鯉のぼり

鯉のぼりは、外に飾っている場合はかなり汚れている

 

たとえ夜になると、毎日のように家の中に片付けていたとしても汚れるのは避けられない。

 

布を使って拭くという手もあるけど、鯉のぼりは大きいので可能であれば丸洗いをしたいところ。

 

今回は、そんな鯉のぼりを片付ける時の洗濯方法についてお伝えする記事。

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鯉のぼりを片付けるときの洗濯について

外に飾った鯉のぼりには、色々な汚れがつている。

 

ホコリとかだけでなく排気ガスなどもついており、そのまま保管するのはチョット気が引けるレベル。

 

だから片付けるのは洗濯をしてからにしたいけど、その前にアナタの鯉のぼりの素材が何かを確認しよう。

とりあえず説明書の確認を

鯉のぼり

鯉のぼりにも説明書がついてくる。

 

洗濯前には、この説明書をしっかりと読むようにしよう。

 

素材や加工方法が自宅での洗濯が可能な物かについて、しっかりと書かれているハズ。

 

また、洗い方などについても書かれている事も多い。

鯉のぼりの素材について

最近の鯉のぼりの多くは、素材がナイロンやポリエステルと表示された物が多い傾向にある。

 

これらの素材であれば、大概の鯉のぼりは丸洗いが可能。

 

鯉のぼりの素材確認で間違いがあると、最悪な事になりかねないのでしっかりと確認は行おう。

 

ちなみにポリエステルは色落ちがしにくいという長所があるので、ナイロン製の方が洗濯の難易度が高いという事になる。

素材以外にも注意したい点

鯉のぼりは、金彩加工や防水加工などの特殊加工を行っている場合も多い。

 

こういった特殊な加工をしてある鯉のぼりは、通常の物よりも注意をして洗わなければならない。

 

場合によっては、軽く水ですすぐ程度にしたり、濡れた雑巾で汚れを拭き取る程度にした方が良い場合もある。

洗濯機はダメ!鯉のぼりは手洗いが基本!!

鯉のぼりは洗濯機を使って洗ってはいけない。

 

あくまで手洗いが基本

 

これは洗濯機を使うと生地が傷みやすいし、付いている金具が破損したりもするからだよ。

鯉のぼりの洗濯方法は?

洗濯方法

鯉のぼりの素材や加工方法に問題がない場合、自宅で洗濯をする事も可能。

 

ただ、鯉のぼりは繊細なので片付けて洗う時には、色々と気をつけなければならない。

 

最低限気を付けること
  • 水ですすぐ場合
     ○洗剤は使わず真水を使う
  • 洗剤を使う場合
     ○かなり薄く希釈した中性洗剤が基本
     ○金彩加工している部分には当てない
  • 洗濯機は使わない
     ○鯉のぼりはデリケート
     ○手洗いが基本
     ○浸け置き洗いで優しく扱う
  • 乾燥機は使わない
     ○鯉のぼりはデリケート
  • アイロンは使わない
     ○鯉のぼりはデリケート
  • 漂白剤は使わない
  • ドライクリーニングは避ける
  • 陰干しをする
  • しっかりと乾かす
  • 鯉のぼりは絞らない

 

これらをまとめると、『鯉のぼりに負担を掛ける洗い方は避けることだな(-_☆)』ということ。

 

鯉のぼりの洗濯方法の選択

片付け

鯉のぼりの汚れ具合に合わせて、部分洗い丸洗いを使い分けたい。

 

汚れが少ない場合は、とうぜん生地への負担が少ない部分洗いを選ぼう。

 

片付ける時の鯉のぼりの部分洗い
  1. 中性洗剤を希釈する
  2. 濡れタオルでトントン叩く
     ○こすらないように注意
     ○金箔の付いている部分には触れない

 

部分洗いは、強くこすらないように注意をしながら行おう。

 

つい無意識的に強くこすりたくなるから、本当に注意した方がいい。

鯉のぼりの丸洗い

鯉のぼりの丸洗いは、けっこう手間が掛る。

 

なぜなら鯉のぼりはデリケートな上に、それなりの大きさもあるから。

 

だから優しく時間が掛ることを前提に、気長に丸洗いは行おう。

 

片付ける時の鯉のぼりの丸洗い
  1. 全体の汚れを確認
  2. 10分ほど中性洗剤に浸ける
  3. 押し洗いを開始
  4. もみ洗いを開始
  5. 何度か水を変えてすすぐ
  6. 脱水を行う
  7. 陰干しをする

 

 

1.全体の汚れを確認

鯉のぼりについた、全体的な汚れを確認する。

 

さらに洗濯表示も確認。

 

仮に洗濯表示を見て洗えないと判断した場合には、濡れ雑巾を使って前代を丁寧に拭こう。

2.10分ほど中性洗剤に浸ける

中性洗剤に浸けるのは、お風呂の浴槽で行う。

 

このとき以下のような手順となるよ。

 

  1. お風呂の浴槽にぬるま湯をはる
     ○お湯の温度は30℃~40℃
  2. 中性洗剤を入れる
  3. 鯉のぼりを入れる
  4. 浸けおきをする
     ○30分~60分ほど
     ○汚れが簡単に取れるようになるまで

 

注意したい事1

中性洗剤は、しっかりと溶かすことが大切。

 

特に粉末の中性洗剤を使う場合は、溶け残りが鯉のぼりに付着してしまうので良くない。

注意したい事2

漂白剤入りの物を使うと、布や金属部分への負担が大きいので使わない。

 

3.押し洗いを開始

浸けおきをして汚れが落ちやすくなったら、全体の汚れを浮かせるために軽く押し洗い。

 

このとき鯉のぼりの金や銀の部分は取れやすいので、その部分は慎重に扱おう。

4.もみ洗いを開始

もみ洗いは、特に汚れている部分だけに行う。

 

ただし金箔の部分などは剥がれやすいので、この部分には行わない。

5.何度か水を変えてすすぐ

汚れを落とすと共に洗剤を落とすためにも、何度か水を変えながらすすぐ。

 

水がキレイになるまで続けないと、二度手間になってしまうから頑張れ!

 

一通り汚れや洗剤が落ちたら、最後に水道水をかけて完了。

6.脱水を行う

鯉のぼりの素材はデリケートだから、洗濯機を使わずに水を切る

 

タオルで水分をとったり、金箔などの取れやすい部分以外を軽く絞るかする。

キレイに仕上がるコツ

水を切ったら、軽く伸ばすと仕上がりがキレイになる。

 

力を入れ過ぎると、やっぱり素材に悪影響が出るからあくまで軽い力で伸ばすようにするのが大切。

 

7.陰干しをする

水を良く切って陰干しをする。

 

このとき鯉のぼりはデリケートだから、色々と注意が必要となる。

 

鯉のぼりを干すときの注意点例
  • 強い力を掛けない
     ○ギュッと絞らない
     ○乾燥機は使わない
  • 直射日光に当てない
     ○生地の傷みや色落ちの原因
  • 布が重ならないようにする
     ○布が擦れると色落ちの原因になる
  • 過度の熱を与えない
     ○アイロンは使わない

 

鯉のぼりの保管方法は?

鯉のぼり

鯉のぼりを保管する前には、必ず乾いていることを確認する。

 

乾いていないとカビの原因になってしまうよ。

 

しっかり乾いていたら、以下の点に気を付けて保管しよう。

 

保管方法は?
  • 鯉のぼりは保管に適した箱に入れる
     ○元々入っていた箱など
  • 湿気の少ない場所に保管する
     ○押し入れの天袋部分など
  • 湿気取りは必ず入れておく
  • ナイロンやポリエステルなら
     ○防虫剤は不要な場合がほとんど

 

鯉のぼりの畳み方

鯉のぼりを畳む時には、口の大きさに整えることから始める。

 

まずは、お腹側と背中側を内側に折り入れる事から始める。

 

その後は頭部分から尻尾部分へとクルクルと巻いて畳む。

ポールの片付け方

片付け

ポールには、2種類の片付け方が存在する。

 

それは、なるべく分解しない方法と分解する方法。

分解しない方法と分解する方法

ポールの分解しない片付け方法と分解する片付け方法のどちらにするのかは、広い収納スペースをとれるかで決める。

 

広い収納スペースがある場合は、分解しない方法。

 

そして収納スペースが無い場合は、分解する方法を選ぼう。

分解しない保管方法

次回の組み立てを考えると、分解しない方が楽

 

この場合は、広い収納スペースが必要となる。

 

傷みや汚れを防ぐために、新聞などでくるんで保管する。

分解しての保管方法

分解する場合は、付属の説明書を確認してから作業を行うと作業で迷いにくい。

 

よく拭いて汚れをしっかりと落としてから、保管をしよう。

 

海に近いところで保管するのなら

海に近い所に住んでいるのなら、ポールは塩で錆びる事が心配

 

だからポールに付着している、取り付け金具などの細かい部品も含めてしっかりと拭くようにしたい。

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ポールの金具部分の保管方法

洗濯

回転球や矢車を片付ける時には、まずは不具合がないか確認。

 

その上で汚れを落とすなどしてから、片付ける事になる。

 

これら金具部分は、お手入れ次第で寿命が大きく変わってくる部分。

 

しっかりとお手入れを行いたい。

 

回転球や矢車の片付け方法
  1. 汚れを布で取る
  2. 回転部分に防錆用の油をさす
  3. 全体的に油を塗る
     ○油を布に軽く染み込ませて塗る
  4. 保管する
     ○保管場所
      →直射日光の当たらない湿気がこもらない場所

 

鯉のぼりや金部分の修理が必要な場合

鯉のぼり

鯉のぼりは、長く使っていると損傷する。

 

だから生地が破れたり、金具類が破損したりした場合のことを考えておいた方が良い。

修理が必要な場合どうする?

修理が必要だと判断したら、購入したお店か作ったメーカーに相談。

 

連絡先は、仕様書などに書かれている。

 

アフターサービスを行っている場合は、修理を任せられるハズ。

自分で直すという方法も

鯉のぼりの部品は、ネットでパーツを発見できるのでそちらを確認したい。

 

さすがに鯉のぼり本体の修理には技術が必要だけど、金具類などパーツの交換程度なら個人でも行える場合が多い。

 

鯉のぼりの片付け関連の豆知識

洗濯

ここでは、鯉のぼりを片付けるのに少し関わる豆知識をお伝えする。

 

役に立つかは分からないけど、知っておいても損はないハズ。

鯉のぼりの寿命

鯉のぼりの寿命は、素材によって色褪せ、生地の劣化(脆化)が起こり始める時期は変わってくる。

 

最近は、ポリエステル系とナイロン系の物が多い。

 

ポリエステルであれば寿命は5~8年

 

ナイロンの場合は3年位

 

もちろん使用している環境などの条件により、寿命は変わってくる。

鯉のぼりはクリーニング店に出せるのか?

鯉のぼりのクリーニングを、行っているお店自体が少ない

 

また下手な所に任せると、金箔部分やシール部分が剥がれてしまうことも。

 

だからお店を探す事に、かなりの時間を割くことになる。

保管に防虫剤は必要か?

大半の鯉のぼりは、ポリエステルかナイロンが素材。

 

このため、防虫剤を入れる必要はない場合がほとんど。

 

それに防虫剤は、入れ物の内部にガスを充満させる事で虫から守る。

 

下手をすると防虫剤の成分が、鯉のぼりの素材、染料、金彩加工部分と化学反応を引き起こしてしまうことも。

 

だから、防虫剤はデリケートな鯉のぼりとの相性は良くないと言える。

 

どうしても防虫剤を使いたい場合

どうしても防虫剤が使いたくても、取扱説明書に使うなと書かれていたら絶対に使ってはいけない。

 

書かれていない場合は、どうしても使いたい場合は少量だけ使うようにしたい。

 

また使う時には、鯉のぼりに触れさせない、箱の上部に入れるという2点は厳守する必要がある。

 

それと使用する防虫剤は、ナフタリンだと鯉のぼりとの相性が最悪なので避けたい。

終わりに

今回は、鯉のぼりの片付け方の中でも特に洗濯についてお伝えした。

 

鯉のぼりはデリケートだから、洗濯は慎重に行う必要がある。

 

またクリーニング店に出すのが一番良いように思いがちだけど、実際は鯉のぼりを取り扱うお店はほとんどないのが実情。

 

このためクリーニング店に出したせいで、鯉のぼりがおかしくなったという話もある。

 

そういった点を考えると、鯉のぼりの洗濯は少し大変でも自分で行うのを前提にした方が良いかもしれない。

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