丑の日の意味を調べると、
過去の私同様に土用を土曜と勘違いしている人も割と多い。
同志(とも)よ~(ノ´▽`)ノ
と、叫びながら
鰻が大和時代からとか平賀源内やら何やら、
丑の日の意味を萌え猫(私)が調査!
土用の丑の日 意味➀ 土用の意味
土用とはなにか?と尋ねられたのなら、
春夏秋冬の各季節の終わりにある期間のことのことと答える\(゜□゜)/
正確には季節の始まりである、
以下の日の直前に存在する18~19日前が土用。
- 立夏
- 立秋
- 立冬
- 立春
本来なら1年を通して各季節にあるはずの土用は、
夏土用だけ鰻を食べるというイベントがあるのに対して
他の土用にはイベントがないため夏土用以外は存在感が消えている(TωT)
なぜ土用は中途半端な日に存在するのか?
五行説によれば全ては、
木火土金水の五つの組み合わせで成り立つとしている。
そんな五行説を季節に当てはめようとした人がいて、
以下のように五行の性質を季節に合わせて当てはめていった。
- 木:春
- 火:夏
- 金:秋
- 水:冬
- 土:?
四季は春夏秋冬の4つしかないのに、
五行説は木火土金水の5つ。
最終的に五行説の一つが確実に余る。
そこで土の性質であれば、
全ての季節に当てはまると主張して
各季節の最後の18~19日間を土用とした。
この結果めでたく?1年の日数を五行で割り振ることに成功した。
土用の丑の日 意味② 丑の意味
丑の日についている丑は干支からきている。
十二支といえば、
年賀状とかに書くことで年の干支が有名。
でも干支は易学で、
時間,季節,方位等を本来は表す。
更に旧暦だと日付には十二支や十干が割り振ってあって、
現在の月曜日とか火曜日とかと同じ感じで使っていた。
※干支の場合は12日間で一周りしていた。
上記をまとめると…
- 立秋前の土用であること。
- 旧暦で割り振られた干支が丑であること。
土用の丑の日 意味③ なぜ鰻なのか?
『なぜ鰻なんですか!●●じゃいけないんですかヽ(`Д´)ノ』
こんな感じで抱く疑問に
土用の丑の日に、なぜ鰻なのか?と、いう疑問がある。
この疑問に対しては様々な説がある。
- 古い時代に鰻はどんな価値の魚として扱われていた?
- 土用の丑の日に鰻を食べ始めた理由(諸説)
この2つにわけて解説をしていく。
古い時代に鰻はどんな価値の魚として扱われていた?
鰻は大和時代から、
日本では滋養の付く魚として夏に食べられていた。
大和時代からあったことを考えると
鰻を夏に食べるようになったのは、
土用丑の日よりも早かったと考えられる。
江戸時代は肉食は少なかったので、
鰻は手軽に入手可能な精力のつく食べ物という扱いだった。
江戸近くにあった、
利根川で鰻が大量にとれたともいわれているので、
江戸ではかなり身近な食べ物として扱われていたといえる。
江戸時代では鮪のトロは捨てられて、
脂が乗っている戻り鰹よりも脂が少ない初鰹のほうが人気だった。
このように江戸時代には、
脂のノッた魚を下魚とする当時の風潮があったにも関わらず、
鰻は秋刀魚と共に別格として扱われていた。
でも鰻が人気だった秘密は他にもある。
実際に鰻にはビタミンA・B群が豊富に含まれているので、
夏バテや食欲減退防止に効果が高く
当時の人々は実体験として鰻の効果を知っていた。
更に鰻の血には弱い毒があって、
加熱しないと下痢になったりすることも人気の秘密。
なぜなら毒を制して精力や活力を得る!
こんな現在のマムシ製品に通ずる考えが、
昔からはあったと言われている。
土用の丑の日に鰻を食べ始めた理由(諸説)
土用の丑の日に鰻をなぜ食べるのか?
説が沢山あるので特に有名な説をいくつかご紹介。
占い的な意味説
土用の丑の日が干支から来ていると、
最初に説明したけど……覚えている?ヽ(;´Д`)ノ
内容としては…
- 夏土用の暑さは十二支の易で向となる丑の月の力で撃退!
………
……
…って分からないっすよね( ̄Д ̄;;
別の言い方をすると…
(分からなかったら読み飛ばしちゃってくんさい)
立秋は8月7日で、
夏土用はその18日ほど前。
だから夏土用は7月になるんだけど…
以下の表の未の位置が7月にあたる。
(丑の位置から1月~12月を当てはめた場合)
未の位置にある7月の向かい側にあるのが丑。
7月に当たる位置から見て向かいにある丑の力で、
暑さを弱めようという考え。
なぜこの占い説で、
丑が鰻に結びつくのか?というと…
丑は現在の牛を指しているけど、
江戸期に多かった農耕用の牛の模様は体が黒で腹が白。
鰻も体が黒で腹が白。
この模様の一致で、
丑の日に鰻が食べられるようになったというのが占い的な意味説。
他の説は説明が難しくないので、
まとめて書くと…
平賀源内説
- 商売がうまくいっていない鰻屋が脂っこくて夏に売れにくい鰻を売る方法を平賀源内に相談した。
- 平賀源内は丑の日にうとつくものを食べると夏負けしないという民間伝承を思い出す。
- 平賀源内が本日丑の日と書いて店先に貼るように鰻屋にいう。
- 鰻屋が実践したところ、あの平賀源内がいうのなら!ということで多くの人が鰻を食べた。
春木屋善兵衛説
- 土用に春木屋善兵衛という人物が大量の蒲焼の注文を受けた。
- 子の日,丑の日,寅の日の3日かけて作った蒲焼を土甕で保存した。
- 数日後、丑の日に作った蒲焼だけが傷んでいなかった。
蜀山人説
- 平賀源内説同様に相談を鰻屋にもちかけられた蜀山人(大田南畝)
- 丑の日に鰻を食べると薬になるという意味を持つ狂歌をキャッチコピーとして渡した。
文字が似ている説
- 毛筆に墨汁をつけて書いた平仮名のうしという字。
- 2匹の鰻にそっくり。
丑の日の意味とは!嘘と本当 まとめ
土用の丑の日といえば鰻!
でも鰻が高騰中で、
庶民の手から離れていっている。
………
……
…
今年の土用の丑の日は、
蒲焼のタレをご飯にかけてしのごう。(´д`lll)
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