願望実現で有名な手法に、
アファーメーションを唱える方法がある。
願望実現の基本として、
- 目標設定を行う。
- イメージトレーニングを行う。
- アファーメーションを行う。
こんな順番で、
アファーメーションの実践へと移ることになる。
今回は、
そんなアファーメーションについてお伝えする。
アファーメーションの効果
イメージトレーニングは、
RASに働きかける。
アファーメーションも同様で、
RASに働きかける。
イメージトレーニングよりも効果は薄いけど、
1回の作業をイメージトレーニングよりも、
短時間で終える事ができるため、
数をこなす事が可能。
またイメージトレーニングは、
事前にリラックスする必要があるのに対し、
アファーメーションは事前の準備を、
必要としない。
準備と言えば、
アファーメーションを作る程度。
だからアファーメーションは、
イメージトレーニングよりも、
手軽に行えるとも言える。
アファーメーションの基本
アファーメーションは、
肯定的な言葉で作る。
脳は存在しない物を描けない。
だから──
●●したくない。
●●になりませんように。
●●ではない。
このような言葉は、
アファーメーションにならない。
それどころか、
●●の部分を叶える形で、
脳が働いてしまう。
少し具体的な例を上げると、
『10kg体重を減らす』
このようなアファーメーションも、
逆効果になりかねない。
10kg増える結果になりかねない。
『10kg体重を減らす』というような場合は、
『●●kgだ』というのが正しいアファーメーション。
アファーメーションを始めても焦らない
アファーメーションは、
水の注ぎ足しに例えられる事が多い。
黒い色の水がタップリと入ったバケツ。
そこに、
白い色の水を一滴ずつ、
注ぎ足していく。
すると、
やがては白い水になる。
こんな感じで、
アファーメーションの効果は説明される。
このたとえで何が言いたいのかというと、
アファーメーションを続ければ、
やがて変化が現れるという事。
同時に、
アファーメーションの効果が現れるのには、
それなりの時間もかかる。
だから、
結果を焦らない事が重要。
アファーメーションの目的は？
アファーメーションを行う事は、
潜在意識に目標を刻みこんで、
RASを働かせる事が目的。
だから、
アファーメーションを唱える場合は、
いかに早く潜在意識に、
目標を刻みこむのかを考えた方が良い。
どのように早く目標を潜在意識に刻み込むか？
アファーメーションを行うのであれば、
イメージングも併用したい。
※イメージングというのは、
目標を達成した状態を、
イメージすること。
日中はアファーメーション。
寝る前や寝起きの、
顕在意識が働いていない時間帯には、
イメージング。
このような感じで
組み合わせて行うのが良い。
また寝る前に10～20回ほど、
達成したい目標について、
手書きでノートなどに書くのも良い。
寝る前に手書きで目標を書くと、
潜在意識に刻まれやすいからね。
世の中はネガティブに満ちている
世の中はネガティブに満ちている。
その理由の一つに、
大人にネガティブな言葉ばかり、
子供の頃に聞かされてきたことがある。
5歳くらいの子供は何かしようとした時、
平均で1日に「よい」という言葉を11回言われ、
「ダメ」という言葉を121回言われるとされている。
でもこれは海外での報告。
他と違うことを嫌う日本人の場合は、
これよりも遥かに多い回数の「ダメ」が、
親の口から出ていると考えられる。
圧倒的ネガティブな結果
ポジティブが11回に対し、
ネガティブが121回。
この言葉を投げかけられた結果、
何か行動をするたびに、
過去に掛けられたネガティブな言葉を、
私たちは思い出すようになる。
ポジティブ1に対してネガティブ12の割合で。
この結果、
恐れ慄いて結局行動できなかった──。
このようなことになっている。
だからアファーメーションをなおの事行いたい
無意識に、
ネガティブな情報が出てしまい、
行動を取れなくなる。
もしくは、
全力を出すのをためらったり、
間違った方向に努力をする。
これは、
ネガティブな言葉だけでなく、
学校で笑いものにされたなど、
ネガティブな経験も原因。
それらの、
ネガティブな影響を断ち切るためにも、
アファーメーションを行うことには、
意味がある。
