最近、全国で口一杯に頬張る人が急増中の恵方巻き。
もともとは関西の一部でのみの風習だったけど、恵方まきは全国的な行事になりつつある。
この恵方巻き、無病息災などを願って食べるのが一般的。
でも、もう少し具体的な願いごとをかなえようと、願掛けの意味で食べる方も多い。
その食べ方のルールには、笑うと良いだとか悪いだとか、口から離さないようにするだとか地域ごとに色々なものがある。
今回は、恵方巻きの食べ方に関するルールについて記事にしてみた。
恵方巻きの食べ方は笑う角に福来る?
恵方巻きの食べ方には色々なルールがある。
そのルールの中に、少しマイナーだけど笑って食べるか? 無表情で食べるか? この2点での論争っぽい物も。
では笑って食べるのが良いのか? 無表情で食べるのが良いのか? どちらが良いのかという答えはない。
だからお好みの方で! というのが答えとも言える。
恵方巻きのルールは後手後手
恵方巻きは笑って食べるのが良いのか? 無表情で食べるのが良いのか? というのは答えがない。
と、いうのも恵方巻きは、その存在だけが急速に広まってしまいルールは後からついてきた感じになっているから。
それに、元々ルールが厳密に決められてもいなかった。
だから恵方巻きのルールというのは、地域差がとても大きくて笑って食べるかどうかというのも地域差がある。
笑って食べるのなら重要なのは話をしないこと
恵方巻きは笑って食べるのが良いのか? 無表情で食べるのが良いのか?
どうしてこういうルールが考えられたのかというと、恵方巻きは口を離さずに一気に食べるというルールのためという話がある。
大声で笑っていたら、恵方巻きから口を離してしまうというのが、笑って食べてはいけないというルールが考えられた始まりなのだとか。
だから、口さえ恵方巻きから離さないのなら問題がないということ。
笑い声をあげると口を離すことになる。
でも声を出さずに笑顔を作って食べる程度なら、恵方巻きから口を離すことはない。
だから笑って食べるのが良いのか? 無表情で食べるのが良いのか? は、口さえ離さないのなら好きな方を選んで良いということになる。
なぜ無言で食べる必要があるのか?
なぜ無言で食べる必要があるのか?
このルールがあるのは食べている最中に話すと、恵方巻きから口を離すことになるから無言で食べなければならないのが最大の理由。この理由以外にも、色々な理由があるとされる。
- 恵方巻きから口に話すことになるから。
- 食べている間に話すと、口と恵方巻きの間から福が逃走してしまう。
- 鬼を追い払うために勢い良く食べてしまうことが必要だから。
- 願いごとをする場合、願いごとに集中した方が良いから。
無言で食べるべきだという考えは、上記の4つが理由だと語られることが多い。
恵方巻きの食べ方!口から離さないってどうなの?
恵方巻きの食べ方で、もっとも知られているのが口から離さない食べ方をしろ! というもの。
でも、このルールなんだけど最近の恵方巻きは豪華になっているので、行うのが難しくなっている。
元々の恵方巻きは、今の物よりもっと細かったから口から離さずに食べる事も可能だった。
でも今は、恵方巻きが太くなりすぎて口から離さずに食べることが難しい。
だから、あの太い恵方巻きではなくもっと細い物を用意して口から離さずに食べても問題はないということ。
なぜなら、元々はもっと細い恵方巻きを食べていたのだから、現代の太さの恵方巻きに挑戦しなくても問題はない。
恵方巻きの食べ方に関するルール
恵方巻きには、色々なルールがある。
とはいえ最初の方で述べた通り、恵方巻きのルールというのは地域ごとに違いがある。
例えば恵方巻きを切ってはいけないというルールも有名な物の1つ。
なぜ恵方巻きを切ってはいけないのか?
恵方巻きは切ってはいけない。
これは切ると福が逃げるからというのが理由。
でも地域によっては、切ることが前提の場所もあったりもする。
だから恵方巻きのルールというのは、何が正しくて何が間違っているのかは答えが出せられない。
そういうわけだから、恵方巻きのルールに関しては細かい部分を気にし過ぎてはいけない。
恵方巻きを食べる時に最低限実践したいルール
恵方巻きのルールは地域差が大きいので、これが正しい! というようなルールは存在しないと考えた方がいい。
だから、最低限有名な以下のルールは厳守すれば合格という気持ちでいた方が良い。
- 恵方を向いて食べる
- 食べている間は喋らない
- 1本を口を離さずに食べ切る
- 恵方巻きは切らない
このうち難しいのは、口を離さずに食べ切るというルール。
このルールに関しては、先に述べたように豪華で太い恵方巻きではなく、細い物を選ぶことで対処をしよう。
恵方巻きの食べ方に関する他のルール
恵方巻きは、口を離さずに食べるというルールは有名。
このルールに基づいて、他のルールの大半は考えられているともされている。
だから、恵方巻きから口を離しても良いと考える地域の場合は、恵方巻きを食べる時のルール全般が他の地域よりも大きく変わってくるということになる。
そんな恵方巻きのルールには、地域ごとのマイナーなルールをいくつか並べると以下のような感じになる。
- 恵方巻きを食べる日 節分の日の夜
- 恵方を向いて食べる
- 口を離さないように食べる
- 願いごとを思い浮かべている時だけ口を離さない
- 具材は七福神にちなんで7種類
- 醤油を付けてはいけない
- 途中で飲み物を口にしてはいけない
- 立って食べる
- 目をつむって食べる
- 恵方巻きは切らない
- 恵方巻きは1人につき1本
こういったルールが、日本の各地域には存在している。
恵方巻きの食べ方で最も重要なルールは?
恵方巻きの食べ方で、もっとも重要なルールは恵方を向いて食べること。
他のルールは地方によって違いがあるけど、このルールだけは全国各地で共通しているみたい。
では、恵方とはどの方向なのかというと、年ごとに違っているから毎年調べる必要がある。
コンビニやスーパーに行けば、恵方巻きの容器や売り場に方位が書かれている場合が多いから、それらで確認するのが最も確実。
恵方を間違えると、恵方巻きを食べても意味がないからしっかりとした情報源で確認をするようにしたい。
恵方とは?
恵方というのは、その1年の歳徳神(としとくじん)がいる方角を指す。
歳徳神というのは、その年の福徳をつかさどっている。
年神さまとも呼ばれていて、商売繁盛や無病息災を願われることが多い。
恵方巻きの食べ方で願いごとがある場合はどうする?
恵方巻きを食べるとき、良い年になることや無病息災を願うのが一般的。
でも、こういった漠然とした願い事ではなく、もう少し具体的な願い事を叶えたいという場合もあるハズ。
口を離さないように恵方巻きを食べるという前提であれば、以下の点が特定の願いごとがある場合の食べ方のポイントになる。
- 何もしゃべらずに食べる
- 願い事は他言しない
- 願い事の数はお好きなだけ
この3点を守りながら、先に述べた以下の基本的な食べ方も合わせると良い。
- 恵方を向いて食べる
- 食べている間は喋らない
- 1本を口を離さずに食べ切る
- 恵方巻きは切らない
終わりに
今回は、恵方巻きの食べ方についてお伝えした。
恵方巻きには、地域や家庭ごとに色々なルールがある。
笑って食べるのが禁止の所もあればそうでない所もある。
また、もっとも有名なルールである、口を恵方巻きから離さないという食べ方を行っていない地域すらもある。
でも恵方を向いて食べるというのは、多くの地域で実践されているから、恵方に関しては徹底したい。
また、恵方巻きから口を離さないというルールに関しては、細い恵方巻きを選ぶなどしてなるべく実践した方が良いのでは? と思う。
なぜなら、口を離さないで食べるというようなメジャーなルールを無視しても、それが気になって「ご利益が薄くなったかも」と感じていたら、それが願いの実現を邪魔しかねないから。
だから、恵方の確認と細い恵方巻きの確保が、食べ方で重要になるんじゃないかな☆-( ^-゚)v