災害時の防災グッズを、自宅に用意している人も増えている。
でも携帯トイレは無いというパターンが多い。
食事など生きるのに必要な物に対し、携帯トイレの優先度は低くなりがち。
だけど食べることと排泄することはセット。
携帯トイレについて考えておかなければ、イザというとき後悔することも多い。
災害時のトイレ事情
災害時には水道が止まったり、排水管が壊れたりすることも多い。
こうなるとトイレが流せなくなる。
たかがトイレと感じるかもしれない。
でもトイレを気持ちよく使えないせいで、体調を崩したりすることもあるので注意が必要。
携帯トイレの備蓄量
携帯トイレは、1人につき1日5回分が必要
そして1週間分が目安となり、また家族の人数分が必要となる。
だから計算式としては──5×7×家族人数となる。
携帯トイレはホームセンターなどで売られているのでチェックをしておこう。
携帯トイレの種類は2種類
市販されている携帯トイレは、以下の2種類のタイプに分けられる。
- 中に吸水シートが入っているタイプ
- 用を足した後、凝固剤を振りかけて排泄物を固めるタイプ
いずれもシートをトイレに被せる形で使う。
災害トイレの種類
携帯トイレは、災害トイレというカテゴリに分けらられる。
この災害トイレは、色々とあり──。
- 携帯トイレ
- 電源が必要な簡易トイレ
- 電源が必要ない簡易トイレ
- マンホールトイレ
- 組み立て型の仮設トイレ
- ボックス型の仮設トイレ(工事現場で見かける)
- トイレトレーラー
- 自己処理型トイレ
こういった感じで色々と存在している。
もちろん他の災害トイレも買えるけど持ち運びが難しい。
だから家庭で用意できるのは、携帯トイレのみと考えていい。
避難生活のトイレについて
避難場所となるのは、体育館や公民館であることが多い。
それらの多くにトイレは存在している。
でも快適とは限らないのが問題。
トイレ使用時のルールが決まっておらず、そのまま使って酷い臭いを発している所も多い。
だから携帯トイレを備えたり、避難時のトイレ使用のルールを知っておくことはとても大切。
終わりに
携帯トイレがないと、せっかくの備蓄が台無しになることも。
災害時にはトイレを流せなくなることも多いので、トイレの臭いがキッチンなどに漂ってくることも多い。
そして電気も通らなくなっていると、換気扇が回せず臭いが部屋に充満してしまう。
でも災害時の水は貴重なので、飲料水を使ってトイレを流すこともためらってしまう。
こういった事が原因で避難生活が、いっそう精神的にキツくなる。
だから携帯トイレはしっかりと用意しておきたい。