カブトムシの飼育ケースは、大きさによって観賞用と長生き用とに分かれます。
今回リサーチしたのは、そんなカブトムシの飼育ケースについて。
カブトムシを買う前に知っておきたい情報です☆-( ^-゚)v
カブトムシの飼育ケースの大きさ
カブトムシの飼育ケースは、大きい順に並べると以下のようになります。
- Lサイズ:1番大きい
- Mサイズ
- Sサイズ
- SSサイズ:最も小さい
飼育ケースの大きさ選びは、育てるカブトムシが国産か外国産かで考え方を変える必要があるので注意をしましょう。
なぜなら外国産のカブトムシの方が国産のカブトムシよりも、サイズが大きい傾向があるためです。
国産のカブトムシの飼育ケースについて
国産のカブトムシの飼育ケースは、SSサイズでも観賞用としてなら問題はありません。
観賞用であれば、ハスクチップやホダオガを薄く敷いて昆虫ゼリーを、中に入れておけばOKですよ。
もし国産のカブトムシを長生きさせるのなら
国産のカブトムシを長生きさせるのなら、Sサイズ以上の飼育ケースを用意しましょう。
ハスクチップやホダオガを4~5分目まで敷くことで、カブトムシが潜れるようにする事が大切です。
更にカブトムシは転倒すると弱って死んでしまうから、転倒防止となる工夫も行いましょう。
枯れ葉や止まり木を置いておくと転倒防止に役立ちます。
ただ長生きを目的にすると、ハスクチップやホダオガにカブトムシが潜ることが多くなります。
そうなると見て楽しむことができる時間が限られてしまうという欠点があるので、その点を考慮しましょう。
外国産カブトムシの飼育ケースについて
外国産カブトムシの飼育ケースは、国産カブトムシの物よりも一回り大きい物を用意しましょう。
鑑賞用のカブトムシであればSSサイズでも大丈夫ですが────見ていて面白くありません。
また、外国産カブトムシは体が大きいから小さなゲージだと窮屈になりあまり動かない。
さらに言えば、ヘラクレスオオカブトやギラファノコギリクワガタなど、体調が10cm以上のカブトムシもいるので、ケージはSサイズ以上を基準に考えた方が良いかもしれませんね。
ただ大きいサイズのケージになると、動きやすくなるから転倒の危険性も高くなります。
ですから枯れ葉や止まり木を用意しておくようにしましょう。
もし外国産のカブトムシを長生きさせるのなら
外国産のカブトムシを長生きさせるのなら、やはり大きめのケージが必要となります。
そして国産カブトムシの場合と同じように、ハスクチップやホダオガを4~5分目くらいに敷きましょう。
そして転倒防止対策もしっかりとることが長生きにとって大切なこととなります。
飼育ケージの大きさをまとめると
カブトムシを育てる時の飼育ケージの大きさをまとめると、以下のような感じになります。
- Lサイズ
- Mサイズ
○外国産カブトムシ(100mm以上)の長生き用 - Sサイズ
○国産カブトムシの長生き用
○外国産カブトムシの鑑賞用 - SSサイズ
○国産カブトムシ(100mm以下)の鑑賞用
カブトムシの飼育ケース選び:詳細ガイド
カブトムシの飼育ケース選びは、見た目だけではなく、カブトムシの健康と寿命にも大きく影響します。
この章では、サイズ以外にも考慮すべきポイントを4つ詳しく解説させて頂きます。
考慮ポイント1. 通気性
カブトムシは昆虫の中でも呼吸量が多い生き物です。
そのため、飼育ケースは通気性の良いものを選ぶことが重要です。
通気性が悪いと、カブトムシが酸素不足になり、弱ったり死んだりしてしまう可能性があります。
通気性の良いケースを選ぶポイント
- 側面やフタにメッシュ加工が施されているもの
- 通気孔が複数あるもの
- 素材がプラスチックやガラスなど、通気性の高いもの
考慮ポイント2. フタ
カブトムシは力が強いので、フタがしっかり閉まらないと脱走してしまう可能性があります。
また、フタがしっかり閉まっていないと、コバエなどの害虫が侵入しやすくなります。
フタの選び方
- しっかりとしたロック機構が付いているもの
- パッキン付きで密閉できるもの
- フタが軽いもの
考慮ポイント3. 掃除のしやすさ
カブトムシは排泄物や食べかすを多く出すため、飼育ケースは掃除がしやすいことも重要です。
掃除がしやすい構造であれば、衛生的な環境を維持することができますよ。
掃除がしやすいケースを選ぶポイント
- 底面が平らで、汚れが溜まりにくいもの
- 側面に凹凸がないもの
- フタが大きく開けられるもの
考慮ポイント4. 見た目の好み
カブトムシの飼育ケースは、インテリアとしても楽しめるものです。
そのため、自分の好みのデザインを選ぶのも大切です。
デザインを選ぶポイント
- 透明度の高いもの
- カラーバリエーション豊富な
- シンプルなもの
カブトムシの飼育ケース設置場所:快適な環境作り
カブトムシの飼育ケースを適切な場所に設置することは、カブトムシの健康と寿命を大きく左右します。
この章では、カブトムシが快適に過ごせる環境を作るために、設置場所を選ぶ際のポイントを3つ詳しく説明します。
設置場所ポイント1. 温度
カブトムシは20~25℃の環境で快適に過ごせる温血動物です。
そのため、飼育ケースは直射日光が当たらず、風通しの良い場所に設置しましょう。
設置場所の選び方
- 直射日光が当たらない場所
- エアコンの風が直接当たらない場所
- 室温が安定している場所
NGな設置場所
- 窓辺
- エアコンの吹き出し口
- テレビや冷蔵庫などの家電製品の近く
設置場所ポイント2. 湿度
カブトムシは60~70%の湿度を好む昆虫です。
乾燥していると、カブトムシが脱水症状を起こしたり、病気にかかったりする可能性があります。
湿度を上げる対策
- 飼育ケースに霧吹きで水を吹きかける
- 飼育ケースの中に湿らせたスポンジや濡れ新聞を入れる
- 飼育ケースに蓋をして、湿度を逃さないようにする
湿度計を設置して、飼育ケース内の湿度を常に把握しておきましょう。
設置場所ポイント3. 振動
カブトムシは振動に弱い昆虫です。
そのため、飼育ケースは静かな場所に設置しましょう。
設置場所の選び方
- 人の出入りが少ない場所
- 振動が発生しにくい場所
- 床がしっかりしている場所
NGな設置場所
- 洗濯機の近く
- スピーカーの近く
- ドアの近く
これらのポイントを参考に、カブトムシが快適に過ごせる環境を作ってあげましょう。
その他、飼育ケース設置場所に関する注意点
- 飼育ケースは水平な場所に設置する
- 飼育ケースの周りに物を置きすぎない
- 飼育ケースを定期的に掃除する
カブトムシは適切な環境で飼育することで、長生きすることができます。
カブトムシの飼育ケース掃除方法:清潔な環境で長生きさせる
カブトムシは排泄物や食べかすを多く出すため、飼育ケースを清潔に保つことがカブトムシの健康と寿命にとって重要です。
この章では、カブトムシの飼育ケースを毎日簡単に掃除する方法と、定期的に行うべき消毒方法を詳しく説明します。
毎日のお掃除
カブトムシの排泄物や食べかすは、毎日取り除くことで、カビや雑菌の繁殖を防ぎ、臭いを抑えることができます。
掃除の頻度
- 毎日:カブトムシの排泄物や食べかす
- 週に1回:マット表面のカビや汚れ
- 必要に応じて:マット全体の交換
掃除のポイント
- カブトムシを別の容器に移してから掃除する
- ゴム手袋やマスクを着用して掃除する
- ケース全体を水で洗い、マットは交換する
- 消毒液で消毒する
毎日のお掃除に必要なもの
- ゴミ袋
- スポンジ
- 歯ブラシ
- 水
- 消毒液
毎日のお掃除の手順
- カブトムシを別の容器に移す
- ゴミ袋を使って、カブトムシの排泄物や食べかすを捨てる
- スポンジと水を使って、ケース全体を洗う
- 歯ブラシを使って、ケースの隅々まで掃除する
- マットを交換する
- 消毒液でケース全体を消毒する
- カブトムシをケースに戻す
定期的な消毒
カブトムシの飼育ケースは、定期的に消毒することで、病気を予防することができます。
消毒の頻度
- 月に1回:マット交換時
- 必要に応じて:カビや汚れが目立つ場合
消毒のポイント
- 消毒液は、カブトムシやマットに直接かからないようにする
- 消毒液を十分に乾燥させてから、カブトムシをケースに戻す
消毒に必要なもの
- 消毒液
- スポンジ
- 水
消毒の手順
- カブトムシを別の容器に移す
- スポンジと水を使って、ケース全体を洗う
- 消毒液をケース全体に吹き付ける
- 消毒液を十分に乾燥させる
- カブトムシをケースに戻す
消毒液の種類
- 次亜塩素酸ナトリウム
- エタノール
- 重曹
消毒液の使用上の注意
- 消毒液は、必ず取扱説明書をよく読んで使用する
- 消毒液は、子供やペットの手の届かないところに保管する
終わりに
カブトムシを育てるとき、ケージのサイズに気を付けることでカブトムシの寿命が変わってきます。
ケースが小さいとストレスを感じるし、ハスクチップなどに潜ってゆっくり休むこともできません。
もちろんケージのサイズだけでなく、温度管理や栄養の管理、他頭飼いを避けるなどの注意点も必要となります。
それでもまずは、ケージのサイズに気を付けることから始めましょう。
ケージを一度購入したら後から新しいケージを購入しても、カブトムシの移し替えが大変ですからね☆-( ^-゚)v
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