雛人形は豪華な人形として海外でも有名で、海外だとインテリアとしても人気が高い。
今回のでは雛人形のモデルとなった人物について等をお伝えする。
読み終わった君は、淋しき五人囃子に愛を囁きたくなるハズさ(ノ´▽`)ノ
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ひな人形の豆知識 人形のモデル
雛壇に飾られるひな人形には、沢山の種類があるよね。
ここでは各ひな人形が、誰をモデルにしいるのかをまとめる。
雛人形のモデル
- おひな様
○皇后 - お内裏様(おだいりさま)
○天皇 - 三人官女
○皇后さまに付いてきた女官達
→宮中に仕えている
○向かって左
→お酒が入っている加えの銚子を持っている
→口が開いている
○中央:女官庁
→女官庁は結婚していて眉毛が無い
→昔は結婚すると眉毛を剃る風習があった
→お酒を飲むための盃を手にしている
→盃を三方に乗せている
○向かって右
→長柄の銚子を手にしている
→お酒を注ぐための銚子
→口を閉じている - 五人囃子(ごにんばやし)
○お囃子(おはやし)の演奏をする楽人
○五人囃子は、それぞれ表情が違う
○手にしている道具は2つのパターンがある
→パターン1
向かって左側から
太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡
(たいこ、おおかわ、こつづみ、ふえ、うたい)
→パターン2
向かって左から
横笛、篳篥、笙、火焔太鼓、羯鼓
(よこぶえ、ひちりき、しょう、かえんだいこ、かっこ) - 随身(ずいしん)
○右大臣と左大臣
○お内裏様を警護する人達
○左から
→右大臣:若者
→左大臣:髭を生やした老人で弓矢を持つ - 三人上戸(さんにんじょうご)
○仕丁(じちょう)ともいう
○宮中での雑用が仕事の人たち
○左から
→怒りじょうご、泣きじょうご、笑いじょうご
○所持する道具には2つのパターンがある
→出かける様子を表す場合
台笠(だいがさ):帽子をかける
沓台(くつだい):靴を乗せる
立傘(たちがさ):立傘を持つ
→宮中の掃除をする様子を表す場合
ほうき、ちりとり、熊手を持っている
ひな人形のモデルの豆知識
ひな人形のモデルが誰かなのかは上記の通り。
次は、もう少し細かい所をお伝えする。
ひな人形の色々な豆知識
- おひな様の年齢
○18歳の時をモデルに顔は作られている
○木目込み人形の場合
→赤ちゃんの頃や子どもの頃がモデル - ひな人形の顔の色
○ひな人形を見ると白い顔と赤い顔がある
→白い顔
→位が高い貴族は男性も化粧をしていた
→でも泣き上戸は単に顔色が悪いだけ
→赤い顔
→化粧をしていないため - お内裏様が持っているのは?
○お内裏様が持っているのは笏(しゃく)
→朝廷の式次第が書かれた台本のような物 - 五人囃子だけ仲間はずれ
○五人囃子だけ江戸時代の衣装と楽器
→一方で他の人物たちは平安時代がモデル
○五人囃子の楽器の意味
→太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡を持っている
江戸時代がモデル
→横笛、篳篥、笙、火焔太鼓、羯鼓を持っている
平安時代がモデル - 五人囃子よりも下の段の人達
○天皇の家来の方々が並ぶ
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ひな人形 全体的な豆知識
ここまでひな人形のモデルや関係した情報をまとめた。
次は、ひな人形の設定など全体的な豆知識をお伝えする。
ひな人形の豆知識色々
- ひな人形の七段飾りの舞台は?
○平安時代の宮中の結婚式を表している - お道具の意味
○結納の品を意味している
→重箱や鏡台、茶道具など - 飾られる桜と椿
○桜は京都御所に植えられた桜を表す
→桜と椿を置く位置
→おひな様とお内裏様から考える
→桜は左近の桜と言われている
→向かって右側におく
→椿は右近の椿と言われている
→左側に置く - 雛壇が赤い意味
○赤は血を表し昔から魔除けの意味があったから - 立ち雛が道具を持たない理由
○おひな様とお内裏様が外を歩いている設定だから - 内裏びなの内裏の意味
○内裏は天皇の住まいである御所を意味する - 右に左大臣がいる理由
○雛壇では右側に左大臣、左側に右大臣がいる
→おひな様とお内裏様と向き合っている設定だから
→おひな様達から見ると左大臣が左側に来る
おひな様達以外は全て左右が反転している
並べ方の豆知識
おひな様とお内裏様の人形には、2種類の並べ方がある。
その並べ方というのは、日本古来の並べ方と現在の並べ方。
なぜ2種類の並べ方が存在するのかというと、これは昭和天皇が国際マナーを尊重し、右上位に並ぶようになったため。
おひな様とお内裏様の並び方
- 現在の主流は左上位
○人形の側から見て右側を上位とする
→向かって左:天皇であるお内裏様
→向かって右:皇后であるおひな様 - 日本古来の並べ方
○京都では伝統を重んじ古来の並べ方をする
→向かって右:天皇であるお内裏様
→向かって左:皇后であるおひな様
まとめ
今回の記事は雛人形の豆知識。
平安時代を表したはずの雛人形で、なぜか五人囃子だけは江戸時代の楽器と服装。
人と違おうとも、自分の道を突き進む五人囃子。
長い歴史を持つ雛人形だから、雛祭りには存在を忘れがちな五人囃子にも思い馳せてみよう☆-( ^-゚)v
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