肺炎という病気はかなり有名。
でも具体的な症状や原因を知っている人はかなり少ない。ましてや病院でどのような治療をするのかってなると……。
今回のリサーチでは肺炎の症状と原因や治療方法についてお伝えする。
肺炎の基本と治療の流れを勉強してみよう☆-( ^-゚)v
肺炎の特徴
まずは肺炎の大きな特徴をまとめる。
特に知っておきたい特徴は以下のとうり。
- 肺炎は風邪やインフルエンザがキッカケに起こることが多い
- 肺炎の原因は細菌やウイルスなど多数ある
- 肺炎の原因の3割程度が細菌の肺炎球菌
- 日本人の死因の4番目が肺炎
肺炎の原因は、いくつも存在している。
代表的な物としては、細菌、ウイルス、カビ。少しマイナーな原因としては奇声中なんかもある。
そんな肺炎の原因を大きくまとめると……。
- 細菌
- ウイルス
- カビ
- 原虫
原虫とは微生物の一種 - 寄生虫
- 喫煙
- 誤飲
食べ物などが肺に入ったりした場合
肺炎の怖い確率
肺炎の怖さは、かかる可能性と症状の重さが両立されてしまっている所。
- 10万人中25人がかかる
これは肺炎が原因で医療行為を必要とした人から割り出された数字
他の病気と比べて高い確率でもある
年齢別の肺炎が原因となった死亡人数を見ると、年齢が高いほど亡くなる確率が高い特徴があるんだ。
これは肺炎の症状は体力が落ちると耐えられない場合が多いとから。
- 45歳~49歳=1.6人
- 55歳~59歳=6,1人
- 65歳~69歳=21.4人
- 75歳~79歳=111.3人
肺炎の症状
肺炎の症状は、風邪やインフルエンザに似ていることでも有名。
でも原因となった細菌やウイルスによっては、風邪とかと違う症状が出る場合がある。
最初に肺炎の基本的な症状をまとめるよ。
- 咳が長引く
- 痰(タン)に長く悩む
- 炎症の箇所次第では胸痛
- 重症になると呼吸困難に
- 重症になると意識障害に
次に風邪の症状と少し違う状態になる肺炎の例として、マイコプラズマ感染症の肺炎についてまとめるよ。
マイコプラズマ感染症は高齢者の方だと、肺炎にかかっていると自覚できる症状が少なくて手遅れになることも……。
- 痰(タン)が出ない空咳(からぜき)が続く
- 発熱しないことも多い
- 食欲不振
- 元気が出ない
高齢者の方だと空咳や食欲不振とかは、日常的に経験される方も多いから勘違いしやすいので注意が必要。
病院に肺炎で行ったら何をする?
ここでは肺炎になって病院に行った場合は、どんな対応をされるのか書いていく。
だから肺炎かどうかの、診断~肺炎の治療までの話。
肺炎の診断法
肺炎はどのように診断されるかについてだけど、肺炎には考えられる原因が複数存在する。
だから症状を見ながらお医者さんは、まずは検査方法を考えていくことになる。
- 問診
- 胸部のレントゲン撮影
- 血液検査
問診は症状の把握が目的。
この問診でウイルスが原因だと思われる場合は、特別な血液検査を最初から行うこともある。
でも大半の肺炎は、レントゲン撮影と血液検査で診断の結果を出すことになる。
レントゲン写真を診て肺に影が異常な形で写っていたり、血液検査で異常が見つかったりして診断される。
診断結果を出せない時は?
当然レントゲン検査や血液検査で、肺炎かどうかって診断結果を出せない時もある。
診断結果を下せない時には、更に詳しい検査が行われるよ。
- 痰を調べる検査
- CT検査(胸部の)
- 血液の酸素状態を検査など
肺炎だと診断して治療しても、肺のレントゲン写真にに映った影が消えない時は別の病気の可能性も含めて検査をする。
肺炎の治療法
肺炎の治療の基本は入院して安静にしていること。
でも体の状態が良くて肺炎も軽い症状なら、入院をしないこともあるんだ。
入院しない場合は、薬の内服と外来で点滴をしながら治療をしていくことになるよ。
入院した場合の基本的な治療は以下のとおり。
- 薬による治療が基本
肺炎に使う抗菌薬は原因にあわせて使用
薬剤は服用と点滴を使い分けながら使う
まとめ
今回は肺炎に関しての、症状、原因、診断、治療について大雑把にまとめた。
今回の記事は肺炎そのものと、病院なんかでの対応の全体像を知る参考になったのなら嬉しい。
肺炎というのは、風邪と症状が似ている。
病院に行ったら、実は肺炎だった……。
このような場合もあるから、風邪だと思っていても症状がキツイのなら早めに病院に行くようにしよう。
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