旬の食材を使った天ぷら。
個人的には山菜を使った天ぷらが好きなんだけど、アナタはどうだろう?
この天ぷらなんだけど、一つ困った事がある。
それは胸焼け。
アレはキツイ。
寝っ転がっても気持ち悪いし、なにもする気になれない。
今回は、そんな天ぷらを食べた後にくる胸焼けの解消方法と原因についてお伝えする。
天ぷらで胸焼けをする原因
天ぷらで胸焼けをする大きな要因は、消化に時間がかかることにある。
消化は、野菜や果物であれば種類にもよるけど2~4時間程度。対して油を使った料理の場合は4~6時間かかることがあるとされている。
消化を長い時間続けるということは、とうぜん胃への負担が大きいということ。
天ぷらには食べ過ぎてしまう原因がいくつもある
天ぷらは消化に時間がかかる。
でも食べ過ぎなければ大きな問題にはならないけど、実は食べ過ぎてしまう原因をいくつも天ぷらは抱えている。
天ぷらのような揚げ物と塩分の組み合わせは、味覚を狂わせる働きがある。
このためもっと食べたいと脳が感じて、つい食べすぎてしまう。
更に天ぷらのような揚げ物は脂肪分が多い。
この脂肪分と当分の組み合わせは、ストレス解消に大きな効果があるので、つい食べすぎてしまう。
こういった理由から天ぷらのような油っこい食事は、胸焼けだけでなく胃もたれの原因にもなりやすい。
天ぷらの胸焼けを解消する方法
天ぷらを食べて胸焼けを起こしたのなら、おススメなのはミントガムを噛むことか炭酸水を飲むこと。
でも炭酸水の場合は、胃に入るから少し辛いものがある。
だから特にミントガムをかむことをおススメしたい。
- ミントガム
○ガムを噛むと胃の働きが良くなる
○噛んで出る唾液が消化吸収を助ける
○食道への胃酸の逆流を減少させる
→砂糖なしガムを食後30分間噛むと良い
○ミントの香りでスッキリする - 炭酸水
○炭酸がいを刺激する
→胃が活発に働いて消化を助けてくれる
○食前に飲むことも有効
→食べすぎを抑えてくれる
寝る姿勢
天ぷらを食べて気持ち悪い……。
このような場合は、体をいたわって横になりたいところ。
もしも横になるのなら、チョットした工夫をすると良い。
- 体の右側を下にする
○胃は体の右側の方に出口がくる
→右を下にした方が腸にスムーズに流れる - 逆流性と診断されている人
○体の左側を下にする - 眠ってはいけない
○眠ると消化する力が弱まる
ある程度収まったら
胸焼けがある程度収まったら、軽い運動を行うと良い。
腸が活発に働くようになるから、少し楽になる。
胸焼け、胃もたれのある時はお風呂を避ける
胸焼けや胃もたれのとき、お風呂に入るのは避けた方がいい。
入浴をすると血の巡りが良くなり、消化器に集まるはずの血が他の所に行ってしまう。
そうなると消化のペースが遅くなってしまう。
よってお風呂に入るのは、胸焼けや胃もたれが治ってからにした方がいい。
天ぷらの胸焼けを原因から退治!
天ぷらの胸焼けは、天ぷらを食べるときの工夫で防げることが多い。
だから天ぷらを食べた後で、高確率で胸焼けを経験するという方は、食べているときに以下のような工夫をすると良いかもしれない。
- キャベツを食べる
○キャベジンが豊富
→胃壁を守ってくれる - 食物繊維を摂る
○ゴボウやキャベツに多い
○脂肪分の吸収が抑えられる
○食べすぎも防止してくれる - キュウリを食べる
○ホスホリパーゼが良い
→脂肪を分解する酵素
○ぬか漬けだと更に良い
→ビタミンやミネラルが加わる - リパーゼを摂取する
○リパーゼの含まれる食材例
→オレンジ
→グレープフルーツ
→イチゴ
→ほうれん草 - 大根おろしを使う
○天つゆに入れる
○消化をサポートしてくれる
○効果は限定的だとされる - リラックスできる服を着る
○胸を締め付ける服は胃にも負担をかける - よく噛んで食べる
○消化をしやすくする - 食べ過ぎない
○天ぷらは食べ過ぎになりやすいので注意 - 使う油に気を付ける
○新鮮な油を使う
○古い油は質が低下している
→胃腸への負担が大きい - 油物を食べるペースに気を付ける
○胃もたれや胸焼けをしやすい人
→1週間に1度程度の割合にする
気を付けたい油が使われている食べ物
普段から油が使われている食べ物を口にする機会が多いと、どうしても胸焼けや胃もたれをしやすくなる。
この油が使われている食べ物は、揚げ物のように分かりやすい物ばかりではない。
以下のような食べ物も、油が使われている。
だから胸焼けをしやすい方は、日頃の食生活を思い浮かべて以下を多く食べていないかチェックした方がいいかもしれない。
- アイスクリーム(油脂分が比較的少ない食品)
- クッキー(油脂分が比較的少ない食品)
- コーヒーフレッシュ
- シチュー
- チョコレート
胸焼けをしやすい食べ物にも注意
天ぷら以外にも、胸焼けの原因になりやすいとされる食べ物がいくつか存在する。
食べ過ぎなければ問題は無いけど、日ごろから胸焼けをすることが多い場合は、以下のような物を多く口にしていない思い返しても良いかもしれない。
- 脂っこい食べ物
- 柑橘類
○胃酸分泌を促進する
胸焼けを悪化させる可能性もある
- 辛い食べ物
○胃酸分泌を促進する
胸焼けを悪化させる可能性もある - カフェインの多い飲み物
○コーラやコーヒー - 酒類
○ワインやビール - 炭酸飲料
- ニンニク
- タマネギ
- ペパーミント
- チョコレート
天ぷらによる胸焼けを避けるための具体的な行動
胸焼けの主な原因は、油分の多い食事が消化に時間を要することにある。
一般的な野菜や果物が2~4時間で消化されるのに対し、天ぷらのような油を多用する料理は4~6時間を要することも。
これにより、胃に長時間の負担がかかってしまい、胸焼けになってしまう。
そんな天ぷらによる胸焼けを予防するには、以下の点に気をつけるようにしたい。
天ぷらを食べる際の予防策
天ぷらを食べる時には、以下の点に気をつけよう。
- 適量を守る
○天ぷらはつい食べ過ぎてしまいがちの料理。
→事前に食べる量を決めておくことが重要 - 丁寧に噛む
○食べ物をよく噛むことで消化がスムーズになる - 温度を調節する
○揚げたてよりも少し冷めた天ぷらの方が胃に優しい - 野菜との組み合わせ
○天ぷらと一緒に野菜を摂ることで胃腸のバランスを保てる - キャベツの効能
○キャベツには胃の粘膜を保護する効果がある - 大根おろしを活用
○大根おろしに含まれる消化酵素が、油分の消化を助ける
消化をサポートする飲み物
天ぷらを食べるとき、以下の飲み物を用意しておくのも良い。
- 麦茶
○麦茶は胃腸を温め、消化を助ける - ルイボスティー
○ルイボスティーは胃腸の調子を整える - 生姜湯
○生姜湯は体を温め、消化機能を促進する
健康的な生活習慣
天ぷらを食べると、高確率で胸焼けを起こすと言う方は、生活習慣の見直しをした方が良い場合も。
- 十分な睡眠
○良質な睡眠は胃腸の健康に不可欠 - 適度な運動
○日常の運動が消化器官の活動を促進する - ストレスの管理
○ストレスを適切に管理することで、胃腸の不調を防ぐ
おわりに
今回は、天ぷらでの胸焼けについてお伝えした。
天ぷらは美味しいけど、胸焼けをしやすい料理。
食べ過ぎに気を付ければ胸焼けを防げることは多いけど、つい食べ過ぎてしまうのが天ぷらの特徴。
だから天ぷらの胸焼けを防ぐのであれば、この食べすぎをどう防ぐかを考えることは大切になってくる。
その点を考えると、天ぷらを食べる前に口にする量を決めておいて、絶対にそれ以上は食べない! と決意をしておくことが大切になるかもしれない。