賞味期限と消費期限には違いがある。
簡単に説明すると──
- 賞味期限=味を保証できる期限
- 消費期限=味はともかく傷んでいない時期
──このような違いとなる。
賞味期限や消費期限の決め方
賞味期限や消費期限は、メーカーが決めている。
まずメーカーというのは製造業者、輸入業者。
これらが色々な試験を行う。
ココで行われるのは、微生物試験、理化学試験、官能試験など。
で、これらの試験の結果から3分の2程度短く、賞味期限や消費期限は設定されることが多い。
賞味期限切れと消費期限切れ
賞味期限は味を保証できる期間のこと。
だから賞味期限が切れても、絶対に食べられないという事は無い。
一方で消費期限は安全に食べられる期間のこと。
だから消費期限を過ぎたら、食べた場合は安全に不安が出てくる。
とはいえ一般的に賞味期限も消費期限も、試験結果から3分の2程度で決められることが多い。
だから消費期限が過ぎても、即座に食べられなくなるというわけではない。
それでも安全を考えるのなら、消費期限が過ぎた食べ物は避けるようにした方がいいのは確か。
賞味期限や消費期限の大前提
賞味期限や消費期限は、前提として封を開けていない場合という条件が付く。
だからどのような食品にしても、封を開けた時点で賞味期限や消費期限は意味のない物となる。
またもう一つの前提として、適切な保存方法をとったという条件も付く。
だから冷えた場所に置くべき食べ物を温かい場所に放置するなどした場合も、賞味期限や消費期限は意味のない物となる。
消費期限が当日の食べ物について
冷蔵庫に入れたまま忘れていたお菓子が出てきた! で、消費期限を確認したら今日(当日)までだった!!!
このような場合は、食べても大丈夫。
さっきも書いたように、消費期限というのはメーカー側は食べられなくなる時期よりも短めに設定する傾向にある。
だから消費期限当日であっても、実は食べられる期間には余裕があるという事になるから。
もちろんこれは封を開けていない状態での話だから、その点には注意をしたいところ。
賞味期限や消費期限の使い分け
メーカーは、賞味期限や消費期限を使い分けている。
その使い分けは、以下のような感じ。
- 比較的傷みにくい食品には賞味期限を
- 傷みやすい食品には消費期限を
また砂糖、塩、調味料は品質が劣化しにくいため、表示が省略されることも多い。
おわりに:賞味期限間近の安売り
近所のスーパーに行くと、特売品のコーナーがある。
ここでは賞味期限が間近な食べ物が置かれている。
結構、色々とある。
一方で消費期限が間近な食べ物は滅多に見かけない。
売って苦情が来たら怖いというのもあると思う。
でも実際は、消費期限が間近な食べ物は再利用をされていることが──。
もっともお店によって対応が違うから、一概には言えないんだけど。
それはともかくとして、賞味期限や消費期限が何かを知っておくことはとても大切なこと。
これらの違いを理解したら、次は実際に生活の中で意識して過ごして安心できる食生活を目指そう☆-( ^-゚)v