バーベキューを行うと、食材が残ることも多い。
その残った食材をどうするかは、よくある悩みとなる。
今回の記事では、残った食材を持ち帰るための保存方法をお伝えさせて頂く。
食材が傷まないための持ち帰り方
バーベキューでは、多めに食材を用意して持っていく場合が多い。
このためバーベキューを楽しんだ後、しばしば食材が多く余ってしまう食材。
これらを無駄にせず、次に美味しく活用するための保存と持ち帰り方を学ぼう。
クーラーボックスや保冷バッグの活用
食材を冷たく保つためには、クーラーボックスや保冷バッグが非常に効果的。
これらは、外気温の影響を受けにくく、食材を適切な温度で持ち帰るのに役立つ。
特に夏場の暑い時期には、これらの保冷ツールの使用が不可欠。
選び方のコツ
クーラーボックスや保冷バッグを選ぶ際は、食材の量に合わせてサイズを選ぼう。
また、バッグの内側が防水加工されているものを選ぶと、氷が溶けた際の水漏れを防ぐことができる。
クーラーボックスや保冷バッグの選び方
-
食材の量に合わせる
まず、持ち帰る食材の量を考慮して、クーラーボックスや保冷バッグのサイズを選ぶ。食材が少ない場合は小さめのものを、多い場合は大きめのものを選ぶことで、空間を無駄にせず、効率的に冷やすことができる。 -
気温に応じた選択
気温が高い夏場では、より断熱性の高いクーラーボックスを選ぶことが重要となる。逆に、冬場では気温が低いため、そこまで厚みのあるものでなくても十分な場合がある。 -
機能性を考慮する
防水性や耐久性、さらには軽量で持ち運びやすいかどうかも重要なポイント。また、クーラーボックスの場合は、内部に排水口があると、氷が溶けた水を簡単に排出できるため便利。 -
保冷力の持続時間
保冷バッグやクーラーボックスには、保冷力がどれくらい持続するかという情報が記載されていることがある。持ち帰りにかかる時間を考慮して、適切な保冷力を持つ製品を選ぼう。
密閉容器での食材保管
食材を密閉容器に入れることで、空気や他の臭いから食材を守り、鮮度を長持ちさせることができる。
また、液体が漏れ出るのを防ぎ、他の食材と混ざることも防げる。
食材の適切な詰め方
食材を密閉容器に入れる際は、詰めすぎないように注意しよう。
適切なスペースを残すことで、冷気が行き渡り、食材が均等に冷やされる。
これにより、食材が傷むリスクを減らすことができる。
密閉容器使用のコツ
容器に食材を入れる際は、空気が循環するスペースを残すようにしよう。
また、食材同士が直接触れ合わないように、間にキッチンペーパーを挟むと湿気を防ぐことができる。
これらに注意をしたら、密閉容器は食材ごとに分けて使用し、液体が漏れないようにしっかりと蓋を閉めることをお忘れなく。
密閉容器の選び方
- 食材の種類に合わせる
液体やソース類は漏れないようにしっかりと密閉できる容器を、固形物は空気に触れないようにフィットするサイズの容器を選ぼう。 - 容器のサイズ
食材の量に合わせて容器を選び、余裕を持たせすぎず、かつ詰めすぎないサイズを選ぶことが重要。食材が密閉容器の中で動かないようにすることで、傷みを防げる。 - 素材の選択
プラスチック製の容器は軽くて扱いやすいですが、ガラス製のものは臭いが移りにくく、清潔に保ちやすいという利点がある。 - 再利用可能かどうか
環境に配慮し、洗って繰り返し使用できる容器を選ぶことで、コスト削減にもつながる。
新聞紙やキッチンペーパー
バーベキューで余った食材を持ち帰る際には、新聞紙やキッチンペーパーが非常に役立つ。
これらは、食材から出る余分な水分を吸収し、食材が傷むのを防ぐ助けとなる。
以下に、新聞紙やキッチンペーパーを使用する際の詳細な方法をご紹介させて頂く。
新聞紙やキッチンペーパーの活用法
- 水分吸収
新聞紙やキッチンペーパーは、食材から出る水分を効果的に吸収する。特に、野菜や果物などの水分量が多い食材を包む際に有効。 - 湿気対策
密閉容器内での湿気を防ぐために、新聞紙やキッチンペーパーを底に敷くことで、食材が直接容器に触れるのを防げる。 - 臭いの移り防止
新聞紙は臭いの移りを防ぐ効果もあるため、異なる種類の食材を同じクーラーボックス内で運ぶ際に役立つ。
新聞紙やキッチンペーパーの使用のコツ
- 適切な量を使用する
食材に応じて、適切な量の新聞紙やキッチンペーパーを使用しよう。過剰に使用すると、食材が乾燥しすぎる可能性がある。 - 食材を包む
水分を多く含む食材は、新聞紙やキッチンペーパーで包むことで、余分な水分を吸収し、鮮度を保つことができる。 - 交換する
長時間の持ち帰りの際には、湿った新聞紙やキッチンペーパーを定期的に交換することで、常に最適な状態を保てる。
持ち帰りに必要な道具
美味しく食材を持ち帰るためには、以下の道具があった方がいい。
- クーラーボックスや保冷バッグ
- 保冷剤
- 密閉容器
- 新聞紙やキッチンペーパー
食材を冷やす道具について
保冷剤は、クーラーボックスや保冷バッグ内の温度を一定に保つために必要。
食材の量や持ち帰る時間、外の気温に応じて、適量の保冷剤を配置しよう。
保冷剤は食材の上下に敷き詰めることで、より均一に冷やすことができる。
保冷剤の種類と特徴
保冷剤には、様々な形状やサイズ、保冷時間が異なるものがある。
一般的には、ゲル状の保冷剤や硬質のプラスチックケースに入った保冷剤がよく使用されている。
これらは、凍らせて使用するタイプで、繰り返し使用することができるので便利。
- ゲルタイプの保冷剤
柔軟性があり、食材の形状に合わせて曲げることができるため、隙間なく配置することが可能。 - 硬質タイプの保冷剤
堅牢で長持ちするため、長時間の使用に適している。また、溶けた際に水が漏れ出る心配が少ないという特徴もある。
保冷剤の効果的な使い方
- 均等な配置
○基本：保冷剤をクーラーボックスや保冷バッグ内で均等に配置することで、食材全体を効率よく冷やすことができる。保冷剤を食材の上下に敷き詰めることで、冷気が食材の隅々まで行き渡り、一定の温度を保つことが可能になる。保冷剤は食材の間に均等に配置し、特に肉や魚などの傷みやすい食材の近くに多めに置くと良い。
○コツ: 保冷剤を食材の間に挟むようにして配置し、特に中心部分に近い食材が十分に冷えるようにしましょう。 - 食材との接触を避ける
○基本：直接食材に触れると、凍傷を引き起こしたり凍らせる可能性がある。保冷剤と食材との間にはバリアを設けることが重要。タオルやキッチンペーパーを挟むことで、食材が直接冷たさに触れるのを防げる。
○コツ: タオルやキッチンペーパーは吸水性が高いため、保冷剤からの結露も吸収し、食材を乾燥させる効果も期待できる。
保冷剤の代替品としての凍らせたペットボトル
バーベキューでの食材の鮮度を保つために、家庭で簡単に用意できる凍らせたペットボトルは、経済的で実用的な代替保冷剤として活用できる。
以下に、凍らせたペットボトルを保冷剤として使用する際の詳細なアドバイスをご紹介させて頂く。
凍らせたペットボトルの利点
- コスト効率
通常の保冷剤を購入する代わりに、家にあるペットボトルを再利用することで、コストを削減できる。 - 緊急時の対応
急にバーベキューが決まった場合でも、ペットボトルを凍らせることで迅速に保冷剤を準備することが可能。 - 飲料水としての再利用
ペットボトルの氷が溶けた後は、冷たい飲料水として利用できるため、無駄が生じない。
凍らせたペットボトルの使用方法
- ペットボトルの選択
使用するペットボトルは、清潔で、中身が飲料水であることを確認しておく。また、フタがしっかり閉まるものを選ぼう。 - 凍らせる量の調整
ペットボトルを凍らせる際は、水を完全に満たさず、膨張による破裂を防ぐために空間を残しておくことが大切。 - 保冷効果の最大化
クーラーボックスや保冷バッグに入れる際は、ペットボトルを食材の間に均等に配置し、全体が均一に冷えるようにする。
保冷パックの活用
バーベキューでの食材保存において、市販の保冷パックは食材を冷やすための便利で安全な選択肢。
以下に、保冷パックを使用する際の詳細なガイドをご紹介させていただく。
保冷パックの選び方と活用法
保冷パックは、食品保存のために特別に設計されており、食材に直接触れても安全な素材で作られている。
これらは、食材の温度を一定に保つために非常に効果的。
- 食材に直接触れても安全
保冷パックは食品用に作られているため、肉や魚などの生鮮食品に直接触れても問題がない。 - 傷みやすい食材の周りに配置
特に傷みやすい食材の周りに保冷パックを配置することで、食材が腐敗するのを防ぎます。肉や魚、乳製品などの周りに配置すると良い。
保冷パックの効果的な使い方
- 均等に配置する
保冷パックをクーラーボックスや保冷バッグ内に均等に配置し、食材全体が均一に冷えるようにする。 - 食材との接触を避ける
保冷パックが直接食材に触れることに抵抗がある場合は、間にキッチンペーパーや薄い布を挟むことで、直接の接触を防ぐ。
氷の利用
保冷剤が手元にない場合は、氷を利用することもできる。
氷は保冷剤よりも冷たいため、食材を素早く冷やすことが可能。
ただし、氷が溶けると水になるため、食材が濡れないように適切な対策をすることが大切になってくる。
氷使用のコツ
氷を使用する際は、食材が直接水に触れないように、ビニール袋に入れるか、食材と氷が直接触れないように工夫しよう。
また、溶けた水が他の食材に影響を与えないように、下部に排水口があるクーラーボックスを選ぶと良い。
その他の便利な道具
- 温度計：クーラーボックス内の温度を測定し、食材の鮮度を保つのに役立つ。
- アルミホイル：食材を包むことで熱や乾燥を防げる。
- ラップ：食材を包んで空気や臭いを遮断する。
おわりに
バーベキューで余った食材を新鮮なまま持ち帰り、美味しく活用するための方法をご紹介させて頂いた。
これらのポイントを活用して、次回のバーベキューも無駄なく楽しもう。
なお、持ち帰った食材は、丼物、カレー、チャーハンに消費しやすい。
だかた、保存して持ち帰った食材の使い道に困ったら、これらの料理に使えないか考えてみるのも良いかもしれないよ☆-( ^-ﾟ)v