8月1日は水の日。

 

水の日といえば、3月22日の世界水の日とよく混同される。

 

でも、実は似ているけど違う行事。

 

今回は、水の日と世界水の日の違いについて調べてみた。

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水の日って3月22日と8月1日の2回あるの!!!!?

水の日って3月22日と8月1日の2回あるの!!!!?

 

と、思っても他の人に言ってはいけない。

 

なぜなら、それは勘違いだから。

 

3月22日にくる水の日は日本の記念日。

 

対して8月1日にくる世界水の日は国連が定めた国際デー。

 

このような違いがある。

 

今回は、そんな3月22日と8月1日にくる水の日がどう違うのかについてお伝えさせていただく。

 

水の日とは?

毎年8月1にくる水の日は日本の記念日。

 

1977年に閣議了解により水の週間(8月1日~7日)と合わせて定められた。

 

水の日の目的

 

水の日は、水資源の有限性、水の貴重さ、水資源開発の重要性に国民に関心を持ってもらうために制定された。

 

なぜ8月なのかというと、8月は年間を通じて水の使用量が多いため、水について関心が高まる時期だから。

 

その後、2014年に水循環基本法により法的に定められた。

 

世界水の日とは?

3月22日に来る水の日は、正式に言うと世界水の日。

 

毎年3月22日に定められている国連が定めた国際デー。

 

始まりは1992年。

 

ブラジルのリオデジャネイロで開催された地球サミットで提案されて、同年12月に国連総会で定められた。

 

水の大切さや、すべての人が清潔で安全な水を利用できる社会を目指すことへの意識向上を目的としている。

 

1992年というのは、開催された国連環境開発会議(UNCED)で採択された「環境と開発に関するリオ宣言」や「アジェンダ21」などの重要な文書が公表された記念すべき日でもある。

 

水の日と世界水の日の共通点と違い

水の日と世界水の日は、どちらも水資源の有限性や水の貴重さに関連した日。

 

大まかには水を大切にしましょうと言った感じだけど、詳細を見ると以下のような違いがある。

 

  • 水の日は日本国内で制定された記念日
  • 世界水の日は国連が定めた国際デー

 

  • 水の日は8月1日
  • 世界水の日は3月22日

 

  • 水の日は1977年に制定された
  • 世界水の日は1992年に制定された

 

  • 水の日は水資源開発の重要性も含めて啓発することが目的
  • 世界水の日は清潔で安全な水を利用できる社会を目指すことが目的

 

このように、水の日と世界水の日には詳細に違いがある。

 

水の日や世界水の日のイベント

水の日や世界水の日には、水に関連した色々なイベントが開催される。

 

その一例を述べると以下のようなイベントが行われる。

 

イベントの例
  • 水の週間中央行事
     ○水を考えるつどい
     ○作文コンクール表彰式
     ○基調講演など
  • 水のワークショップ・展示会
     ○水に関するワークショップや展示を実施
     ○小学生の親子が対象
  • 水資源功績者表彰
     ○個人や団体を表彰
     ○水資源行政の推進に関し顕著な功績のあった物が対象
  • 全日本中学生水の作文コンクール
     ○作文コンクールを実施
     ○中学生が対象
     ○テーマは「水について考える」
  • 水とのふれあいフォトコンテスト
     ○水をつくる施設などをテーマ
      →水辺の憩いや水のある風景
      →暮らしの中で毎日使う水
      →ダムや水路など
  • 水の週間打ち水大作戦
     ○打ち水を実施
     ○国土交通省ほか賛同している団体によって
  • 都道府県等が実施する「水の週間」関連イベント
     ○全国各地で開催が予定されている
  • 「水の日」応援大使「シャワーズ」派遣
     ○ポケットモンスターのシャワーズを派遣
      →「水の日」関連イベントに派遣
  • 「水の日」ブルーライトアップ
     〇8月1日「水の日」
     〇全国各地の施設をブルーでライトアップ

 

水の日関連のイベントは、水資源機構や国土交通省、環境省、内閣官房水循環政策本部事務局などが主催または共催している。

 

詳細は各主催者のウェブサイトで確認が可能。

 

おわりに

今回は、水の日と世界水の日の違いについてお伝えした。

 

私たちは毎日当たり前に使っている水だけど、実は地球上にある水のうち約97%が海水。

 

そして私たちが生活で使える淡水は、約3%しか地球上にはない。

 

しかもそのうち約70%が氷河や雪になっている。

 

このため利用できる淡水はわずか0.01%にすぎないという話がある。

 

そして世界の人口の約10%は、清潔な水を利用できない状況にあるとも。

 

水は私たちの生命や健康、教育や経済などに欠かせないもの。

 

水不足や水汚染、気候変動など、水に関連した課題は多くある。

 

水の日や世界水の日をきっかけに、水について考えてみるのも良いかもしれないね。

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