災害が起こると、生活インフラ(電気・ガス・水道など)がダメージを受けて使えなくなる可能性がある。

 

また交通などにも影響が出るため、食事の用意にも支障が出る。

 

だから非常食をしっかりと用意しておきたい。

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非常食は何日分必要?

非常食は、最低でも3日分は常時用意しておきたい。

 

でも災害時に生活インフラに大きなダメージが出る場合もあるので、出来ることなら7日分を用意したい。

 

なぜ最低3日分が必要なのか?

非常食は最低でも3日分は用意しておきたい。

 

これは災害が起こった場合、人命救助が生活インフラの復帰や配給よりも優先されるから。

 

救命活動は、災害直後から72時間(3日間)が最も被災者の生存率が高いとされている。

 

だから72時間は人命救助を優先することになる。

 

そして72時間を過ぎた頃から、生活インフラの復帰が本格的に行われる。

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非常食の具体的な内容

非常食の具体的な内容については、農林水産省のホームページで例が公開されている。

 

非常食の具体的な内容
  • 水:3リットル
  • パン:1食
  • レトルトご飯、アルファ化米:7パック
  • 即席麺、カップ麺:1個
  • 肉、魚、豆などの缶詰:5缶
  • レトルト食品:2パック
  • 豆腐(充てん):1パック
  • 乾物(かつお節、桜エビ、煮干しなど):適量

 

参照:農林水産省

 

水もお忘れなく

非常食の準備で絶対に忘れてはいけないのが

 

1日あたり3リットルが必要。

 

東日本大震災の場合、約57%の住居で水道が1週間たっても使えなかった。

 

水は生命の係わるので、水の備蓄は忘れないようにしよう。

 

また保存食の種類によっても水が必要となるので、実際に用意する水は3リットルを超えると考えた方がいい。

 

非常食だけでなく調理器具の準備も

非常食の中には、温めることが前提の物もがある。

 

だからカセットコンロボンベなどの非常食を温めるための道具を用意しておきたい。

 

また避難時に役立つ調理法というのもある。

 

例えばパッククッキングと呼ばれる、ポリ袋にお米を入れてそこに熱湯を入れてしばらく置いておくという方法がある。

 

この方法であれば、調理で汚れるのはポリ袋のみ。

 

だから使える水が限られる災害時には、調理器具の洗浄に使う水を節約できるのでありがたい。

 

パッククッキング
  1. ポリ袋に米と水を2:3の割合で入れる
  2. ポリ袋の空気を抜く
  3. ふくろを捻じって空気が入らないように結ぶ
  4. 鍋に水を入れて沸かす
  5. 鍋の底に皿を敷く
  6. 水を沸かせた鍋に1の袋を入れる

 

このパッククッキングは、他にも色々な方法がある。

 

だから、災害時にも使えるパッククッキングの方法を探しておくのも良いかもしれない。

 

おわりに

今回は、非常食の必要量についてお伝えした。

 

必要なのは最低でも3日分。

 

可能であれば7日間以上。

 

だからかなりの量になるので置いておく場所も大切になってくる。

 

この点を考えると、非常食を購入する際にはどこに置いておくのかも考えておくようにした方が良いといえる。

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