柿は、秋の代名詞的な果物というイメージがある。
そんな柿の効能は、抗癌作用であったりとか色々と凄い!
今回のリサーチでは柿の凄い効能についてお伝えする。
秋に柿を食べる時には、栄養効果に思い馳せてみよう!
柿の効能が凄い
柿の栄養はかなり凄い。
この章では、柿の効能→柿の成分という順番で情報をお伝えする。
柿の効能
トマトみたく、柿が赤くなれば~なんて言われる柿。
柿が持っている色々な予防作用が凄いんだ。
- 抗癌作用
- 老化抑制
- 二日酔いに効く
- 風邪の予防
- インフルエンザを予防
- 感染症の予防
- 高血圧改善と予防
- 脳卒中の予防
柿の凄い成分
柿の成分で注目したいのがビタミンC!
なんとミカンの2倍ある。
ココには書かなかったけど、カロテンに関しても、ピーマンと同じくらい入っている。
カロテンは体に入ると、ビタミンAに変換される。
そしてビタミンAは粘膜の形成なんかに役立つから、乾燥肌や肌荒れを防いでくれるよ。
だから冬の乾燥しがちな肌にも、柿は心強い味方となる。
他にも柿の栄養素として、以下のような物が挙げられる。
- ビタミンC
○みかんの2倍
○風邪のウイルスを抑える働き
○インフルエンザなどの感染症も予防 - タンニン
- カリウム
○利尿作用 - アストラガリン
○柿の葉に含まれている - タンニン
○アルコール分解作用 - 食物繊維
○長時間の運動が原因の筋肉の痙攣などを防ぐ
○便秘への効果 - β―クリプトキサチン
○抗酸化作用が高い
→糖尿病などの生活習慣病の予防効果
→ガンの予防効果
- ペクチン
○老廃物や有害物質を排出する効果
- フラボノイド配糖体
○ポリフェノールの一種
○血圧を下げる働きがあるとされる
ビタミンCとβ-クリプトキサンチンの相乗的な癌予防効果はとても注目されている。
柿の効能を少し詳しく
ここからは、柿の効能について少し詳しく、お伝えしていく。
- 二日酔いへの効果
- 体の各部位への効果
- 美容効果
- 花粉症への効果
この順番でお伝えする。
柿には二日酔いに効く成分も含まれている
柿には、以下のような成分が含まれており、二日酔いに効果を発揮する。
- タンニン
○アルコール分解作用 - カリウム
○利尿作用
タンニンのアルコール分解作用とカリウムの利尿作用があわさって、二日酔いの原因物質を体外に排出する。
この結果、柿を食べることは、強力な二日酔い対策になる。
柿の体の各部位への効果
柿の栄養が体の各部位に、どんな感じで効果を発揮するのか、代表的な例をここではお伝えする。
- 骨への効果
○ベータークリプトキサンチンにより骨密度が高まる
→骨祖しょう症予防につながる
○収穫から15日以上貯蔵すると良い
→ベータークリプトキサンチンが増えるため - 血管への効果
○血管の強化により動脈硬化を予防
→柿ポリフェノールの効果
○冷凍にすると柿ポリフェノールは増える - 脳への効果
○GABAの効果が認知症の予防につながる
→鶏肉などでナイアシンを一緒に摂取すると良い
○煮るとGABAが大幅に増える
→GABAは脳細胞の代謝機能を高める - 皮膚や粘膜への効果
○β-カロテン、ビタミンCなどの効果
→皮膚や粘膜が強くなるとされている
柿の美容効果は?
柿には、ダイエット効果があるとされている。
でもダイエット効果だけでなく、肌などへの美容効果も期待できるよ。
- ビタミンC
○みかんの2倍含まれている
○肌の張り、潤い、美白に効果
○メラニンの生成を抑える
→シミが出来にくくなる
○コラーゲンの生成を助ける - ポリフェノール
○ぶどうの5倍含まれている
○抗酸化作用の効果がある
→活性酸素の除去によりアンチエイジング - カリウム
○むくみに効果的
○水分の代謝や利尿作用を期待できる
柿には花粉予防の栄養が!
アストラガリンは、柿の葉に含まれる成分。
ポリフェノールの一種で、抗アレルギー作用を持っている。
アストラガリンが柿の葉に含まれるから、葉を花粉が飛ぶ前から煎じて飲み続けると花粉症予防になるって言われている。
柿を食べるときの注意点
柿の効能について、これまでお伝えしてきた。
栄養面など、色々と優れた部分はあるのが、分かってもらえたと思う。
でも柿は食べ過ぎると、問題を生じさせることもある。
どんな問題が生じるのかというと──
- 腸の働きを弱める
○タンニンが腸内で膜を作るため - 便秘
- 下痢
○ペクチンが便を軟らかくする - 身体を冷やす
○尿として体外に排出される
カリウムがナトリウムと結びつく
→食べ過ぎると必要なナトリウムまで体外に出る
→赤血球中のヘモグロビンを生成できなくなる
→体が酸素不足になり熱を作れなくなる
○タンニンが鉄分と結びついてしまう
→体内の鉄分が不足気味になる - 消化不良
○柿は消化効率が悪い食べ物
→食べ過ぎは胃腸への負担が大きい - 柿胃石
○タンニン、胃酸、食物繊維が結びついて生じる
→特に胃酸の多い時には注意
空腹時や胃が弱っているときなど - カロリーが高い
○柿には糖分が多くて高カロリー
でも一概に太るとは言えない
カリウムやリコピンの効果がある
リコピン:脂肪分や糖分を燃焼させる
カリウム:利尿作用
○ご飯を減らしてダイエットに活用する人もいる - 柿アレルギー
○柿にもアレルギーがある
○特に花粉症の人に出やすい
○症状の例
口の中や目がかゆくなる
蕁麻疹(じんましん)や吐き気、嘔吐を起こす
アナフィラキシーショック
発熱や呼吸困難など - 糖尿病の人は注意
○柿は血糖値が上がりにくい
→でも食べ過ぎると糖分の摂りすぎになる - 妊娠中
○妊娠糖尿病の原因になる事がある
○特に妊娠中期~妊娠後期は血糖値が高くなる
→体質によってはインシュリン分泌が不足する
→血糖値が高くなりすぎて妊娠糖尿病に
○体が冷えてしまう
つわりが酷くなる
便秘になる
早産や流産の原因になる
柿の摂取量について
柿の摂取量については、普通の人であれば、1日に3~5個程度まで大丈夫。
妊婦さんは、1日に2個程度まで大丈夫と言われているけど、個人的には食べない方が、良いんじゃないかな~って思う。
場合によっては、大きな問題になるから注意をしたい。
糖尿病の方は、1日に1個までと言われている。
腎臓にトラブルがある場合は、1日に2~3個とも。
ただ、糖尿病や腎臓にトラブルのある場合は、医師に相談した方がいいのは確かだよ。
最後に書きアレルギーの人の場合だけど、1口でも食べると発症するから、絶対に避けるようにしよう。
柿は食べ合わせに要注意
柿は摂取量と共に、食べ合わせにも注意をしたい。
ではどのような食べ合わせに、注意をしたいのかというと──。
- 鉄分の多い食べ物
○鉄分、カルシウム、酸と結びつくと
→沈澱してしまい消化効率が悪くなる - 空腹時のサツマイモ
○多量の柿を食べた場合腹痛の原因に
→サツマイモが胃酸の分泌を促すため
→タンニンと酸が結びつき沈澱し消化効率低下 - エビやカニと一緒に食べる
○腹痛の原因になる
柿タンニンの除菌消臭効果
柿渋とも呼ばれる柿タンニンには、強い渋みがある。
この柿渋は、渋柿の果汁を発酵させて作る。
この柿渋は、防腐、防虫、防臭効果があるとされ、平安時代から重宝されてきた。
近年の柿渋利用
近年では、アレルギーを起こしにくい利点から、錆び止めや塗料に使われている。
また酔い止めやノロウイルス対策で、使われることも。
この柿タンニンだけど、消臭効果の高さから、石鹸に使われるとが多くあるよ。
柿タンニンの消臭効果の原理
柿タンニンは、タンパク質を溶けやすく変質させる。
柿タンニンは、悪臭の原因となるタンパク質と融合して別の物質に変えてしまう。
この結果、悪臭の原因を根本から、除去するとされている。
柿タンニンは加齢臭対策にも使われる
柿タンニン(柿渋)は、石鹸に使われることもある。
それは先に述べたように、消臭効果を持っているのが大きな理由。
もう1つの理由として、除菌効果が挙げられる。
除菌効果が、皮膚の常在菌の過剰な繁殖を防いで、臭いの発生を抑えてくれるよ。
柿料理のコツ
柿は圧倒的にビタミンCが多いから、料理に活かしたいトコロ。
ビタミンCと相性がいいのはビタミンE。
ビタミンEはビタミンCの、抗酸化作用を活かすのに役立つんだ。
だからビタミンEを多く含む料理と一緒に使うと、健康効果が高くなるよ。
あと干し柿なんかもオススメ。
柿の美味しい選び方
最後に美味しい柿を選ぶ方法をお伝えする。
秋のスーパーや八百屋さんで試してみてね。
- 柿の選び方
- 張りがヘタにある
- 皮にヘタが張り付いている
- ヘタの下側にまで色づいた皮
美味しい見分け方で選んだ柿は、保存方法もしっかりとしておきたいよね。
柿の保存はポリ袋の中に柿を入れて、冷蔵庫に入れておくのが保存のコツ。
常温で放置しておくと、2日ほどで柔らかくなるから注意。
まとめ
今回は秋の果物である、柿の栄養についてまとめた!
秋の味覚である柿には、色々な予防効果があるんだよね。
そんな予防効果の中でも、柿が摂れる時期はインフルエンザの時期だから、ウイルスへの効果はありがたいよね。
そんな、ウイルスへの免疫力をつけるビタミンCが、ミカンの2倍。
この凄い柿の栄養量に、驚く人も多いかもね☆-( ^-゚)v