アイスクリームの日は、フローズンスイーツを祝うための特別な日。

 

通常、毎年7月の第3日曜日に祝われる。

 

この祝日は、1984年にアメリカのロナルド・レーガン大統領が、アイスクリームが楽しくて栄養価の高い食品であり、あらゆる年齢層の人々に親しまれていることを認識するための方法として初めて紹介したのが始まり。

 

以来、世界中で愛される年に一度の伝統行事として祝われている。

 

アイスクリームには、バニラやチョコレートなどの定番フレーバーから、マンゴーや抹茶などのエキゾチックなものまで、あらゆる好みに合う種類がある。

 

コーンでも、ボウルでも、サンデーでも、アイスクリームは人々を結びつけるおいしいお菓子。

 

特に暑い夏には、冷たくて甘いアイスクリームが最高の癒しにであると言えるかも。

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「アイスクリームの日」は5月9日ではない?

実は、「アイスクリームの日」は5月9日でもある。

 

これは、日本で最初にアイスクリームが製造・販売されたことを記念する日。

 

1869年5月9日に横浜市常盤町(馬車道通り)で町田房造という人物がアイスクリームショップを開業したことが由来。

 

東京アイスクリーム協会(現在の日本アイスクリーム協会)が1964年に「5月9日はアイスクリームの日」として制定した。

 

この日には、全国各地で無料サンプリングやチャリティーイベントなどが開催されている。

 

アイスクリームの日は、アイスクリームを無料で食べられるチャンスがある。

 

だからアイスクリームが好きな方は、チェックしておきたい。

 

日本アイスクリーム協会が主催するイベントだけでなく、サーティワンや馬車道商店街などでもイベントが開催されている。

 

アイスクリームの種類や歴史を知ろう!日本初のアイスクリームのお値段は?

アイスクリームは、牛乳や生クリームなどを原料にして、冷やしながら空気を含むように攪拌してクリーム状とし、これを凍らせたお菓子。

 

そのうち、柔らかいものは「ソフトクリーム」と呼ばれている。

 

アイスクリームには、バニラやチョコレートなどの定番フレーバーから、マンゴーや抹茶などのエキゾチックなものまで、あらゆる好みに合う種類がある。

 

アイスクリームは現代では庶民的な食べ物だけど、実は昔はとても高価で貴重なものだった。

 

アイスクリームの起源や歴史について、知っておくともっと楽しめるかもしれない。

 

ここでは、アイスクリームの種類や歴史について解説させていただく。

アイスクリームの起源

アイスクリームの起源として紹介されることが多いのは、古代中国で食されていたとされる食べ物。

 

それは牛乳(水牛もしくはヤギ乳か不明)に穀物粉を加えて加熱し樟脳を加えた液体を、容器に入れて氷の中に置いて冷凍したという食品。

 

これは紀元前7世紀頃に作られたと言われている。

 

また、古代エジプトやペルシャ(現在のイラン)でも、氷や雪を使って果汁やハチミツなどを冷やした飲み物や菓子が作られていた。

 

これらはシャーベット(sorbet)の原型とされている。

 

なお、シャーベットはアラビア語で「飲み物」を意味する「シャルバ(sharba)」から来ている。

 

中世ヨーロッパでは、氷や雪を使って果汁やワインなどを冷やした飲み物が貴族や王族に供された。

 

これらはフローズンドリンク(frozen drink)と呼ばれている。

 

また、牛乳や卵黄、砂糖などを混ぜて氷で冷やしたカスタード状の菓子も作られもした。

 

これらはフローズンカスタード(frozen custard)と呼ばれている。

 

アイスクリームの発展

現在のようなアイスクリームが登場したのは16世紀頃。

 

当時、イタリアではシャーベットが人気だったけど、その中に生クリームを加えることでより濃厚で滑らかな氷菓が作られるようになった。

 

これがジェラート(gelato)というアイスクリームの一種。

 

ジェラートは、生クリームの代わりに牛乳を使ったり、空気を少なく含ませたりすることで、アイスクリームよりも濃厚で濃密な味わいになる。

 

また、温度もアイスクリームよりも高めに保たれるため、口どけが良くなる。

 

ジェラートはイタリアの菓子職人によって発展し、フランスやスペインなどにも伝わった。

 

特にフランスでは、アイスクリームの製法をさらに改良し、卵黄やバニラなどを加えて風味や滑らかさを高めた。

 

これがグラス(glace)と呼ばれるフランス式のアイスクリーム。

 

アイスクリームはヨーロッパから世界中に広まりましたが、特にアメリカでは多くの発明や革新が行われてきた。

 

1846年には手回しのクランク式の攪拌機が発明され、1851年には世界初のアイスクリーム製造工場が開業する。

 

また、1881年にはアイスクリームサンデーが発明され、1904年にはコーンアイスが登場した。

 

アイスクリームの日本での普及

日本で最初に食べられたアイスクリームは、1860年に日米修好通商条約のために江戸幕府の使節団が訪問した際、ホワイトハウスで歓迎会で出されたアイスクリームだと言われている。

 

その後、使節団メンバーのひとりだった町田房造が1869年に横浜市の馬車道通りに日本で最初のアイスクリームのお店「氷水屋」を開店。

 

しかし、「氷水屋」のアイスクリームは当時の通貨で「2分」という高価なもので、現在の約8000円に相当する。

 

そのため、富裕層や外国人しか買えず、お店は大赤字だったとか。

 

その後もアイスクリームは高級品として扱われ、ホテルやレストランなどで提供される程度だった。

 

大正時代になると、アイスクリームの工業化が始まり、大量生産が可能となる。

 

しかし、戦時中は牛乳が不足したためアイスクリームの製造が中止された。

 

戦後は冷蔵庫付きの家庭用冷蔵庫が普及し、カップ入りやコーン入りなど様々な形態のアイスクリームが登場する。

 

現在では、日本人一人あたり年間約7.5kg(2019年)のアイスクリームを消費しているほど普及している。

 

アイスクリームに合うトッピングやドリンク!おすすめの組み合わせを紹介!

アイスクリームは、そのままでも十分に美味しい。

 

でも、トッピングやドリンクを合わせることで、さらに美味しさや楽しさをアップさせることができる。

 

しかし、どんなトッピングやドリンクがアイスクリームと相性がいいのか、迷ってしまうことも。

 

そこでここでは、アイスクリームに合うトッピングやドリンクのおすすめの組み合わせを紹介させて頂く。

 

定番から意外なものまで、色々なバリエーションを楽しむのも良いかもしれない。

 

アイスクリームに合う定番のトッピング

アイスクリームに合うトッピングは色々とある。

 

本当にトッピングは幅広いので、好みが分かれるものも多い。

 

だからアイスクリームのトッピングを色々と試したい場合は、まずは当たり外れの少ない定番の物から試して自分の好みの傾向を確認して、個性の強いトッピングに手を伸ばした方が良いかも。

 

定番中の定番

チョコレートソース・ストロベリーソース:バニラ、チョコレート、ストロベリーなどの種類があるアイスクリームにかけるだけで、もっと美味しくなる。

 

特にバニラアイスはソースの味がより伝わりやすくて、色も白いのでよりソースが目立つ。

 

キャラメルソース

トロトロしていて甘いキャラメルソースは、バニラアイスに持って来いの逸品と言える。

 

キャラメルソースの独特の甘さがバニラアイスの香りとしっかりと調和する。

 

そしてその上にナッツを振りかけるともっと美味しくなるので試して欲しい。

 

ホイップクリーム

生クリームを泡立てて作る「ホイップクリーム」だって、アイスクリームを美味しく頂くのにぴったり。

 

ふんわりとした口どけが冷たいアイスとよく調和する。

 

フルーツやナッツなどと一緒に使えば、パフェやサンデーのようになる。

 

コーヒーゼリー

コーヒーゼリーは型から出したものだが、さいの目状に切るとアイスクリームの立派なトッピングになる。

 

バニラアイスの甘さと香りと、コーヒーゼリーのほろ苦さが見事に調和して、極上のデザートに。

 

メープルシロップ

メープルシロップも、アイスの味を引き立ててくれる。

 

独特の香りがあるので、ちょっと垂らすだけでそのまま食べる場合とは全く違う味になる。

 

ウエハース

長い長方形の形をしていたり、写真のような三角形になっているウエハース。

 

レストランなんかでもアイスに添えられることが多いだけあり、アイスクリームとの相性もいい。

 

なぜレストランなどでアイスと一緒に出されるのかというと、味の相性もあるけど食べることで冷たくなった舌を休めてくれる役割を担っているため。

 

シリアル・グラノーラ

オーツ麦やトウモロコシなどを始め、ドライフルーツやナッツなどが入っているシリアルの一種。

 

これはそのまま食べたり牛乳をかけて食べることが多いけど、アイスクリームと一緒に食べてもおいしい。

 

グラノーラが持つザクザク感がアイスを引き立ててくれる。

 

ナッツ

ピーナッツやアーモンド、カシューナッツやくるみなどを軽く炒って粗く砕いたものは、普通の手作りお菓子に使えて、トッピングにも最適。

 

ナッツ自体の香ばしさと歯ごたえがアイスクリームとよくあう。

 

フルーツ

イチゴやブルーベリー、ラズベリーなどのベリー系の果物はパフェやケーキのトッピングにも最適。

 

赤や青などの鮮やかな色がアイスクリームを華やかにしてくれる。

 

また、バナナやマンゴー、キウイなどの果物もアイスクリームと相性がいい。

 

意外と合うトッピング

次に、意外だけど美味しいトッピングをご紹介させて頂く。

 

これらはちょっと勇気がいるかもしれないけど、チャレンジする価値はある!

 

柿ピー

お酒のおつまみにぴったりの柿ピーです。

 

辛さとピーナッツのマイルドさがたまらない。

 

そんな柿ピーをアイスに乗せて食べると、甘じょっぱくて癖になる味になる。

 

甘酒

甘酒は「飲む点滴」と言われるほど栄養価が高くて有名。

 

夏の季語でもある甘酒は、夏バテする時期にピッタリ。

 

甘酒には二種類あり、麹とお米から作られるブドウ糖のほんのりした甘みとアルコール分ゼロが特徴の「麹甘酒」。

 

カロリーが低く、ミネラル分が豊富に含まれている。

 

そしてもうひとつの「酒粕甘酒」は、酒粕に砂糖と水を加えて作られ、タンパク質や食物繊維などが含まれている。

 

ウイスキー

お酒好きにはたまらないトッピングがウイスキー+アイス。

 

ウイスキー以外にも、梅酒やラム酒・日本酒なども合う。

 

喉を熱くするアルコールと、それを冷やしてくれるあまーいアイスクリームの組み合わせは大人の味。

 

バルサミコ酢

最近ではスーパーでも当たり前に置いてあるバルサミコ酢。

 

買ったはいいけど使い切れない!という方も多いのではないでは?

 

その場合の選択肢に、アイスを入れるのも良いかも。

 

アイスにトッピングする前に、バルサミコ酢を少しだけレンジで加熱。

 

それからトッピングすると、お酢のツンとした風味が飛んでバルサミコ酢特有のフルーティーさが際立ち、ベリー系フルーツのような味に。

 

ごま油

使うごま油は、香り豊かなものがおすすめ。

 

バニラアイスに少したらすだけで、きな粉のような風味とナッツのような香ばしさが出る。

 

それでいてしつこくならない。

 

しらす

しらすのしょっぱさとアイスクリームのひんやりとした甘さが合う。

 

ご当地グルメなどで食べたことがある方もいるかもしれない。

 

カレー粉

カレー粉のスパイシーな香りが意外とあう。

 

インドのデザートにありそうな雰囲気に。

 

アイスクリームに合うドリンク

次に、アイスクリームに合うドリンクをご紹介させていただく。

 

これらはアイスクリームを入れたり添えたりすることで、美味しく飲めるはず!

 

コーヒー

アイスクリームとコーヒーは相性抜群。

 

熱いコーヒーに冷たいアイスクリームを入れると、アフォガートというデザートドリンクに。

 

コーヒーの苦みとアイスクリームの甘さが絶妙にマッチしている。

 

なおアフォガートという言葉には、イタリア語で「溺れた」という意味がある。

 

コーヒーに溺れたように見えるアイスクリームが、その名前の由来だとか。

 

紅茶

紅茶もコーヒーと同じく、アイスクリームと相性がいい。

 

熱い紅茶にアイスクリームを入れると、ティーアイスというデザートドリンクに。

 

紅茶の香りとアイスクリームの甘さが調和する。

 

ミルク

ミルクは、アイスクリームを溶かして飲むことができる。

 

ミルクにアイスクリームを入れて混ぜると、ミルクセーキというデザートドリンクに。

 

ミルクのまろやかさとアイスクリームの濃厚さがよくあう。

 

アイスクリームの種類や量を変えることで、味のバリエーションを楽しめる。

 

ジュース

ジュースも、アイスクリームを入れて飲むことができる。

 

ジュースにアイスクリームを入れて混ぜると、フロートというデザートドリンクに。

 

ジュースの酸味や果実感とアイスクリームの甘さや乳製品感が合う。

 

ジュースの種類や量を変えることで、味のバリエーションを楽しる。

 

おわりに

今回は、アイスクリームのについて、アイスクリームの歴史、アイスクリームと合うトッピング&飲み物についてお伝えした。

 

アイスクリームは、馴染みの深い食べ物。

 

ファンも多いので、食べ方も色々な方法が考案されている。

 

だから、考案されている食べ方を検索するなどすれば、あなた好みの味に辿り着くのも難しくないと思う。

 

またアイスクリームの日には、色々なイベントが行われるので、興味のある方はそういったイベントに参加するのも良いかもしれないね☆-( ^-゚)v

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