夏はバーベキューの季節。
家族や友人と一緒に自然の中で美味しい食事を楽しむのは最高の思い出になる。
しかし、バーベキューには火や熱、食べ物などの危険も伴う。
特に子供は大人よりも注意力が散漫だったり、好奇心旺盛だったりするので、事故やトラブルに巻き込まれたという話しも多い。
そこで、この記事では、夏のバーベキューで子供と楽しく安全に過ごすための注意点を紹介させて頂こうと思う。
子供とバーベキューを楽しむための基本的な注意点
まずは、子供とバーベキューを楽しむための基本的な注意点を見ていこう。
以下の5つのポイントを押さえておくと、快適にバーベキューを楽しめる。
服装
夏のバーベキューでは、暑さや日差し、火の粉などに注意しなければならない。
そのため、服装は以下のようにすることをお勧めする。
- 綿や麻などの天然素材の服を着る
合成素材は火に弱かったり、汗をかいても乾きにくかったりするので避ける。 - 長袖や長ズボンを着る
日焼けや火の粉の防止になる。暑い場合は、薄手のものやUVカット効果のあるものを選ぶ。 - 帽子やサングラスをかぶる
日差しや紫外線を遮ることができる。帽子はつばの広いものや、後ろにも布のついたものがおすすめ。 - 靴はスニーカーやサンダルなどの脱ぎ履きしやすいものを履く
裸足やビーチサンダルは火の粉やガラスなどの刺さりやすいものに注意する。
熱中症対策
夏のバーベキューでは、熱中症になるリスクが高まる。
熱中症は、体温が上がりすぎて体の機能が低下する状態で、重症化すると命に関わることもあるので、夏場には特に注意したい症状の一つ。
子供は大人よりも体温調節ができないので、特に注意が必要となる。
熱中症を予防するためには、以下のことを心がけよう。
- 水分や塩分をこまめに補給する
水やスポーツドリンクなどの無糖の飲み物を持っていく。アルコールやカフェインは利尿作用があるので避ける。 - 暑い時間帯は日陰で休憩する
日傘やタープなどの日よけを持っていくと便利。日差しが強い場合は、10時から15時の間は屋外での活動を控える。 - 汗をかいたら体を拭く
汗は体温を下げる役割を果たしますが、乾いたらその効果がなくなります。また、汗が肌に残るとかぶれやかゆみの原因になります。タオルやウェットティッシュなどで汗を拭き取りましょう。 - 熱中症の症状に気づいたらすぐに対処する
熱中症の症状には、頭痛やめまい、吐き気や嘔吐、発汗やのぼせ、筋肉痛やけいれんなどがあります。熱中症になった場合は、以下のように対処します。 - 涼しい場所に移動する
日陰や風通しの良い場所に移動し、できればエアコンや扇風機などで冷やす。 - 衣服を緩める
ボタンやベルトなどを外し、血流を改善する。 - 水分や塩分を補給する
水やスポーツドリンクなどの無糖の飲み物を少しずつ飲む。塩分が不足している場合は、塩飴や梅干しなどを舐める。 - 氷嚢(ひょうのう)や冷たいタオルで体を冷やす
首や脇の下、足の付け根などの大動脈が通る部分に冷やすと効果的。 - 症状が改善しない場合は医療機関に連絡する
意識がもうろうとしたり、呼吸が苦しくなったり、痙攣やけいれんが起きたりする場合は、救急車を呼ぶ。
食中毒対策
バーベキューでは、食べ物の管理や調理にも注意が必要。
夏は食中毒の原因となる細菌が繁殖しやすいので、特に気を付けよう。
食中毒を予防するためには、以下のことを心がけるようにしたい。
- 食材は冷蔵庫で保管する
バーベキュー場に持っていく前に、食材は冷蔵庫でしっかり冷やしておく。持ち運びの際は、クーラーボックスや保冷剤などで温度を下げる。 - 食材は分けて保存する
生肉や魚などの生ものと、野菜や果物などの生食用のものは別々に保存する。また、調理済みのものと生のものも分ける。それぞれに適した容器や袋に入れて、密閉する。 - 食材はしっかり火を通す
生肉や魚などの生ものは、中まで火が通るまで焼く。肉の色や汁の色で判断する。鶏肉は白く、牛肉や豚肉は赤みがなく、魚は身がほぐれるくらいまで焼く。また、串に刺したものは、串の部分も火にかける。 - 食器や調理器具は清潔に保つ
食器や調理器具は、使用前と使用後に水や石鹸で洗う。特に、生ものと調理済みのものを扱うときは、別々のものを使う。また、ナイフやまな板などは、切ったものによって洗い替える。 - 食べ残しは早めに片付ける
食べ終わったら、食べ残しはすぐに片付ける。放置すると、細菌が繁殖しやすくなる。また、ゴミは分別して、指定された場所に捨てる。
虫よけ対策
バーベキューでは、虫にも悩まされることがあある。
特に、蚊やハチなどの刺す虫は、かゆみや痛みだけでなく、アレルギーや感染症の原因にもなる。
虫よけ対策としては、以下のことを心がけよう。
- 虫よけスプレーやローションを塗る
虫よけ剤は、肌に直接塗るものと、服に吹きかけるものがあります。肌に塗るものは、敏感肌用や子供用などのものを選ぶと安心です。服に吹きかけるものは、色落ちやシミに注意する。 - 虫よけキャンドルや線香を焚く
虫よけ剤の代わりに、虫よけキャンドルや線香を焚くこともできます。これらは、虫が嫌う香りを発することで、虫を寄せ付けません。ただし、火の扱いには十分注意すること。 - 食べ物や飲み物は密閉する
食べ物や飲み物は、虫の餌になります。特に、甘いものや肉などは、ハチやハエなどの虫を引き寄せます。食べ物や飲み物は、使用しないときは、容器やラップなどで密閉しておきましょう。 - 虫に刺されたらすぐに対処する
- 刺された部分を冷やす
氷嚢や冷たいタオルなどで刺された部分を冷やすと、かゆみや痛みが和らぎます。また、腫れや炎症を抑えることができます。 - 刺さった針や毒を取り除く
ハチや蜂などに刺された場合は、刺さった針や毒を取り除きます。針は、ピンセットや爪楊枝などで引き抜きます。毒は、吸い出したり、絞り出したりします。ただし、口で吸うと感染の危険があるので避けます。 - 虫刺され用の薬を塗る
市販の虫刺され用の薬を塗ると、かゆみや痛みを和らげることができます。また、消毒や抗菌の効果もあります。ただし、アレルギーのある人は、成分に注意して使用すること。 - 症状が重い場合は医療機関に連絡する
虫に刺された後に、発熱や呼吸困難、意識障害などの症状が出た場合は、アナフィラキシーショックという重篤なアレルギー反応の可能性があります。この場合は、救急車を呼ぶか、すぐに医療機関に連絡すること。
- 刺された部分を冷やす
ケガ防止
バーベキューでは、火や熱、刃物や串などのケガの原因になるものが多くある。
特に子供は、遊び心で危険なものに手を出したり、走り回ったりするので、注意が必要となってくる。
ケガを防止するためには、以下のことを心がけよう。
- 火や熱に注意する
火や熱は、やけどの原因になります。火や熱のある場所には、近づかないようにする。また、火や熱のあるものを扱うときは、手袋やミトンなどを着用する。火や熱のないものと間違えないようにする。 - 刃物や串に注意する
刃物や串は、切り傷や刺し傷の原因になります。刃物や串は、使用しないときは、容器や袋などに入れておく。また、刃物や串を扱うときは、手元を見て慎重にする。刃物や串を投げたり、振り回したりしない。 - 転倒やぶつかりに注意する
バーベキュー場は、砂利や草などの滑りやすい場所や、段差や障害物などのある場所が多いです。転倒やぶつかりは、打撲や骨折の原因になります。バーベキュー場では、走ったり、飛んだりしない。また、周りの状況に気を付ける。
夏場のバーベキューで注意すべき点
最後に、夏場のバーベキューで注意すべき点を見ていこう。
夏場のバーベキューは、暑さや日差し、雷などの天候によって、バーベキューの楽しさや安全性が影響されることがある。
夏場のバーベキューで注意すべき点としては、以下のことが挙げられる。
日焼け対策
夏場のバーベキューは、暑さや日差しによって、日焼けのリスクが高まる。
日焼けは、肌の老化やシミやそばかすの原因になるだけでなく、皮膚がんのリスクも高めることに。
日焼けを防止するためには、以下のことを心がけよう。
- 日焼け止めを塗る
日焼け止めは、紫外線から肌を守る効果があります。日焼け止めは、バーベキューの30分前に、顔や首、腕や足などの露出部分にたっぷりと塗ります。また、汗や水で落ちやすいので、2時間ごとに塗り直します。日焼け止めは、SPFやPAなどの指数が高いものや、ウォータープルーフやスプレータイプなどのものを選ぶと便利です。 - 日傘や帽子をかぶる
日傘や帽子は、日差しや紫外線を遮る効果があります。日傘や帽子は、日焼け止めと併用すると、より効果的です。日傘は、UVカット効果のあるものや、色が濃いものを選ぶと良いでしょう。帽子は、つばの広いものや、後ろにも布のついたものがおすすめです。 - 長袖や長ズボンを着る
長袖や長ズボンは、肌の露出を減らすことで、日焼けを防ぐ効果があります。長袖や長ズボンは、日焼け止めと併用すると、より効果的です。長袖や長ズボンは、綿や麻などの天然素材や、UVカット効果のあるものを選ぶと良いでしょう。
雷対策
夏場のバーベキューは、雷によって、危険な状況になることがある。
雷によって、感電や火災、爆発などの事故が起きる可能性も。
雷による被害を予防するためには、以下のことを心がけよう。
- 天気予報や雷雲レーダーを確認する
天気予報や雷雲レーダーは、雷の発生や移動を予測することができます。天気予報や雷雲レーダーは、バーベキューの前日や当日に、スマートフォンやインターネットなどで確認します。雷の発生や接近が予想される場合は、バーベキューを中止したり、早めに退避したりします。 - 高い場所や開けた場所を避ける
高い場所や開けた場所は、雷に打たれやすい場所です。そのため、高い場所や開けた場所は、避けることが大切です。高い場所や開けた場所は、山や丘、海岸や湖畔、野原や公園などが挙げられます。また、高い場所や開けた場所にあるものは、遠ざかることが大切です。高い場所や開けた場所にあるものは、木や電柱、テントやパラソルなどが挙げられます。 - 金属や水に触れない
金属や水は、電気を伝えやすいものです。そのため、金属や水に触れると、感電する危険があります。金属や水に触れないことが大切です。金属や水に触れると、感電する危険があります。金属や水は、鍋やフライパン、ナイフやフォーク、自転車や車、水筒やペットボトル、プールや川などが挙げられます。 - 安全な場所に避難する
安全な場所は、雷から身を守ることができる場所です。安全な場所に避難することが大切です。安全な場所は、コンクリートやレンガなどの建物や、ゴムタイヤのついた車などが挙げられます。安全な場所に避難するときは、以下のことに注意します。- 避難するときは、走らない
走ると、静電気が発生しやすくなり、雷に打たれやすくなります。避難するときは、歩いて移動します。 - 避難するときは、仲間と離れない
仲間と離れると、連絡が取れなくなったり、助け合えなくなったりする可能性があります。避難するときは、仲間と一緒に移動します。 - 避難するときは、携帯電話やラジオなどの電子機器を使わない
携帯電話やラジオなどの電子機器は、電波を発することで、雷を引き寄せる可能性があります。避難するときは、携帯電話やラジオなどの電子機器を使わないか、電源を切ります。
- 避難するときは、走らない
雨天時の対策
夏場のバーベキューは、突然の雨によって中断せざる得なくなることもある。
雨は、濡れて風邪の原因になるだけでなく、足元がぬかるんで滑るなどの危険を増やす。
雨に対処するためには、以下のことを心がけよう。
- 雨具やタープを用意する
雨具やタープは、雨から身を守る効果があります。雨具やタープは、バーベキューの前日や当日に、天気予報や雷雲レーダーなどで雨の確率を確認して、必要なら持っていきます。雨具は、レインコートや傘などのものを選びます。タープは、防水や防炎のものを選びます。 - 火や熱の管理に注意する
雨は、火や熱の管理に影響を与えます。雨は、火を消したり、温度を下げたりする可能性があります。そのため、火や熱の管理に注意することが大切です。火は、タープやブルーシートなどで覆って雨を防ぎます。また、火を起こすときは、乾いた薪や炭を使います。熱は、温度計やタイマーなどで測って調節します。また、熱を保つために、鍋やフライパンなどにふたをすると良いでしょう。 - 食材や食器の濡れや滑りに注意する
雨は、食材や食器の濡れや滑りに影響を与えます。雨は、食材や食器を濡らしたり、滑りやすくしたりする可能性があります。そのため、食材や食器の濡れや滑りに注意することが大切です。食材は、容器やラップなどで密閉して雨を防ぎます。また、食材を扱うときは、手やナイフなどを拭いて乾かします。食器は、タオルやウェットティッシュなどで拭いて乾かします。また、食器を扱うときは、手やテーブルなどを拭いて乾かします。
おわりに
夏のバーベキューは、子供にとっても貴重な体験となるイベント。
いくつかの危険はあるけど、事前にしっかりと準備をしておけば、子供と安全に楽しい時間を過ごすことができる。
上記の注意点を参考に、安全で楽しいバーベキューを計画しよう☆-( ^-゚)v