話題-百鬼夜行

節分の豆まき方法!鬼は内という地方の秘密!!

節分には豆まきをするよね。

 

 

豆まきの方法は、
地域性や家庭ごとに違いがあるけど、
行っている人が多い豆まき方法はある。

 

 

今回、萌え猫は豆まきの方法の中でも、
世の中で多くの人が行う豆まき方法と、
地域ごとの節分の風習を無駄に詳しくリサーチ!

 

 

これで、君も豆まきマスター(見習い)だよ(ノ´▽`)ノ

 

 

多くの人が行っている豆まきの方法

まずは多くの人が行っている
豆まきの方法をまとめるよ。

 

 

地域ごとの違いって、
節分にはあるけど、
豆まきの基本形はコレみたい。

 

 

多くの人が行う豆まきの方法
  1. 豆を準備する
     ○豆は炒ったものを使用
       市販の節分用大豆は大概炒ってある
       炒った豆を福豆と呼ぶ
     ○豆まき用の豆は神棚に供えておく
       神棚に供えることで神様の力が宿る
       神棚に供える時に使う物
        升(ます)
        三方(お供え用の器)
       神棚がない家
        目線よりも高い場所に白い紙を敷き供える
         例:タンスの上など
  2. 豆まきを行う時間帯は夜
     ○鬼は夜行性で夜に活動するとされるため
     ○家族全員が揃ってから行いたい
  3. 豆をまく
     ○鬼は外、福は内と言いながら撒く
       豆をまくのは本来は家長の役目
        豆まきは一家の幸せを願う行事のため
         →家長が適任とされる
        豆まきで自らの厄払いができる人もいる
         例:年男、年女、厄年の方
     ○撒くときは升を胸の辺りで持つ
     ○奥の部屋から玄関へと鬼を追い出す形で行う
        窓やドアは豆まき後はすぐに締める
         鬼が戻らないようにするため
  4. 豆を食べる
     ○福豆を食べることの意味
       邪気払いと病に打ち勝つ
     ○数え年に合わせて食べるのが一般的

 

 

チョット変わった節分の風習

節分には、
「鬼は~外」「福は~内」

 

 

この口上が有名だよね。

 

 

でも全国には色々あって、
「鬼は~内」という所も多いんだ。

 

 

この章では、
そんな全国の色々な風習をご紹介!

 

 

節分にコンニャク

四国で特に多くて、
全国各地でも見られるのが、
コンニャクを食べる習慣。

 

 

昔からコンニャクは、
胃のほうきと呼ばれていた。

 

 

現在でも大掃除や大晦日、節分に、
コンニャクを食べる風習がある。

 

 

節分のけんちん汁

関東地方でよく見られるのが、
けんちん汁を食べる習慣。

 

 

節分で使う大豆を、
けんちん汁に入れて食す場合も多い。

 

 

福茶を飲む習慣

福茶は、
昆布と松竹梅の一つである梅が入っていて、
「よろこぶ」という言葉にに繋がる。

 

 

更に1年の邪気も払えるともされる。

 

 

豆が多くて食べきれないお年頃でも、
簡単に飲めるから豆を食べる代わりに、
福茶を飲む人も多い。

 

 

ちなみに節分の福茶には、
吉数の3に合わせて、
豆が3つ入っている。

 

 

福茶は本来、
新年に入り初めて汲んだ水で、
たてたお茶のこと。

 

 

でも最近は、
昆布や梅を使っていれば、
福茶と呼ぶ場合も多い。

 

 

福茶の作り方
  • 材料
     ○福豆(炒った豆のこと)を3つぶ
     ○塩昆布を適量
     ○種をとった梅干しを1つぶ
     ○熱湯を180cc
  • 作り方
     ○素材を入れたら熱湯を注ぐだけ

 

 

ごもっとも~!

京都の一部では、
すりこぎやしゃもじなどを持ち、
ごもっとも~!と合いの手を入れる人がいる。

 

 

すりこぎは、
別名あたり棒と呼ばれていて、
当たると縁起のいいものとされる。

 

 

客商売や芸事を生業とする家に多い習慣。

 

 

節分には豆占い!

豆占いというものが、
明治期には全国的に行われていた。

 

 

現在でも豆占いの風習が、
残っている家庭もがある。

 

 

豆占いの方法例

豆占いにはいくつかの方法がある。
一部を挙げるのなら…

  • 豆の焼け具合で天気を占う
     囲炉裏に豆を並べて焼く
  • お湯に豆を入れて見ずに食べられるか
     食べられると良いことのある年になる

 

全国の鬼は~内

全国を見ると、
鬼は~外という訳にはいかない事情があり、
鬼は~内という口上を使っている場合もある。

 

 

代表的なのは神社やお寺で、
鬼を祀っている場合は、
追い出せないよね。

 

 

ここでは、
そんな鬼は~内の口上を使う、
色々なパターンをまとめるよ。

 

神社やお寺の鬼は~内
  • 鬼鎮神社
     ○場所
       埼玉県比企郡嵐山町
     ○口上
       福は内、鬼は内、悪魔外
     ○理由
       鎌倉時代に建てられた
       畠山重忠の館の鬼門除けとして建立した
  • 仏立山真源寺
     ○場所
       東京都台東区)
     ○口上
       福は内、悪魔外
     ○理由
       鬼子母神を御祭神としているから
       鬼子母神は元々、子を食う鬼で改心した
  • 千蔵寺
     ○場所
       神奈川県川崎市
     ○口上
       福は外、鬼は内
     ○理由
       厄神鬼王(やくじんきおう)という名前の神様が、
       堂内に鬼を入れて改心させるため
  • 元興寺
     ○場所
       奈良県奈良市
     ○口上
       福は内、鬼は内
     ○理由
       元興神(がごぜ)という鬼が寺にいるとされるから
       元興神は悪者を退治する、
  • 金峯山寺蔵王堂
     ○場所
       奈良県吉野郡吉野町
     ○口上
       福は内、鬼も内
     ○理由
       全国から追われた鬼を仏の力で改心させるから
  • 稲荷鬼王神社
     ○場所
       新宿区歌舞伎町)
     ○口上
       福は内、鬼は内
     ○理由
       鬼王として祀っているため
       祀っているのは…
        月夜見命
        大物主命
        天手力男命
  • 成田山新勝寺
     ○場所
       千葉県成田市
     ○口上
       福は内だけ 
     ○理由
       不動明王がご本尊だから
        不動明王は鬼すらも改心させる
  • 大須観音
     ○場所愛知県名古屋市
     ○口上
       福は内だけ 
     ○理由
       伊勢神宮より神様から授かった鬼面が寺宝だから
  • 天河神社
     ○場所
       奈良県天川村
     ○口上
       鬼は内、福は内
     ○理由
       鬼は正しく物事を見るとされるから

 

 

地域の鬼は~内
  • 宮城県村田町
     ○口上
       鬼は内、福も内
     ○理由
       鬼の腕の伝説が理由
       羅生門で渡辺綱が鬼の腕を切り落とす
        この地で鬼に腕を取り返された
         腕を取り返した鬼を逃がさないため
  • 茨城県つくば市鬼ケ窪
     ○口上
       あっちはあっち、こっちはこっち、鬼ヶ窪の年越しだ
     ○理由
       全国で追われた鬼をかわいそうと考えるから
        追い払わないので他所は他所という気持ちでの口上
       鬼ヶ窪の年越しだの意味
        節分は新年を迎える前日として捉えていた昔の名残

 

 

家庭のの鬼は~内
  • 苗字に鬼が付く家
     ○理由
       鬼を追い出したら苗字の面から縁起が良くない
  • 伝統的な商家
     ○理由
       商売には大きな荷物が必要だから
       大きな荷物=大荷(おおに)=鬼(おに)

 

 

 まとめ

今回は豆まきの多くの人が行っている方法と、
節分の色々な風習。

 

 

節分は厄払いの意味があるけど、
厄年の人は初詣のついでに
厄祓いを行って貰う人も多い。

 

 

厄年の厄払いは、
元旦~節分までの間に行うのが一般的だから、
厄年の方は、お早めに厄払いをしておこう☆-( ^-゚)v

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