茸 | ○ | 水で戻してから網焼き、煮物 | 風味豊かな味わいになる |
ひじき | ○ | 煮物 | 栄養価が高く、日持ちする |
オクラ | ○ | 丸ごと網焼き、和え物 | 粘りが出て美味しく仕上がる |
切り干し大根 | ○ | 煮物、サラダ | 栄養価が高く、日持ちする |
ゴーヤ | ○ | スライスして網焼き、チャンプルー | 苦味がアクセントになる |
かんぴょう | ○ | 煮物 |
バーベキューのレシピ
ここでは、バーベキューのレシピについてお伝えさせて頂く。
鶏肉のバーベキューソース
鶏肉は、バーベキューの定番食材。
鶏肉にバーベキューソースを塗って焼くだけで、ジューシーで香ばしい一品になる。
材料
- 鶏もも肉 4枚
- バーベキューソース 適量
- 塩コショウ 少々
作り方
- 鶏もも肉は、一口大に切る
- 塩コショウで下味をつける
- 網に乗せて両面を焼く
- 焼き色がついたら、バーベキューソースを塗る
- さらに両面を焼く
- 火が通ったら、皿に盛る
トマトとチーズのアヒージョ
トマトとチーズのアヒージョは、バーベキューのおつまみにぴったり。
アルミホイルに包んで焼くだけで、トマトの酸味とチーズのコクが絶妙に合う。
材料
- トマト 4個
- チーズ 100g
- オリーブオイル 大さじ2
- ニンニク 2片
- 塩コショウ 少々
- パセリ 適量
作り方
- トマトは、ヘタを取り、8等分に切りにする
- チーズは、小さく切る
- ニンニクは、みじん切りにする
- アルミホイルにトマトとチーズを散らす
- オリーブオイルとニンニクをかける
- 塩コショウで味を調える
- アルミホイルをしっかりと閉じる
- 網に乗せて10分ほど焼く
- 火が通ったら、パセリを散らして完成
パイナップルとバナナのチョコレートフォンデュ
パイナップルとバナナのチョコレートフォンデュは、バーベキューのデザートにおすすめ。
パイナップルとバナナを焼いて、チョコレートにつけるだけで、甘くておいしいデザートになる。
材料
- パイナップル 1/4個
- バナナ 2本
- チョコレート 100g
- 生クリーム 50ml
作り方
- パイナップルは、皮をむいて、一口大に切る
- バナナは、皮をむいて、斜めに切る
- チョコレートは、細かく刻む
- 生クリームとチョコレートを混ぜて、アルミホイルに包む
- 網に乗せて5分ほど温める
- パイナップルとバナナを網に乗せて両面を焼く
- 焼き色がついたら、皿に盛る
- チョコレートを開けて、パイナップルとバナナにつけて食べる
バーベキューを楽しむための豆知識
バーベキューをもっと楽しむために、以下の豆知識を覚えておこう。
-
食材の下ごしらえ方法
- 食材の下ごしらえは、バーベキューの前日に済ませておくと、当日は楽になる
- 食材は、一口大に切って、下味をつけて、ジップロックに入れておく
- 野菜は、水分を切って、アルミホイルに包んでおく
- 食材は、冷蔵庫で保存して、持ち運びの際は、クーラーボックスに入れておく
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火おこしのコツ
- 火おこしは、バーベキューの難関
- 炭は、火がつきやすいものを選ぶ
- 炭は、ピラミッド状に積む
- 点火剤は、炭の下に敷く
- 点火剤に火をつけて、炭に火が移るまで待つ
- 炭に火が移ったら、扇風機やうちわで空気を送る
- 炭が白くなったら、網をかけて、食材を焼く
-
焼き加減の見分け方
- 食材の焼き加減は、見た目や触り心地で判断する
- 肉は、表面が焦げ目がついて、肉汁が透明になったら、火が通っている
- 魚は、身がほぐれやすくなったら、火が通っている
- 野菜は、表面がしわしわになって、柔らかくなったら、火が通っている
- 果物は、表面がぷっくりと膨らんで、甘い香りがしたら、火が通っている
おわりに
以上が、バーベキュー食材選び方に関する記事。
バーベキューは、食材選びが重要だけど、それ以上に楽しむことを目指そう。
やっぱりバーベキューは、イベント性の高い食事だから、楽しんだ者勝ちという側面が強い。
だからべーべキューは、準備段階をしっかり行ったのなら、焼く際には失敗も楽しむ感じで気楽に行うことをオススメするよ☆-( ^-゚)v