ピロリ菌の除菌と除菌後の裏側
ピロリ菌の除菌をお考えの方は、
約3500万人の日本人が感染しているとご存知かもしれない。
最近ではピロリ菌が萎縮性胃炎から、
胃癌を高確率で発生させることも有名となってきた。
今回は日本人の胃に深く関わる
ピロリ菌の除菌に関してまとめた。
ピロリ菌の除菌と除菌後の裏側 見出し一覧
- ピロリ菌の感染経路
- ピロリ菌の除菌は薬で
- ピロリ菌の除菌に成功した後は？
- ピロリ菌を除菌するための費用
- ピロリ菌の除菌と除菌後の裏側 まとめ
ピロリ菌の感染経路
ピロリ菌感染の経路は以下の2つが多い
- 衛生環境が整っていない時代に井戸水から感染
- 免疫機能が確立しない子どもが親の唾液などから感染
子ども時代であれば誰もがピロリ菌に感染する可能性があり、
オーソドックスな最近であることには注意が必要。
ピロリ菌の除菌は薬で
ピロリ菌の除菌は1週間ほど抗生剤を服用し続けて、
ピロリ菌を除菌を目指すことになる。
ピロリ菌を除菌する薬の服用期間
抗生剤を使ったピロリ菌の除菌は、
1次除菌と2次除菌とに分かれる。
１次除菌と二次除菌の関係は以下の通り
- 1次除菌でピロリ菌を完全に除菌できなかった。
（１次除菌だけではピロリ菌を除菌しきれないことが多い）
↓ - 2次除菌を行って完全な除菌を目指す。
（多くの人が2次除菌にて完全に除菌できる）
上記のように1次除菌で完全に除菌が出来なかった場合に、
ピロリ菌の二次除菌が行われる。
ピロリ菌の除菌が成功する確率は以下のとおり
- 1次除菌の成功率は７０％～８０％
- 2次除菌の成功率は９０％～９５％
（２次除菌で大半の人が成功する）
ピロリ菌の除菌で使われる薬
ピロリ菌の除去のため使われている薬は、
強めの抗生剤で1週間ほど服用し続ける。
尚、途中で薬の服用をやめた場合には、
一層強い抗生剤の服用が必要となる。
ピロリ菌の除菌に成功した後は？
ピロリ菌を除菌するための薬を服用して、
ピロリ菌の除菌に成功しても終わりではない。
除菌後にも2種類の薬を服用する必要がある。
ピロリ菌の除菌後にも薬
ピロリ菌の除菌に成功した後は、
以下2種類の薬が処方されるのが一般的。
- 胃酸を抑える薬
（タケプロンなど） - 精神安定剤
タケプロンにはジェネリックの薬もあるので
医師に相談してジェネリックにすれば、
費用を二千円前後に抑えられる。
処方されるタケプロンは、
ピロリ菌の除菌後に半年～一年ほど飲み続ける必要がある。
ピロリ菌を除菌するための費用
ピロリ菌を除菌するためには、
検査費用と薬代の合計金額が必要となる。
ピロリ菌を除菌するのにかかる費用に関しては、
法的な理由や薬品類の値段など様々な要因で変わってくる。
よって医師との話し合いは欠かせない。
今回は目安となるピロリ菌の除菌に関連した、
一般的な費用のみ参考までに掲載させていただく。
ピロリ菌の検査と除菌費用の目安
- 検査＋薬代(合計)
…１万５千円 - 検査費用（胃内視鏡検査料）
…５千円 - 1次除菌の薬代
…１万円～１万５千円 - 2次除菌の薬代
…２万円
ピロリ菌の除菌を健康保険で
ピロリ菌の除菌を健康保険で安くしたいと思うのは、
検査を受けようとするのなら誰もが考えることのハズ。
保険の適応を求めるのなら、
検査方法によっては保険の適応外となる場合もある。
健康保険適用を考えてのピロリ菌の除菌なら、
胃カメラでの検査を前提にするのが良い。
胃カメラでの検査が良い理由は3つ
- 費用関連
●胃カメラで検査を受けて胃潰瘍や胃炎と判断される。
するとピロリ菌除去も健康保険適用となる場合がある。
●健康保険にて胃カメラと除菌を行った場合と、
自由診療にて除菌のみを行った場合とでは費用的に大差ない。 - 胃カメラの発展
●最近の胃カメラは発展している。
鼻から入れるタイプが開発されており麻酔を使えば苦しみはほとんどない。 - 胃カメラの性能
●胃カメラの性能はとても高くなっている。
医師の腕にもよるが、ピロリ菌以外の問題を発見してくれること多い。
●自分の胃を見ることで胃を大切にしょうという気持ちも芽生えやすい。
よって胃カメラの映像を見ると今後の健康への取り組みに影響を与える。
ピロリ菌の除菌と除菌後の裏側 まとめ
日本人3500万人の胃に住み着いているピロリ菌。
なんとなく可愛い名前だけど、
実は可愛い名前をした悪魔。
ピロリ菌に振り回されないように、
しっかりとした健康管理を行なっておきたい。