話題-百鬼夜行

七草粥の意味と由来!子どもに教えたい豆知識

七草粥は子供ウケしない味。

 

 

何故なら、シンプルながら奥深い味は、
子どもには、まだ早いから(-_☆)

 

 

とは言っても
七種粥は1年の無病息災を願う食べ物だから、
子どもに食べて欲しいのが親心のはず。

 

 

今回萌え猫がリサーチしたのは、
七草粥の由来と意味について。

 

 

もちろん、大人の脳みそも、
プルンと揺さぶる豆知識だよ(ノ´▽`)ノ

 

 

七草粥を食べる理由

七草粥は松の内最後の日である、
7日に食べる。

 

 

では、なんで七草粥を、
7日に食べるんだろう?

 

 

七草粥を食べる理由
  • 胃腸をいたわるため
     ○お正月はご馳走だらけで胃腸が疲れるから
  • 青菜の栄養を摂るため
     ○冬は青菜が不足しがちだから
  • 1年の無病息災を願うため 
     ○無病息災を願うのは最も有名な理由

 

 

七種粥の菜

 七草粥に使われる菜は、
地方により若干の違いがあるけど、
一般的に知られているのは以下の七種。

 

 

七草粥に使われる菜
  • 芹(せり)
     ○水辺で見かける山菜
     ○良い香りが特徴
     ○食欲増進の効果がある
  • 薺(なずな)
     ○ペンペン草の愛称で知られる
     ○江戸時代にはよく食されていた
  • 御形(ごぎょう)
     ○母子草と呼ばれる
     ○最も古い草餅の材料
     ○風邪予防効果あり
     ○解熱作用あり
  • はこべら
     ○ビタミンAが多い草
     ○腹痛の薬として使われていた
  • 仏の座(ほとけのざ)
     ○タビコラという愛称を持つ
     ○タンポポに似た外見をしている
     ○食物繊維が多い
  • 菘(すずな)
     ○野菜の蕪(かぶ)
     ○ビタミンが多い
  • 蘿蔔(すずしろ)
     ○野菜の大根
     ○消化促進
     ○風邪予防効果

 

 

七草粥の歴史

七草粥を調べると、
枕草子にも登場していたのが分かるから、
相当古い歴史を持っているんだ。

 

 

そんな七草粥はの風習は、
中国より伝わり平安中期頃から始まった。

 

 

元祖の中国では?

中国では、
六日年越・七日正月といわれて、
七日間が節目とされていた。

 

 

この七日間は、
中国の前漢時代には、
占いをしていた。

 

 

この占いには、
人の日が存在していて、
人日の節句の由来となる。

 

 

中国で占ったこと

わけがわからないと思うから参考程度で…

  • 元日は鶏
  • 2日は狗(犬)
  • 3日は猪
  • 4日は羊
  • 5日は牛
  • 6日は馬
  • 7日は人の日
  • 8日には穀を占い新年の運勢をみた

 

 

唐の時代に入ると、
7種類の若菜を入れた温かい汁物を、
邪気を退け無病息災を願い食べるようになった

 

 

この汁物は、
七種菜羹(ななしゅさいのかん)と言い、
日本の七種粥の原型となった。

 

 

さらに1月7日は、
中国で官吏昇進が決まる日。

 

 

官吏は日本でいう官僚のことで、
当時の中国では、官吏試験には、
国中から天才秀才が集まる超高難易度な試験だった

 

 

そんなことから七種菜羹を食べることは、
無病息災とともに立身出世を願う意味もあった。

日本に伝わってから

中国では七種菜羹という、
暖かくトロミのある汁物だった。

 

 

でも日本に入ると、
日本文化の影響を受けて、
室町時代以降はお粥に変わった。

 

 

影響を与えたとされる文化
  • 小豆粥
     ○十五日に食べる小豆粥(あずきがゆ)の風習
  • 若草摘み
     ○若菜を年始めに摘み自然界の生命力を受け取る風習

 

 

日本で一般に普及したのは江戸時代

江戸時代に入ると、
七草の節句(人日の節句)を、
五節句の一つに定める。

 

 

七草の節句が、
五節句の一つに定められたことで、
七草粥を食べる習慣が一般化した。

 

 

将軍家~庶民まで、
文字通り日本中に普及したんだ。

 

 

五節句
  • 1月7日:七草の節句(人日の節句)
  • 3月3日:桃の節供(上巳の節供)
  • 5月5日:端午の節供
  • 7月7日:七夕の節句
  • 9月9日:重陽の節供

 

 

 

七草粥の七という数字の由来

七種粥には、
七種類の草が入れられる。

 

 

七という数字は陰陽学で、
昔から尊いとされてきた数字。

 

 

日本でも七福神であったりとか、
七という数字は縁起の良さで有名だよね。

 

 

秋にもある七草

七草には、
春の七草と秋の七草がある。

 

 

春の七草は、
本来、七種と書いて『ななくさ』と読む。

 

 

だから種という文字を使って、
七種粥と書くのが本来は正しく、
食用の草を指す。

 

 

一方で秋の七草は観賞用。

 

 

昔から和歌などに使われて、
親しまれている。

 

 

まとめ

七草という言葉は、
7種類の若菜を元々は指していて、
春の七草を指すようになったのは後世。

 

 

だから春以外の七草を七種粥に使っても、
間違いではなかったりもする。

 

 

そんな七種粥だけど、
やっぱり伝統に則したものを食べたいよね。

 

 

最近ではスーパーなんかでも、
七種粥の菜がセットになって売られている。

 

 

そんな七種粥の菜を見せながら、
子どもとかに由来を教えれば、
いいんじゃないかな~と思う。

 

 

七種粥の味は子供ウケしないけど、
最近は、お粥にも種類が多い

 

 

だから最近のお粥を参考にすれば、
子供ウケする七種粥が誕生するかもね☆-( ^-゚)v

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