世界遺産に登録されていると言われると、
それだけで世界的に有名!
地元では、
知らない人はいないのでは!
こんな印象を持つもの。
でも中には、
世界遺産には登録されていても、
なんとなく地味な印象の場所も──。
今回は知っている人が少ない、
宇治上神社とはどんな所なのかご紹介するよ。
ちなみに
宇治上神社には正式名称があって、
それは宇治離宮明神だよ。
宇治上神社とは?
宇治上神社は、
平等院の鎮守社。
平等院鳳凰堂の阿弥陀坐像。
その正面に、
宇治川を挟んだ場所に建てられている。
鎮守社とは?
鎮守社とは、
鎮守神を祀る社のこと。
鎮守神というのは、
特定の建造物や特定の土地を、
守護するために祀られている神様。
現在は氏神、産土神と、
同一視される傾向にある。
宇治上神社の現在
宇治上神社は明治維新の後で、
宇治上神社と宇治神社に分けられる。
現在は──
- 参道を右に進む=宇治神社
- 参道を左に進む=宇治上神社
このように進むことで行ける。
宇治上神社の鳥居をくぐると、
正面にあるのが拝殿。
そして、
拝殿の前を見て気付くのが盛り砂。
この盛り砂は、
清めの砂と呼ばれている。
盛り砂は神様の依り代となり、
神社を清める働きがあるとか。
パワースポットとしての方が有名かも
宇治上神社は、
江原啓之さんが推薦する、
京都のパワースポットとして少し有名。
ですから世界遺産としてよりも、
パワースポットとして知って、
その後で世界遺産だと知ったという方も、
多いかもしれないね。
宇治上神社の建築様式
宇治上神社の拝殿は、
平安時代の貴族の邸宅の様式。
神社の拝殿が、
平安時代の貴族の邸宅の様式なのは
かなり珍しい事だと言われている。
宇治上神社に祀られているのは?
宇治上神社の拝殿には──
- 応神天皇、
- 仁徳天皇、
- 菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)
──この三柱の神様が祀られている。
注目は菟道稚郎子
三人の神様の中で、
特に注目されているのが菟道稚郎子。
菟道稚郎子は、
応神天皇の跡継ぎとして皇太子となった。
今では学問の神様として知られ、
受験合格を祈願する参拝客に注目されているよ。
手水舎の桐原水は飲料不可
パワー目当てで、
宇治上神社に行ったのなら、
手水舎に湧く桐原水(きりはらすい)を、
飲みたいと感じるかもしれない。
でも飲料不可なので、
絶対に飲まないようにしよう。
終わりに
今回は、
世界遺産なのにあまり知られていない、
宇治上神社についてお伝えした。
でも最近はパワースポットとして、
一部の方に知られるようにはなった。
それでも、
他の世界遺産と比べて知名度は──どうなんだろう(;´▽`A“