炭酸で洗顔する方法は、プロも使っているとメディアでも紹介されている。
プロが使っているのに、比較的行うのが難しくないため自分で行う方も。
今回は、そんな炭酸での洗顔方法についてお伝えする。
炭酸洗顔の効果(簡単にまとめると)
炭酸洗顔は、毛穴のつまり、毛穴の黒ずみ、古い角質がたまっている状態、油肌などの方に特におすすめだといわれている。
これは毛穴を開き毛穴に詰まった汚れを取ったり、肌のターンオーバーの改善が炭酸洗顔に望めるため。
炭酸洗顔に向かない方
炭酸洗顔は、炭酸の刺激があるので向いていない方もいる。
肌が傷がついている、敏感肌、乾燥肌、炎症を起こしているといった方は炭酸洗顔を行うのを避けた方がいいかもしれない。
また生理中など肌が敏感な時期も避けたほうがいい。
炭酸洗顔を行う頻度
炭酸洗顔は刺激がわりとある。
だから最初の1ヶ月目は週1回程度にして、様子を見て問題がなければ最終的に週2回や週3回に増やす形がおすすめ。
炭酸水洗顔でよくある失敗
炭酸水洗顔を行うとき、よくある失敗がある。
それは肌を強くこすることとすすぎ残し。
肌を強くこする
炭酸水洗顔は、炭酸水の刺激が肌にくる。
この刺激にプラスして肌を強くこすってしまうと摩擦による刺激も加わることに。
そうなると刺激が強すぎるので、思わぬ肌トラブルの原因になることがある。
すすぎ残し
炭酸水洗顔の後のすすぎ残し。
これは肌の乾燥やかぶれの原因になってしまう。
すすぎ残しは、特にフェイスライン、小鼻の周り、髪の生え際などに生じやすい。
炭酸洗顔の効果を詳しく
ここでは炭酸洗顔の効果について詳しくお伝えさせていただく。
色々と効果はあるけど、それらの多くに血行促進がかかわっている。
- 血行促進
〇血中の二酸化炭素が上がるため
→毛細血管が広がる
→新陳代謝が上がる
〇酸素をより多く取り込むことになる
〇肌の隅々まで栄養が運ばれる - 新陳代謝がアップ
〇ターンオーバーが正常化する - シミの改善
〇シミが出来た肌細胞が生まれ変わる
→ターンオーバーによって - シミの予防
〇メラニンが血流の促進により蓄積されにくくなる - ニキビの予防
〇炭酸は皮脂やタンパク汚れを吸着する
→気泡が肌の奥に入り汚れを吸着する
→毛穴の奥が清潔に - アトピー改善
〇医師と相談のうえでの使用となるけど
〇余計な添加物がないので良いという意見がある
〇炭酸の刺激が肌のバリア機能を高めるともされる
上記のような炭酸洗顔のメリットが存在する。
さらに人の肌は弱酸性。
そして炭酸水も弱酸性なので、肌の弱い方にも使える方が多いという特徴もある。
もちろん肌が弱い場合は慎重をきすことが必須だけど。
炭酸洗顔の炭酸水選び
炭酸洗顔は、とうぜん炭酸水を用意する必要がある。
この使う炭酸水によっては、あまり効果が期待できないどころか肌のトラブルが生じることすらもある。
だから洗顔に使う炭酸水は慎重に選びたい。
では、どのような炭酸水が洗顔に向いているのかというと以下の特徴のある炭酸水。
- 余計な不純物が入っていない
○無味や無糖タイプを - 炭酸の強度が肌に合っている
○炭酸が強いほど洗顔効果は高い
○炭酸が強いほど肌への刺激が強い
→炭酸が強いときは水で薄める - 軟水
○硬水は肌が乾燥しやすい
○硬水は洗顔フォームが泡立ちにくい - 価格が安いものを選ぶ
○瓶に入ったものは価格が高い
炭酸水の洗顔方法
炭酸水の洗顔方法は、3つの点を考える必要がある。
それは洗顔前のすすぎ洗い、洗顔料の泡立て、実際に洗顔に使うという3点。
洗顔前のすすぎ洗いに炭酸水
洗顔前のすすぎ洗いに炭酸水を使うと、毛穴を開かせることができる。
毛穴を開かせることで、毛穴の奥の汚れを落としやすくなるので洗顔効果がアップすることに。
洗顔料の泡立てに炭酸水
炭酸水を使って洗顔料を泡立てると、水を使った時よりもキメの細かい泡となる。
このキメの細かい泡のほうが高い洗顔効果を期待できる。
さらに泡立て用ネットを使うと、手だけで泡立てた時よりもさらにキメが細かくなる。
すすぎ洗いに炭酸水
炭酸水を洗った洗顔方法は以下のような形で行う。
- 手を洗う
○手の汚れを肌に移さないため - 洗顔前に炭酸水で顔を洗う
○毛穴を開くため - 洗顔料を炭酸水で泡立てる
- 顔全体に泡をのせる
- 2~3分はそのまま
- 泡を炭酸水で落とす
○洗い残しに注意
ここまでが炭酸水を用いた洗顔方法の基本。
でも、さらに炭酸水の効果を高める方法がある。
それは洗顔の後に洗面器を使う方法。
- 洗顔を終える
- 洗面器に炭酸水を蓄える
○顔全体が浸かる程度 - 顔を洗面器につける
→洗面器から顔を離す
○この工程を3分ほど繰り返す - ぬるま湯で顔を洗う
炭酸水を蓄えた洗面器に顔をつけると、新陳代謝や血行促進効果がかなり強く出る。
でも洗顔よりも刺激も強いので、痛みを感じた場合はすぐにやめた方がいい。
おすすめの炭酸水
炭酸水は、普通に買うこともできるけど毎日だとそれなりのお値段になってしまう。
だから自分で作ることを考えるのもよいかもしれない。
世の中には炭酸水を作るための機会も市販されているけど、ここでは別の方法をお伝えする。
- 必要なものを用意する
○水500cc
○重曹(食用のもの)5g
○クエン酸5g - 容器に水を入れる
〇ぬるま湯だと溶けやすい - 容器に重曹を入れる
- しっかりと混ぜる
- クエン酸を入れる
- しっかりと混ぜる
- 濁りがなくなったら完成
炭酸水の洗顔の注意点
炭酸水の洗顔は、普通の水を使った洗顔よりも肌への刺激が強い。
だから普通の洗顔よりも少しだけ慎重になったほうがいい。
- 肌が炎症を起こしているときは行わない
- 顔に傷があるときは行わない
- 赤ニキビがあるときは行わない
- やりすぎには注意をする
○必要な肌の油も取り除かれるため - 乾燥肌の人は注意
○肌が乾燥する原因になる - 肌が敏感な時期は避ける
○生理中などは肌が敏感だから注意
炭酸水は、上手に保管しても1日で炭酸がほとんど抜けてしまう。
だから作る量の調整には注意をしよう。
おわりに
今回は炭酸水を使った洗顔についてお伝えした。
洗顔に炭酸水を使うことで、毛穴の奥にある汚れも取りやすくなるのが嬉しい。
また手軽に行えるのもよいところ。
ただし肌が弱くなっているときに行うと思わぬトラブルの原因になることも。
だから炭酸水洗顔は、肌の状態に注意しながら行うことを心がけよう。