もやもや病というのは大人と子どもとでは、
出やすい症状が少し違う。
この違いをもやもや病では、
知っておきたいところなんだ。
今回のリサーでは、
もやもや病についてまとめた。
もやもやした違いをチェック☆-( ^-゚)v
もやもや病の現状は?
一見すると俗称のように見える、
もやもや病は正式名称。
日本陣研究者である、
鈴木二郎氏と高久晃氏が命名した。
もやもや病の現状は、
まとめると以下のようになる。
- 発症しやすい人
○東アジアの人種に多い病気
○女性の発症が少し多め
○発症しやすい年齢
→5~10歳
→30~50歳 - 発症の現状
○日本全国に3900人程度の患者さんがいる
○年間発症率は0.35/10万人程度 - 自覚症状
○自覚症状は出にくい
○倒れて初めて気づく人が多い
もやもや病の治療は、
日本の実績が高い。
特に子どものもやもや病は、
適切な対策をとれた場合、
その後は経過が良いことも有名。
でも年齢が低くて症状の進行が早いと、
神経障害や知能障害に繋がる場合もある。
だから早めの診断が必要なんだ。
もやもや病の症状は?
もやもや病は重傷となると、
脳梗塞などになって、
後遺症が残ることもある。
そんなもやもや病の症状には、
どんなものがあるかというと…
- 痙攣発作
- 脳梗塞
- 脳の虚血
脳の虚血とは、
脳に行く血液が減る症状。
そして脳梗塞に似た症状を起こす。
脳の虚血が進行すると、
体のマヒや知能低下が起こる。
発症のメカニズム
まず脳に栄養を送っている、
太い動脈がつまるなどする。
次に当然のことながら、
脳に送られる血液量が低下する。
この血液量の低下を補うために、
細かい血管が発達する。
この細かい血管は、
もやもやした形であるため
もやもや病といわれる。
年齢別に起こりやすい症状
先に書いたように、
もやもや病は以下の年齢帯で、
特に発症しやすい。
この年齢帯で疑わしい症状がでたら、
診察してもらった方が良いかも…
- 5~10歳
- 30~50歳
それぞれのピーク時で、
出やすい症状が違う。
5~10歳の症状
子どもの症状には、
症状が出るキッカケがある。
そのキッカケとは、
深い呼吸を短時間で行う動作。
走ったりしての息切れなどが、
代表例なんだ。
これは血液中の成分バランスの崩れで、
もやもや血管が細くなるためにキッカケとなる。
- 頭痛を繰り返す
- 失神発作
- 脱力発作
- けいれん発作
- 虚血症状
30~50歳の症状
成人のもやもや病は、
脳出血が代表の症状。
成人がもやもや病だと知るのは、
半数が脳出血からなんだ。
(残り半分が虚血症状)
成人の脳出血は、
もやもやした血管の壁が弱かったりして、
膨らんだり切れたりして起こると考えられている。
- 頭痛
- 意識障害
- マヒ
成人に多いもやもや病による脳出血は、
脳のどの部分から出血するかや、
出血量の多さの違いにより症状が変わる。
更に出血よるもやもや病の障害は、
虚血症状よりも厄介。
- 症状が重くなりやすい
- 再出血の可能性がある
- 有効な防止策が発見されていない
もやもや病の治療
もやもやした血管が発見されても、
手術が必要とは限らない。
出ている症状や血流状態から、
総合的に判断して対応策は決まる。
ただ手術が必要なくても、
定期的な病院での検査は必要。
手術などを行わない時には、
血圧や生活習慣病などの注意点が、
病院で与えられる場合が多い。
もやもや病の診断方法
もやもや病の診断方法は、
いくつか存在する。
- MRI
- CT
- SPECT 脳血流検査
特にMRIは、
多くの医療機関で行われている。
症状
上記のような診断などを行い、
以下のが確認されると、
手術の可能性が出てくる。
- 脳の血流低下
- 虚血症状
- 手足に力が入らない
- マヒ
- しびれ
- 言葉が話ずらい
まとめ
もやもや病は、
日本での治療実績が高い。
早期に発見して対応が出来れば、
大事にならずに済むことも多いんだ。
更に最近では、
人間ドッグでの発見も多くなっている。
だからもやもや病や脳の病気が心配な方は、
人間ドッグを受けてみるのも良いかもね☆-( ^-゚)v