お刺身などの必需品であるわさび。
最近は、チューブ入りの物の種類が増えてきている。
そんなわさびなんだけど、パッケージに本わさびや生わさびと書かれているのに気付く。
この本わさびや生わさびとはどのような意味があるのか?を中心に今回はお伝えさせていただく。
チューブ入りわさびのパッケージに書かれた表記の違い
チューブ入りわさびのパッケージには、本わさびとか生わさびと書かれたものが多い。
でも練りわさびと書かれたチューブや、瓶に入った粉わさびというものも存在する。
それぞれ以下のような違った特徴を持っている。
- 本わさび
○日本原産の品種のわさび
○中国産、台湾産、ベトナム産で育てられた物も多い - 生わさび
○すりおろしたわさび
○わさびの品種に関わらず用いられる表記
→本わさび、西洋わさびのどちらにも使われる - 粉わさび
○乾燥させ粉末にしたもの
○缶や瓶に入れられていることが多い
○保存可能な期間が長い
○水で溶いて使いのが一般的 - 練りわさび
○粉わさびを水で溶いたもの
本わさびの表記
チューブ入りわさびなどは、本わさびの固有率に応じて以下の表記がなされることがある。
- 本わさび100%
○実際は食塩や植物油などが加えられていることが多い - 本わさび使用
○本わさび50%以上 - 本わさび入り
○本わさび50%未満
まとめると
パッケージの表記についてまとめると以下のような感じになる。
わさびの種類
チューブ入りに使われるわさびの種類には、本わさびと西洋わさびとがある。
一般的に西洋わさびよりも、本わさびが使われた物の方が高級品であることが多い。
- 本わさび
○日本原産の種類のわさび - 西洋ワサビ
○東ヨーロッパ原産のわさび
○別名ホースラディッシュ、レフォールなど
○チューブ入りに使われるのは大半が西洋ワサビ
○安価
○加工しやすい
本わさびの種類
本わさびには、大きく分けて沢わさび(水わさびとも呼ばれる)と畑わさび(陸わさびとも呼ばれる)とがある。
- 沢わさび
○清流などを使って栽培する
→豊富なキレイな水が必要
○陸わさびよりも価格も品質も高い傾向 - 畑わさび
○畑で栽培する
○加工されたわさびの大半が畑わさび
○大半が国外から輸入されている
わさびの種類についてまとめると
わさびの種類についてまとめると以下のような感じになる。
本わさびと西洋わさびの辛さの違い
本わさびと西洋わさびとでは、口にした時の辛さの感覚に違いがある。
西洋わさびよりも本わさびの方が、少し優しい感じの辛さ。
- 西洋わさび
○辛味は本わさびとよく似ている
○香りは大根に近い - 本わさび
○辛味成分は西洋わさびと同じくらい~少し多め
○甘味があるため辛さが西洋わさびよりもマイルド
高品質のわさびとは?
高品質のわさびとされているのは、清流で栽培する国産の水わさび。
特に静岡県と長野県は2大産地として知られている。
これは水温が水わさびを育てるのに最適な13℃前後である上に、ミネラル分の多い湧き水も豊富なため。
おわりに
今回は、わさびについてお伝えさせていただいた。
わさびを使うとき、チューブ入りを使う方が多いのではと思う。
このチューブ入りに関しては色々と出ていて、高級タイプなんかも種類が増えている。
その高級タイプは、本わさびをタップリ使っているものが多い。
西洋わさびを多目に使ったわさびとの違いは、お刺身に高級わさびをつけて醤油無しで食べてみると分かりやすい……と、個人的には思っている。
他にもわさびの違いを確認できる食べ方は色々とあるから、気になった方はネットで探してみて暇な時にでも試してもいいかもしれない。