彼岸花の、
物騒すぎる別名って知っている?
彼岸花の別名や方言は、
一説によれば1000を超えるとか。
今回は彼岸花の、
花言葉と物騒すぎる別名を調査してみた!
彼岸花が持つ数々の別名と、
ついた理由を知ったら、
彼岸花を触りたくなくなるかも──。
彼岸花とは?
日本だと、
不吉な花として嫌う人もいる彼岸花。
毒を持つことで有名でだけど、
日本で飢餓が流行った時代には、
食料として食べられていたんだ。
田んぼの端に群生しているのは、
飢餓の時に備えた名残だと、
言われている。
イザという時の、
非常食という意味があるのだとか。
- 田んぼの近くに咲く
- 9月中順に開花
- 開花期間は1周間程度
- 強い毒を持つ
- モグラや野ねずみを防ぐと重宝
○土葬の頃は遺体を食べられないように - 昔は墓地にも多く植えられていた
- 彼岸花の里という場所もある
○埼玉県日高市の巾着田(きんちゃくだ) - 彼岸花という名前の意味は2つ
○お彼岸の頃に咲く花
○飢餓の時に食べて飢えを凌いだ悲願の花
彼岸花の毒について
彼岸花には毒があるんだけど、
毒が理由となった別名も多い。
ここでは、
彼岸花の毒についてまとめるよ。
- 彼岸花の毒は子どもを死亡させることもある
- 毒は水に晒すことで抜ける
○飢饉の時は毒を抜いて食べた - 毒の種類はアルカロイド
具体的には、
どのような症状が出る毒なのかというと──。
- 中枢神経の麻痺により死亡
- 吐き気
- 下痢など
彼岸花の毒は、
シロバナマンジュシャゲという、
白い彼岸花にも含まれているよ。
だから、
赤い彼岸花だけでなく、
白い彼岸花にも気を付けよう。
彼岸花の花言葉
これから、本題に入るんだけど、
まずは彼岸花の花言葉について。
物騒な別名や迷信を知っている人は、
花言葉が普通であることに、
驚くんじゃないかな~と、思う。
- 独立
- 情熱
- 再会
- あきらめ
- 悲しい思い出
- 想うはあなた一人
- また会う日を楽しみに
- 転生
転生を除けば、
普通の花言葉だよね。
彼岸花の迷信について
彼岸花には別名と一緒に、
いくつかの迷信もあるんだ。
迷信をいくつか並べると──。
- 彼岸花を家に持ち帰ると火事に
- 彼岸花を摘むと死人が出る
- 彼岸花を摘むと手が腐る
- 彼岸花を摘むと災いが起こる
- 彼岸花の匂いで手が腐る、手が荒れる
- 彼岸花が咲くと台風が上陸しない
- 彼岸花に触ると気持ちが悪くなる、手がしびれる
- お墓に彼岸花を飾ると天国に逝ける
- 彼岸花は人の魂を吸う
- 赤い彼岸花は死んだ人の血を吸っている
- 彼岸花は亡くなった方の家への道標である
彼岸花のイメージから、
思わず納得してしまう物ばかりだね。
これらの迷信の大半は、
見た目、毒、咲く時期が、
根拠だって分かるよね。
彼岸花を持ち帰ると火事に
火事になるというような物は、
彼岸花の見た目から来ている。
見た目が炎を連想させるから、
火事と結びついたんだ。
この見た目なんだけど、
海外だと蜘蛛を連想する方も、
多いって聞くよ。
彼岸花を摘むと死人が出る
土葬の時代には、
遺体をモグラなどに、よく食べられた。
そこでモグラ対策として彼岸花を、
墓の近くに植えて遺体を守った。
こういった理由から、
彼岸花というのは死人(遺体)と、
関係が深い。
土葬した場所で彼岸花を摘むと
土葬した場所の近くで、
彼岸花を採ろうとしたらどうなるかを、
考えてみると──。
当然、
死体を掘り起こしちゃうこともあるよね。
こんな理由もあって、
彼岸花を摘むと死体が出るっていう迷信が、
生まれとも考えられる。
彼岸花を摘むと手が腐る、匂いで腐る、人の魂を吸う
これは毒と関連した迷信。
腐るという言葉を、
どのように解釈するかが重要。
毒で手が危険な事になるとか、
手に毒がついてしまうとか、
解釈の仕方は色々とあるよね。
死者の血を吸っている、亡くなった方の家への道標
死をもたらす迷信は、
毒を持っていることに由来すると、
考えられるよね。
一方で、
既に命を失っている死者関連の迷信は、
咲く時期が根拠となっていると、
推測できるよね。
名前の通りお彼岸に咲くから。
別の方向から考えると
この章では、
迷信についてお伝えした。
彼岸花には、
色々な迷信が存在している。
彼岸花の怖い迷信なんだけど、
毒を持った彼岸花から子供たちを、
遠ざけるために考えられたとも言われている。
事故が発生しやすい場所に、
妖怪の話を与えることで、
子供たちが近付かないようにした。
と、いう話しもあるから、
妖怪と彼岸花の話の根っこには、
同じ考えがあると言えそうだね。
彼岸花の別名
彼岸花の別名には、
沢山の種類がある。
別名の大半が物騒なのは、
見た目、咲く時期、毒のせいなんだろうね。
- 死人花
○読み方:しびとばな - 地獄花
○読み方:じごくばな - 幽霊花
読み方:ゆうれいばな - 毒花
○読み方:どくばな - 痺れ花
○読み方:しびればな - 天蓋花
○読み方:てんがいばな - 狐の松明
○読み方:きつねのたいまつ - 狐花
読み方:きつねばな - 曼珠沙華
○読み方1:まんじゅしゃげ
○読み方2:かんじゅしゃか - 葉見ず花見ず
○読み方:はみずはなみず - 雷花
○読み方:かみなりばな - 石蒜
○読み方:せきさん - 龍爪花
○読み方:りゅうそうか
彼岸花の別名を説明
彼岸花の別名について、
何が理由(ゆえん)かをお伝えするよ。
まずは、
死者関連の別名から。
- 死人花
○読み方:しびとばな - 地獄花
○読み方:じごくばな - 幽霊花
○読み方:ゆうれいばな
彼岸花は、
名前の通り彼岸に咲く花。
このことから、
イメージが死と結びつきやすい。
あと、モグラよけに、
墓の近くに植えられていたことも、
死と結び付けられる理由の一つ。
次は彼岸花が持つ、
毒に由来する別名について。
- 毒花
○読み方:どくばな - 痺れ花
○読み方:しびればな
彼岸花には毒があるって、
少し前の章で書いたよね。
でも飢饉の時には、
彼岸花の豊富なデンプン目当てで、
多くの人が毒を抜いて食べた。
このとき毒抜きが不十分で、
毒に侵された人も多いとされている。
彼岸花の物騒な迷信も、
この辺りの影響も大きいかもしれない。
- 天蓋花
○読み方:てんがいばな
○意味
天蓋は祭壇の上に敷く布を意味する - 狐の松明
○読み方:きつねのたいまつ
○炎をイメージする姿をしているからついた - 狐花
○読み方:きつねばな
○炎をイメージする姿からついた - 曼珠沙華
○読み方1:まんじゅしゃげ
○読み方2:かんじゅしゃか
○意味
天界に咲く花という意味
赤い花や天上の花という意味も
おめでたい事の兆しに赤い花が降るという話が理由
彼岸花に曼珠沙華のような、
縁起のいい別名があることに、
驚いた人も多いんじゃないかな。
- 葉見ず花見ず
○読み方:はみずはなみず
○意味
彼岸花は花が咲く頃に葉がない
葉は花が咲き終わってから出る
彼岸版の不思議な雰囲気は、
花が咲いていても葉がないことにも、
原因がある。
実は彼岸花の葉というのは、
花が咲き終わってから咲く。
だから通常の花が、
葉が生えてから華が咲くことを考えると、
生態が逆だって言えるよね。
まとめ
彼岸花って海外に愛好家も多いんだけど、
花の愛好家って彼岸花以外でも沢山いるよね。
そんな花の愛好家って、
花を贈る時とかセンスが凄いって感じる。
花って色々な場面で贈り物にできるし、
少しの工夫で喜ばれやすい。
だから愛好家のセンスや知識が、
羨ましくなる時もあるんだ。
愛好家の人を見ていると、
花について勉強してみようかな~って、
ちょっとだけ考えてみるときも。
せめて、
花言葉ぐらいはって考えたりもする。
まあ、考えるだけなんだけど( ̄∇ ̄+)