暑い季節には、汗臭い洗濯物が多くなる。
しかも汗臭さというのは、洗濯をしても残ってしまうことが多い。
この汗臭さなんだけど、その原因となるのは汗ではない。
汗の成分や皮脂汚れ、たんぱく質汚れなどを細菌がエサとして分解する際に発生した物質が汗臭さの正体。
だから洗濯物の汗臭さへの対処は、細菌やエサをどうするかを考える必要がある。
今回は、そんな汗臭い洗濯物の臭いの取り方についてお伝えする記事。
洗濯物が汗臭いときの対策の方針
洗濯物の汗臭さは、汗そのものが原因ではないと先に述べた。
問題となるのは、汗の成分などをエサにする細菌。
細菌がエサを分解した際に臭いの原因物質が生成され、それが汗臭さの原因となる。
だから細菌を減らす、エサとなる物質の除去、生成された悪臭の原因物質の除去、細菌を増やさないための予防、これらへの対策を考えるようにしたい。
洗濯物の汗の臭いの取り方
洗濯物の汗の臭いは、即効性を求めるのなら全体にアイロンをかけてその上で消臭スプレーを吹き付けるのがいい。
でも、あくまでこの方法は対処療法であり根本的な解決にはつながらない。
汗の臭いを本気でなんとかしたい場合は、洗濯をしっかり行って細菌や臭いの原因物質をしっかりと落とすことが大切になる。
さらに殺菌などのために以下も行うと更に効果的。
- 煮沸消毒
○大きめの鍋で沸騰させた湯に服を入れる
→10分ほど煮沸する
→温度は最低でも60℃以上
→細菌が増えなくなるため
○洗濯後に行う
→タンパク質が落ちにくくなるため
→高温にさらされるのが問題
○服の生地が傷みやすいので注意したい - つけおき
○沸かしたお湯(最低60℃)を洗面器に張って服を入れる
→洗面器にはラップを貼って温度が下がりにくくする
→温度が下がらないように継ぎ足しは必須
→30分ほどつけておく
○つけ置き終了後に洗濯機を使う - 酵素系漂白剤を使う
○ワイドハイターなどのこと
→汗や生乾きの臭いに効果がある
→黄ばみや黒ずみにも効果がある
○液体タイプは使いやすい
○粉末タイプは洗浄力が液体よりも高い
洗濯物の汗の臭いへの予防
洗濯物の汗の臭いは、消すだけでなく予防についても考えたい。
なぜなら予防となる措置をしておけば、汗の臭いを弱くできるだけでなく落とすのも楽になるから。
では、汗の臭いの予防は何をすればいいのかというと……。
- 汗のついた服を長く放置しない
○しばらく放置する場合
→脱いだら消臭スプレーを使う - 洗濯をするとき
○抗菌効果のある柔軟剤や洗剤を使う - 洗濯後は早目に乾かす
○乾燥機を使ったりする - 洗濯機の洗濯槽は定期的に掃除する
○洗濯槽は菌やカビが繁殖しやすい
おわりに
今回は、洗濯物が汗臭いときの対処法をお伝えした。
すぐに臭いを消したい場合は、アイロンをかけた上で消臭スプレーを吹きかけるのが良い。
でもこれだけだと臭いの原因物質が服に残るので、汗臭さを根本的に解決できたわけではないので注意をしよう。
やはり服の汗臭さへの対策は、洗濯の仕方に気を付けることが最も大切になる。
だから今回お伝えしたような工夫を加えることを考えながら、洗濯をするようにしようね☆-( ^-゚)v