ボールペンは使う機会が多いから、インクが服についてしまうことも多い。
インクがいったん服につくと水だけで取り除くのは困難。
また他の汚れと同様に、早目に対処したほうが取り除きやすいという特徴もある。
今回は、そんなボールペンのインクが服についた時の対処法についてお伝えさせて頂く。
ボールペンのインク
ボールペンのインク汚れを落とす場合、まずは服についたインクが油性か水性かを確認したい。
水性インクであれば、水に溶けやすいので汚れを落とすのは難しくない。
問題は油性の方。
油分が含まれているだけでも落としにくいのに、染料や溶剤も含まれているため服の繊維の隙間にまで入り込んでしまうので落としにくい。
こういった違いがあるので、インク汚れの落とし方についても双方で違いがある。
水性ボールペンのインクの落とし方
水性ボールペンのインクは、油性よりも落としやすい。
これは水性ボールペンのインクには、水に溶ける性質があるため。
そんな水性ボールペンのインクが服についた場合は、以下のような形で落とすことになる。
- インクのついた部分をぬるま湯で濡らす
- インクが浮いたらペーパータオルで拭き取る
- 上記2つの工程を繰り返す
- インクが取れたら洗濯をする
次に少し強力な方法。
- 洗面台で服をぬるま湯に浸ける
- 石鹸を汚れた部分につける
- もみ洗いをする
- 汚れが浮いたらぬるま湯ですすぐ
- 上記の作業を繰り返す
- インクが取れたら洗濯をする
油性ボールペンのインクの落とし方
油性ボールペンによる服の汚れは、完全に落とすのはかなり難しい。
たいがいの場合は、ある程度まで汚れが落ちた段階で妥協をすることになる。
それだけしつこい汚れなので、とうぜん水やお湯だけで落とせるわけではない。
用意するのは、消毒用エタノールや手ピカジェルなどのエタノール。それと無地の布を2枚。
油性インクを落とす前に
ボールペンの油性インクを服から落とす前にやっておきたいことがある。
これらを行わないと、後悔することも多いので必ず行うようにしよう
1番目にすること
油性インクを落とす前に、服の洗濯表示を確認しよう。
自宅での洗濯が可能かどうか？どのような洗い方が可能なのか？などはしっかりとチェックしたい。
2番目にすること
洗濯可能であれば、次は消毒用エタノールを目立たないところにつけて色褪せなど異常が起きないかをチェック。
もちろんチェックが終了したら、エタノールを付けた部分を洗うことをお忘れなく。
3番目にすること
一通りのチェックが済んだら、次は作業をする場所を整えたい。
作業をするテーブルの上には、ビニールなどを敷いてエタノールの影響や汚れ移りを避ける工夫もしておこう。
実際にボールペンの油性インクを落とす
一通りの準備が済んだら、いよいよボールペンのインクを落とす作業に入る。
実際の作業は、服についたインクを押し当てた別の布に移すことを目的に行う。
注意したい点は、布をエタノールに長く触れさせていると変色などが生じる点。だからある程度までインクが落ちたら、早めに洗濯機などで洗うようにしたい。
- 作業台の上に無地の布を敷く
○この布にインクを移すことになる - 敷いた布の上にインク部分を当てる
○表と裏のインクが付いた側を布に当てる - インク部分にエタノールを少しつける
- 上から布でポンポン叩く
- 敷いた布にインクが移動したら変える
○敷いた布を変える
○叩いている布の面を変える - 何度か3～5の作業を繰り返す
- インクがある程度落ちたら水ですすぐ
○40℃くらいのぬるま湯だと効果的
○しっかりとエタノールを洗い流す - 洗濯機で洗う
○少し残っている程度なら取り除ける
だいたい油性インクを落とすのはこの流れになる。
注意して頂きたいのが、長く作業を続けるとエタノールで服の生地が傷んだり色褪せたりしてしまう点。
だから完全にインクを落とすのを目指すのではなく、ある程度まで薄くなったら早めにエタノールを洗い流してしまった方がいい。
油性のボールペンインクを落とす動画
油性のボールペンインクが服につくというのは、多くの人が経験する上に頭をとても悩ませるトラブル。
とうぜん関連した動画も多く存在している。
おわりに
今回は、ボールペンのインクが服についてしまった時の対処法についてお伝えした。
ボールペンは使うことの多い文具。
このためポケットなどに入れて持ち歩くことも多いので、服にいつの間にかインクがついていた……などということも多い。
わりと多い汚れなので、その落とし方も色々とある。
だから自分に合ったインクの落とし方を探してみるのもよいかもしれないね。☆-( ^-ﾟ)v
