朝は勉強をするのに、最適な時間帯と言われている。
一日の中で、最も脳がすっきりしているのは起床後の時間帯であり、集中力が発揮されやすく勉強だけでなく仕事もはかどるのが朝という時間帯。
この朝(起床してすぐ)は、とうぜん英語の勉強をするのにも向いている時間帯。
だから朝活として、英語の勉強をする人も多い。
今回は、そんな朝活としての英語勉強法のポイントをお伝えする。
朝活が英語の勉強をするのに向いている理由
英語の勉強を、朝活として行う方も多い。
これには、色々な理由が存在する。
- 朝は邪魔が入りにくい
○知人からメールや電話が入りにくい
○飲み会などもない - 時間制限があるから集中しやすい
○いわゆる締め切り効果 - 集中しやすい
○脳が疲れていない
○思考の流れがリセットされている - プライミング効果
○朝に英語の刺激があると
→その後も英語について考え続ける
→英語の情報を吸収しやすい - 生活リズムを整えやすい
〇人間本来の生活リズムに戻る
→日の出とともに起床して日が沈んだら休む
〇体内時計が正しく働くようになる
→疲れを引きずりにくい身体になる - 時間を無駄にしなくなる
〇夜はすぐに寝る必要がある
→ダラダラと夜を過ごさなくなる - 通勤ラッシュが避けられる
〇早起きをするようになる
→時間調整が楽に行える
〇混雑のストレスや疲れが軽減される
朝活での英語勉強方法
朝活で英語の勉強を行うのなら、睡眠が記憶を整理させて脳に定着させるという働きを利用したい。
そのためには、寝る前に英単語などを記憶する。
朝起きたら、前日に覚えた英単語を復習して実際に話したり書いたりするようにするといい。
朝の英語勉強方法の例
英語の勉強は、何を目的にするかによって方法が違ってくる。
例えば資格取得と一言でいっても、会話をする能力が重要な資格もあれば、書く能力が重要な資格もある。
また資格取得を目的とせず、海外旅行などで話せればいいという方もいるはず。
もしも会話を中心に勉強をしたいのであれば、自宅でできるオンライン英会話レッスンを選ぶ人も多い。
レッスンは、多くの場合は1コマ30分程度。
だから朝という忙しい時間帯であっても集中しやすい。
もしもオンライン英会話レッスンを利用する場合、夜に翌朝に使う単語や文法を覚える。
そして朝になったらレッスンを始めて、実際に前日に学んだ単語なんかを使ってみるという形になる。
朝活としての英語勉強法
朝活というのは、とりあえず英語の勉強を朝に行えばよいというわけでは無い。
やはり朝という時間帯を上手に活かすコツというのが存在する。
このコツは、大きく分けると実際に朝活の英語勉強を始める前に行う準備と、朝活を開始してから心がけることの2種類に分けられる。
まずは朝活の準備からお伝えする。
- 具体的な目標を決めておく
○朝活が習慣になるまで負担が大きい
→具体的な目標がないと続かない - 目標達成に必要な時間の算出
○例:英語の資格勉強の場合
→試験日を調べる
→試験日までの日数を調べる
→合格に必要な勉強時間を調べるも
→1日の目標勉強時間を決める - 起床時間の決定
○平日や休日の起床時間を決める
→平日と休日で2時間以上違うと辛いので注意 - 勉強の開始と終了の時間を決めておく
○毎日同じ時間から始めると良い
→習慣化されやすい
○時間を決めた方が集中しやすい
次に朝活を開始してから心がけることをお伝えする。
- 前日に予定を決めておく
○翌日の予定を決めておく
→具体的に勉強する内容を決めておく
→例:テキストの○○ページをやる等 - 前日に机の上に必要な物を置いておく
○勉強道具など
○飲み物は水筒に入れておくといい
○お腹が空くのなら
→飲むゼリーなどを置いておく - 前日は早めに寝る
○夜更かしをすると朝活は調子が狂う
〇人は6時間から9時間の睡眠時間が必要 - 良質な睡眠をとる
〇眠る3時間前までに食事を終える
〇刺激物を多量に摂取しない
→カフェインやアルコールなど
〇スマホを眠る2時間前には見ない
→スマホの明かりは神経を興奮させる
〇寝室の温度や湿度を整える
〇寝具を心地よいものにする - 起床後はすぐに日光を浴びる
〇セロトニンが分泌される
→体を目覚めさせてくれるホルモン
- 早めに机に向かう
- 水をコップ一杯飲む
〇前日に用意しておきたい
→水筒などに入れておくと良い
→机の上に置いておきたい
〇水を飲むメリット
→血流がよくなる
→内蔵の動きが活発になる
→起床時の水分不足を解消 - とりあえず5分を行う
○5分間だけは全力で行う
→やる気がなくてもとりあえず行う
○5分だけでも行うと意外とペースに乗れる
→人間は始めることに最も負担を感じる
上記のポイントは、最低限押さえておきたい部分。
また朝活で英語の勉強を始めても、なかなか進まないという場合は勉強する場所を変えてみるのも手。
例えばカフェ。
最近は朝活として勉強をしている方も多いので、カフェに行くと同じように勉強をしている人が多いため刺激になる。
おわりに
今回は、英語の勉強を朝活として行うコツをお伝えした。
英語だけでなく勉強全般で、行う時間帯というのは効率的な学習でとても重要な要素となる。
資格取得だけでなく、その他の色々な勉強でも朝という時間を上手に使うことで、効率的に学習を進めることが可能になる。
だから1年、2年、3年……と朝を上手に使い続ければ、人生が大きく変わる可能性も。