認知症と痴呆には違いがある。
この認知症と痴呆の違いを知ることで、あのアルツハイマーへの理解がさらに深くなる。
今回の記事では認知症,痴呆,アルツハイマーの違いについてお伝えする。
それほど複雑じゃない話だから、軽く勉強してみよう。
認知症,痴呆.アルツハイマーの違い
認知症,痴呆.アルツハイマー。
これらに違いは存在しない。
痴呆という言葉だとイメージが悪かったから、認知症と改められた。
更にアルツハイマーの正式名は、アルツハイマー型認知症で認知症の一種。
だから認知症と痴呆は同じ意味で、認知症の中にアルツハイマーがあるということ。
- 認知症と痴呆は同じ症状を指す
痴呆という言葉が悪い印象だった
→だから認知症に改められた - アルツハイマーは認知症の一つ
アルツハイマー型認知症が正式名称
認知症には沢山の種類がある
アルツハイマーは認知症の一種
物忘れがあるから認知症?
認知症やアルツハイマーの違いは、大体、上の章のとおりだよ。
でも記憶関連で言うと、物忘れと認知症の区別が難しい。
ついでに物忘れと認知症の違いも、少しだけ勉強してみよう。
- 物忘れと認知症は全くの別物
- 年齢次第で物忘れは出てきて当たり前
- 物忘れを気にする人はまず大丈夫
- 人から物忘れを指摘される人が心配
認知症特有の主な症状は?
認知症の特徴は、経験を忘れることが頻発すること。
通常の物忘れは朝食の内容とか、記憶の一部を思い出せない。
忘れるのが経験か記憶かが、認知症と物忘れの大きな違いなんだ。
- 経験したことを丸ごと忘れる
朝食を食べた事自体を忘れる
物忘れの場合は食事の内容を忘れる - 判断力が極端に低下する
コーヒーを甘くしようとして塩を入れるなど - 季節や時間を極端に間違える
夏なのに冬だと勘違いし厚着など - 物忘れに気付かない
周囲の人に指摘されるまで気付かない - 物をなくした時、妄想に近い発想
探さずに盗まれたと思うなど - ありえない言い訳をする
荒唐無稽な言い訳が多くなる
これ等の症状がたまに出るのではなく頻発する場合は、認知症が心配な場合がある。
更にいえば認知症と診断される人は、自分で物忘れを心配する人には少ないよ。
周囲の人に物忘れを心配されて、診断を受けたら認知症だったケースがほとんど。
物忘れが酷いという自覚が薄いのも、認知症の特徴なんだ。
認知症 最近の傾向
高齢化社会なんて呼ばれているけど、認知症は65歳位上の高齢者に多い傾向があるから、高齢者の増加に比例して認知症の方は増えている。
- 2005年:168万人
- 2010年:270万人
認知症予備軍の人も含めると、高齢者の10人中1人は認知症の疑いがあるんだ。
現在の日本は高齢化社会というだけあって、これからも認知症の人は増え続けるって考えられている。
認知症の種類
認知症には多くの種類があるんだけど、最も患者が多いのはアルツハイマー。
- アルツハイマー型認知症:50~60%
- 血管性認知症:20~30%
- レビー小体型認知症:10~20%
- その他:10%程度
アルツハイマーの割合が、突出しているよね、
アルツハイマーが有名になりすぎて、認知症とは違う病気だと思われているのかもね。
だからアルツハイマーと認知症は、違う病気って世間で思われているのかも?
まとめ
物忘れが気になり認知症を疑えたら、大概の人は認知症ということはない。
でも、定期的に病院に行って、認知症も含めて健康管理をするのは大切だよね。
認知症であっても最近は、新しい薬なんかが出て評判がいいらしい。
だから認知症が心配な場合は、早めに調べてみると良いかもね☆-( ^-゚)v