オクトーバーフェストに行くなら、ビールと共に食べ物も楽しみの一つ。
だからドイツの伝統的な料理やビールに合うおつまみなど、オクトーバーフェストで提供される食べ物の種類や名前、味や見た目を知りたいと思う方も多いはず。
また、オクトーバーフェストに参加する際の食べ物の注文方法やマナーも気になるところ。
この記事では、オクトーバーフェストで食べられる代表的な料理やスイーツを紹介し、その特徴や味わいを詳しくお伝えさせていただく。
さらに、オクトーバーフェストに持ち込み可能な食べ物や飲み物もご紹介する。
最後に、オクトーバーフェストで食事をするときの注意点やマナーもお伝えする。
オクトーバーフェストで食べられる代表的な料理とスイーツ
オクトーバーフェストでは、ドイツの様々な地方の料理が提供される。
特にバイエルン州の料理が多い（もちろん他の地方の料理もある）
ここでは、そんなオクトーバーフェストでよく見かける代表的な料理とスイーツを紹介する。
シュヴァイネハクセ (Schweinehaxe)
シュヴァイネハクセは、豚のすね肉を塩水に漬け込んでからローストした料理。
皮はパリパリに焼けていて、肉は柔らかくジューシー。
ビールとの相性が抜群。
シュヴァイネハクセは一人前が大きいので、シェアして食べるのもおすすめ。
シュニッツェル (Schnitzel)
シュニッツェルは、牛肉や豚肉、鶏肉などを薄く叩いてから衣をつけて揚げた料理。
カリカリの衣とやわらかい肉が絶妙な食感。
レモン汁をかけたり、グレイビーソースやチーズソースをかけたりして食べる。
ブレッツェル (Brezel)
ブレッツェルは、ドイツの代表的なパン。
塩水に浸した生地を輪状に結んでから焼き上げたもので、表面は茶色く光沢がある。
塩味が効いていてビールによく合う。
バターを塗ったり、チーズやソーセージと一緒に食べたりする。
ヴァイスヴルスト (Weiswurst)
ヴァイスヴルストは、白いソーセージとも呼ばれるバイエルン州の名物。
子牛肉と豚肉を混ぜて作ったソーセージで、香草やレモンピールなどが入っている。
皮は固いので剥いてから中身を食べる。
甘いマスタードと一緒に食べるのが定番。
クネーデル (Knodel)
クネーデルは、じゃがいもやパンなどを主な材料とした団子。
茹でたり、蒸したり、焼いたりして食べる。
肉料理やスープの付け合わせとしてよく出される。
クネーデルには色々な種類があるが、オクトーバーフェストではレバークヌーデル（レバー入りのクネーデル）やセメルクネーデル（パン入りのクネーデル）が人気。
シュテッカルフィッシュ (Steckerlfisch)
シュテッカルフィッシュは、サバやマスなどの魚を串に刺して塩水に漬け込んでから炭火で焼いた料理。
皮はパリパリに、身はふっくらとしている。
レモン汁をかけて食べる。
オクトーバーフェストでは、魚の串焼きを売る屋台が目立つ。
アプフェルシュトゥルーデル (Apfelstrudel)
アプフェルシュトゥルーデルは、ドイツの代表的なスイーツ。
薄く伸ばした生地にリンゴやレーズン、ナッツなどを包んで焼いたもので、粉砂糖や生クリーム、バニラソースをかけて食べる。
リンゴの甘酸っぱさと香ばしさが絶妙なおいしさ。
クーゲルホップフ (Kugelhopf)
クーゲルホップフは、ドイツやオーストリア、フランスなどで食べられる菊の形をしたパウンドケーキである。
バターと卵をたっぷり使った生地にレーズンやナッツを混ぜて焼き上げる。
粉砂糖をふりかけて食べる。
コーヒーや紅茶と一緒に楽しめる。
オクトーバーフェストに持ち込み可能な食べ物や飲み物
オクトーバーフェストでは、会場内で提供される食べ物や飲み物以外にも、自分で持ち込むことができる。
ただし、持ち込み可能なものには制限があるので、注意する必要がある。
持ち込み可能な食べ物
オクトーバーフェストでは、基本的に自分で持ち込んだ食べ物を食べることができる。
ただし、以下の点に注意する必要がある。
- 食べ物は個人用の量に限る
- 食べ物は清潔な容器に入れる
- 食べ物は臭いや汁気が少ないものにする
- 食べ物はテント内ではなくテント外で食べる
- 食べ物は他のお客さんに迷惑をかけないようにする
例えば、サンドイッチやおにぎり、果物やお菓子などは持ち込み可能。
一方でカレーやラーメン、焼肉や寿司などは持ち込み不可。
これらの食べ物は臭いが強かったり、汁気が多かったり、保存が難しかったりするため、会場内で食べることはできない。
また、他のお客さんに不快感を与えたり、衛生面で問題が起きたりする可能性もある。
オクトーバーフェストでは、会場内で提供される食べ物を楽しむことをおすすめする。
持ち込み可能な飲み物
オクトーバーフェストでは、基本的に自分で持ち込んだ飲み物を飲むことはできない。
会場内では、テントで提供されるビールやワイン、ソフトドリンクなどを購入して飲むことになる。
ただし、以下の点に注意する必要がある。
- 飲み物はテント内で購入したものに限る
- 飲み物は自分の席で飲む
- 飲み物は他のお客さんに迷惑をかけないようにする
例外として、水やジュースなどの非アルコール飲料は、個人用の量であれば持ち込み可能だ。
ただし、ペットボトルや缶などの容器は持ち込めない。
水筒やタンブラーなどの再利用可能な容器に入れて持ち込む必要がある。
オクトーバーフェストで食事をするときの注意点やマナー
オクトーバーフェストで食事をするときには、以下の注意点やマナーを守ろう。
テント内で食事をする場合
オクトーバーフェストでは、テント内で食事をする場合には、以下の点に注意する必要がある。
- テント内では予約が必要な席と自由席がある
予約が必要な席は事前にオンラインや電話で予約する必要がある
自由席は先着順で座れるが、混雑時には空き席が見つからないこともある - テント内ではテーブルごとにウェイターやウェイトレスが担当している
彼らに注文や支払いをする
チップは10%程度が相場 - テント内ではビールやワインなどのアルコール飲料を注文することができる
でも飲酒運転は厳禁
公共交通機関やタクシーなどを利用しよう - テント内では音楽や歌声に合わせて盛り上がることができる
でも他のお客さんやスタッフに迷惑をかけないようにしよう
テーブルの上に乗るのは禁止
ビールジョッキを投げるのも禁止
暴力的な言動をしたりすることは禁止
テント外で食事をする場合
オクトーバーフェストでは、テント外でも屋台やベンチなどで食事をすることができる。
テント外で食事をする場合には、以下の点に注意する必要がある。
- テント外では自分で持ち込んだ食べ物や飲み物を食べることができる
でも会場内の清潔さを保つためにゴミは持ち帰るか指定された場所に捨てよう - テント外ではビールやワインなどのアルコール飲料を販売している屋台もある
でも会場内ではアルコール類の持ち出しは禁止
屋台で購入したアルコール類はその場で飲み切るか捨てる必要がある - テント外では子供連れの家族やペット連れの方も多く見られる
彼らに配慮して、食事をする場所や態度に気をつけよう
オクトーバーフェストで食べ物を注文するときに使えるドイツ語のフレーズや単語
オクトーバーフェストで食べ物を注文するときには、ドイツ語で話すことができると便利。
ドイツ語は難しい言語と思われがちだが、基本的なフレーズや単語を覚えれば、コミュニケーションの幅が広がる。
ここでは、オクトーバーフェストで食べ物を注文するときに使えるドイツ語のフレーズや単語を紹介する。
注文するときに使えるフレーズ
オクトーバーフェストで食べ物を注文するときに使えるフレーズは以下の通りだ。
- 「ビールをください」は「Ein Bier, bitte」
- 「シュヴァイネハクセはありますか？」は「Haben Sie Schweinehaxe?」
- 「シュニッツェルを一つとブレッツェルを二つください」は「Ein Schnitzel und zwei Brezel, bitte」
- 「これは何ですか？」は「Was ist das?」
- 「これはいくらですか？」は「Wie viel kostet das?」
- 「お会計をお願いします」は「Die Rechnung, bitte」
注文するときに使える単語
オクトーバーフェストで食べ物を注文するときに使える単語は以下の通りだ。
- 「ビール」は「Bier」
- 「ワイン」は「Wein」
- 「水」は「Wasser」
- 「ジュース」は「Saft」
- 「コーヒー」は「Kaffee」
- 「紅茶」は「Tee」
- 「シュヴァイネハクセ」は「Schweinehaxe」
- 「シュニッツェル」は「Schnitzel」
- 「ブレッツェル」は「Brezel」
- 「ヴァイスヴルスト」は「Weiswurst」
- 「クネーデル」は「Knodel」
- 「シュテッカルフィッシュ」は「Steckerlfisch」
- 「アプフェルシュトゥルーデル」は「Apfelstrudel」
- 「クーゲルホップフ」は「Kugelhopf」
これらのフレーズや単語を覚えておけば、オクトーバーフェストで食べ物を注文するときに困らないだろう。
もちろん、完璧な発音や文法を求められるわけではないので、気軽に挑戦してみよう。
現地の人も親切に教えてくれるかもしれない。
