子供が成長して、入学祝いを祖父母や親せきから頂いたら、お返しが必要になるよね。
でも──
『何をお返しすればいいのか分からない! えっ、内祝いにもマナーがあるのヽ(;´Д`)ノ 』
──と、戸惑われる方も多いと思う。
今回のリサーチでお伝えするのは入学内祝いに関する相場とマナー。
身内だからキッチリしたい入学内祝いの話さ☆-( ^-゚)v
入学内祝いの歴史
入学内祝いの歴史を調べると──
元々はおめでたい事があったとき、親戚一同が集まり喜びの品をおすそ分けして、一緒に祝った風習から来ている。
このとき宴会のようなことをやっていたらしい。
でもお祝いのたびに親戚が集まるのは大変。
だからお祝いの品を渡し、内祝いという形でお返しされるのがマナーになった。
入学祝いと入学内祝い
入学祝いと入学内祝いは、名前が似ているよね。
現在の入学内祝いは、入学祝いのお返しを意味することが多い。
だから──
- 入学祝い=お祝い
- 入学内祝い=お返し
このように覚えておこう。
入学内祝いって本当は返さなくていい──本当?
入学祝いというのは子供には収入がないため、返さなくても良いという考えもある。
この考えに基づいて一部の地域では、入学内祝いのお返しは行われていない。
でもこの地域でも、お祝いをもらった子供はお礼状を出したり挨拶をしたりはしているよ。
このように入学内祝いと一言でいっても、地域による違いがあるから気を付けよう。
だから結婚して離れた地域に嫁いだとか会社の都合で引っ越して、住み慣れた場所から離れた所に住んでいる!
このような方は、住んでいる地域の風習について調べておく必要がある。
入学内祝い、お返しの相場について
入学祝いを頂いたら、お返しをする!
そんな風習のある地域に住んでいる場合、相場に気を付けたい。
相場よりも高すぎると先方に気を使わせる。
逆に相場よりも安すぎると少し悪い印象が生じるよね。
ただ過度に高すぎたり安すぎたりしなければ大きな問題にはならない。
だから神経質にならないようにしよう。
入学内祝い、お返しの具体的な相場
入学内祝いとしてお返しする時の相場は、頂いたお祝いの3分の1~半額の値段が基本
でも入学祝いをくれた人に子供がいる場合、事情が違ってくるときがある。
入学内祝いのお返しには例外もある
先方に年の近い子供がいた場合、その子が入学するときにお祝いを贈る。
この形でマナーとしても十分。
この辺りも地域差があるから、一概には言えないんだけどね。
入学内祝いのお返しを渡す時期
入学内祝いのお返しは、入学式後~1ヶ月目までに渡す。
だから入学式を終えたら、すぐに入学内祝いのお返しを渡すために動く人も多い。
お返しの渡し方
入学内祝いのお返しは、もらった子供がお礼を伝えて渡すのが基本的なマナー。
でも遠方に住んでいる方や忙しい方へは、お礼を直接言うのは難しい。
このような場合は、子供が直筆のお礼状を書いてお礼の気持ちを伝えるのがマナー。
もしくは電話で子供に、お礼の気持ちを伝えさせることになる。
このとき入学式の写真を同封するなどすると喜ばれることが多い。
入学内祝いの熨斗(のし)
入学内祝いで用いられる熨斗(のし)は、地域差はあるけど内のしを使う地域が多い。
- 外のし
○包装紙の外側に掛けたのし - 内のし
○包装紙の内側にかけたのし
入学内祝いの熨斗(のし)の書き方
入学祝いの熨斗(のし)は、蝶結びの水引が使われる。
蝶結びの水引は、何度あっても嬉しいお祝いに、使われるんだ。
入学内祝いの熨斗については、以下の点に気を付けよう。
具体的に画像で表すと、入学内祝いは右のようになるよ↓
- 水引き
○蝶結びの水引を使う - 水引きのむしび目よりも上に
○以下のどちらかを書く
入学内祝い
内祝い - 水引きの結び目よりも下に
○子供のフルネームを入れる
喜ばれる入学内祝いのお返しは?
入学内祝いのお返しは、どのような品物を贈るのが一般的なのだろう?
基本となるのは、食べ物のような後に残らない物。
他の例を挙げるのなら、以下のような品物が贈られることが多い。
- 年配の方(叔父叔母など)へのお返し
○お菓子類 - 同年代の方へのお返し(従兄や友人など)
○洋菓子や紅茶 - 高額な入学内祝いへのお返し
○ギフトカード
逆に入学内祝いで、贈ってはいけない物もある。
- お金
- 肌着
- 腰から下に身につける物
入学内祝いへのお返しは、こだわる人がいない。
品物に名前や写真を入れる場合はなく、無難な品物を贈ることがほとんど。
ただし祖父母へのお返しは少し違ってくる。
祖父母への入学内祝いのお返し
祖父母にとって入学というのは、孫の成長を感じられるイベント。
だからお返しの品と共に、写真なんかを贈ると喜ばれる。
頂いたお祝いで何を買ったのか、写真を一緒に贈って知らせる方も多い。
入学祝いのお返しに写真を贈る例
入学祝いのお返しに、写真を贈ると喜ばれることが多い。
例え頂いた入学祝いで、ランドセルを購入したのなら──
子供にランドセルを背負わせるとかして、買った品物を写真で見せると喜ばれる。
こういった写真に、子供が書いたお礼状をセットにして、祖父母に渡すと良いお返しになる。
だから祖父母へのお返しは、お返しの品物+写真+お礼状。
この3つがオススメということ。
お返し(入学内祝い)をする順番
最後に入学祝いのお返しをする時、どのような順番になるのかまとめておくよ。
- 入学祝いをもらった
○3日以内に子供に電話なりでお礼を言わせる - 入学式終了後
○1ヶ月以内にお返し(入学内祝い)を贈る
まとめ
入学内祝いのお返しは、キッチリと行いたい。
身内との付き合いは、長~い物になるからね。
なるべく悪い印象は、もたれたくはない。
入学内祝いは、子供からのお礼をお返しの品と共に届ける!
これが入学内祝いをお返しする時、親が気をつけるマナーって言えるんじゃないかな☆-( ^-゚)v
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