
ノロウイルス感染症は冬場に吐き気や腹痛、発熱、腹痛の原因になる症状!
少し前に特別養護老人ホームで、死傷者を出したんだけど聞いたことあるかな?
前回の記事でノロウイルスの基本情報について書いたけど、今回はノロウイルス感染後の治療や介護の注意点について!
ノロウイルス感染後の特徴
ノロウイルスに感染すると、体力が落ちている人だと命にかかわる場合がある。
でも健康な人がノロウイルスに感染しても、症状が1日~2日続いた後は治る病原性の弱いウイルスでもある。
ノロウイルスに関する他の特徴はコチラから
ノロウイルス感染の診断
ノロウイルスに感染すると、吐き気や下痢、発熱、腹痛で日常生活を送るのが難しくなる。
日常生活に支障が出るほどの症状だと病院に行く。
ノロウイルス感染の診断は、症状の経過や流行状況から総合的に判断する。
更にノロウイルスを特定する方法として、簡易検査もある。
ただ、簡易検査は保険適応外だから、5,000円~8,000円がかかるからこの点には注意が必要かも。
ノロウイルス感染症の治療方法
ノロウイルス感染症の治療なんだけど、専用の抗ウイルス薬もワクチンも存在しない。
更に抗生物質に関しては、下痢を助長することがあるから使えない。
これらの理由から治療の基本は、脱水を防止をしながら自然回復を待つ形になるよ。
水分補給の注意点
ノロウイルスに感染した時の水分補給は、吐き気が強い時には出来ないから注意しよう。
吐き気が強い時の水分補給は、点滴か吐き気が治まってからになるよ。
恐怖!ノロウイルスに感染しても無症状
感染しても無症状という人は、小腸の細胞がノロウイルスを受け付けないっていう人。
ノロウイルスに感染しても気づかないせいで、ノロウイルスを周囲に拡げてしまうことになる。
例えば手洗いの時に洗い残しがあると、水道の蛇口なんかにノロウイルスが付く。
その蛇口のノロウイルスが原因で、他の人が感染したりもする。
ノロウイルス対策と予防策
ここではノロウイルスへの、対策と予防について書いていく。
家庭の対策で基本になるのは、ノロウイルスが流行することを前提に考えること。
だから自分が感染してもおかしくないと考えて、手洗いや加熱調理をしっかりと行うのが大切になる。
手洗いや加熱調理の盲点
例えば魚介類の鍋料理をつくるときなんかは生の食材に触る。
生の食材に触れた鍋料理を作った人だけが感染して、鍋料理を食べた人たちは平気ということも。
これは生の食材に触れた時、料理した人の手にノロウイルスが付いたのが原因。
料理の素材に触れた場合には、調理後に手をしっかり洗う必要があるんだ。
家族がノロウイルスに感染したら?
家族がノロウイルスに感染しているって思ったら、お医者さんに診てもらうよね。
お医者さんに見てもらった後は、自宅での療養になることが多い。
でも他の家族への感染防ぐ努力が必要になる。
自宅での介護時に気をつけること
介護時に気をつけること
- 患者さんの洗濯物は他の人の洗濯物と混ぜない
- 患者さんをお風呂に入れる場合は風呂桶をしっかり洗っておく
- 患者さんを隔離しておく
- 介護前には手洗いと消毒
※合併症対策を防ぐため - 介護の時に使い捨て手袋着用。もしくは介護後に手をしっかりと洗う
- トイレの後や料理前の手洗いをしっかりと行う
- 手すりのような家族が触る場所に塩素系消毒剤での消毒
- タオルの共有を避ける
ノロウイルス感染を疑ったら
- ノロウイルスに感染した時の対策
- まずは病院へ
※検査のために糞便を持っていくように支持されることも - 吐き気が強い場合は飲食も水分補給も控える
※点滴が必要な場合も - 吐き気が弱まってきた場合は水分を少しずつ与える
- 吐き気が弱まってきた場合は便の様子を見て消化効率のよい食べ物を
自宅療養中に以下の症状が出たら病院に
すぐお医者さんに連絡
- 顔色が悪いとき
- 排尿回数が少ない
- 唇が乾いている
- 嘔吐が続く
- 10回以上、嘔吐を繰り返す
- 発症から48時間たっても症状が軽くならない
病気で危険なのは素人判断!
自己判断で下痢止めや吐き気止めを飲んで、症状が悪化したり長期化したりする場合もあるんだ。
お医者さんの指示に、しっかりと従おう!
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ノロウイルス感染症の症状や感染経路などの、基本的な情報について。
まとめ
今回はノロウイルス感染症の治療と注意点をまとめたよ。
脱水症状が怖いんだけど、吐き気が強い時には水分補給が出来ないのが辛いよね。
症状が酷い時には、なるべく無理をせず、病院に行ってお医者さんに診てもらおう。
僕達素人には出来ない点滴とかを、プロとして必要な措置を行ってくれる。
病院嫌いの人も症状によっては必要だと、病院という選択肢を用意しておこうね。
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