車の引越し手続きを行うのなら、陸運局で色々と手続きを行う必要がある。
でも陸運局で何をすれば良いのか分からないから不安! という方も多いのでは?
今回は陸運局での手続きも含めて、引越しで必要になる色々な手続きについて記事にしてみた。
その結果、書く前に予定していた4倍のボリュームになってしまった今回の記事!
アナタの引越しに役立ててもらえると本当にうれしい……マジで(;´▽`A“
陸運局とは?
陸運局については、wikiさんに聞いてみよう。
今回の記事では、陸運局が車のナンバーを管理していると書いてあるけど実際には少し違う。
陸運局は、車検証の変更などを受け付けている出先機関。
でも細かい所を書くと、ゴチャゴチャしちゃうから、ナンバーを管理していると表現させてもらうよ。
車の引越しに必要な公的な手続き
引越しをした場合、アナタが車を所有しているのなら、2種類の公的な手続きが必要となる。
以下が、その公的に必要になる手続きだよ。
- 車検証の変更手続き
- 運転免許証の住所変更
自動車の車検証書き変えについて
自動車の車検証書き変えでは住所の書き換えを行う。
車の使用者や所有者の住所を、変更する手続きを行う必要がある。
引越しなどにより、住所の変更などを行ってから、15日以内に行わなければならない。
さらにナンバープレートの変更が必要となる場合もある。
ナンバープレートの変更が必要なパターン
引越しにより別の県に住所が変わり、所有する車のナンバーの管理を担当する、陸運局の支局が変わった場合。
この場合、ナンバープレートの変更手続きも必要。
引越し先の陸運局の事務局で行うことは?
車検証の手続きは、これまでお世話になってきた陸運局と同一の管轄内であれば、住所変更だけで大丈夫。
でも他の陸運局が管轄する場所に引っ越したのなら、引越し先の事務局で変更手続きを行う必要が出てくる。
この場合車のナンバープレートも、変更することになるよ。
この説明だと分かりにくいので、以下の状況の場合は車のナンバー変更が必要だと覚えておこう。
- 他県に引っ越すとき
- 同じ県内に陸運局が2ヶ所ある場合
○引越しなどで管轄が変わる場合
車の引っ越し:車検証の書き換えについて
引越しのために住所変更を行う場合、車検証の変更が必要になる。
でもこの手続きは、車を所有している人のみが対象。
だから免許を持っているけど車を所有していない人は、車検証そのものが無いハズだから手続きの必要はない。
車検証の書き換えで必要な道具は?
車検証の書き換えは、引越し先の陸運局で行うことになる。
このとき持っていく物は8つある。
- 申請書
○OCRシートとも言う
○運輸局、支局(陸運局)で入手可能
用紙販売所に置かれている
陸運局か軽自動車検査協会で入手可能 - 手数料納付書
○陸運局の用紙販売所にて入手可能 - 自動車税申告書
○入手できる場所は2ヶ所ある
→陸運局(用紙販売所)
→軽自動車検査協会 - 車検証
- 印鑑
- 住民票か戸籍謄本
○引越した先を確認出来るものであれば何でも良い
○多くの人は住民票か戸籍謄本を用意する
※発行後3カ月以内の物のみが有効 - 車庫証明
○自動車保管場所証明書とも言う
○新しい住所で使う車庫証明書
○警察署で発行される
※発行後1カ月以内の物のみが有効 - 委任状
○代理人に手続きを任せる時のみ必要
○インターネットからのダウンロードが可能
OCRシート(申請書)、手数料納付書、自動車税申告書。
この3枚に関しては、運輸支局近辺にいる代書屋に作成してもらうことも可能だよ。
車の引越し手続きにかかる費用
車の引越し手続きには、車検証を変更するため以下のような費用が必要となる。
- 検査登録印紙代
○350円 - 車検証紙代
○2600円程度
○地域によって違う
陸運局の管轄が変われば、ナンバープレートを変更する必要がある。
だから上記に加えナンバープレート代を、引越しにより支払う人も出てくる。
- ナンバープレート代
○2枚で1500円~5000円
○地域によって違う
車の引越し手続きは陸運局の時間に注意
陸運局にも業務時間がある。
陸運局で手続きの受け付け可能な時間は、以下のようになっているよ。
- 登録窓口で受け付け可能な時間
○8:45~11:45
○13:00~16:00 - 休日
○土日祝
○12月29日~1月3日
陸運局で行う、車の引越し手続きの流れは?
ここでは陸運局に行った場合、どのような流れで車の手続きを行うのかまとめるよ。
以下の順番で、車の引越し手続きは行う事になる。
- 書類の準備や作成
○
○申請書、手数料納付書、自動車税申告書 - 印紙を購入する
○登録手数料を支払い印紙を購入する
○その後に手数料納付所に貼る - 車のナンバープレートを返す
○ - ナンバー返納を確認後
○手数料納付書に返納確認印が押される - 陸運局の窓口で書類の一式を渡す
- 少し待機する
○書類の確認が終わるまで - 新しい車検証に記載のミスがないか確認する
○名前を呼ばれたら - 税申告窓口に書類を提出
○2種類の書類を提出する - ナンバー交付所に移動
○ここからは車のナンバーを変える人のみの手続き - 車にナンバープレートを装着する
- ナンバーの封印を行う
各手続きの詳しい説明は、このあとの項で説明するよ。
引越したときに陸運局で行う車の手続き(詳細)
引越しをした時に行う、陸運局での手続きは、詳しく書くと以下のようになるよ。
- 1.書類の準備や作成
○用紙とは
OCRシート(申請書)
手数料納付書
自動車税申告書のこと
○不足している場合
→購入したり配布してもらったりする
○陸運局近くの代書屋に頼むことも可能
○自分で書く場合は用意された見本を参考にする - 2.印紙を購入する
○登録手数料を支払う
変更登録手数料は350円
○陸運局の印紙販売窓口で手続きを行う
○印紙を購入したら手数料納付所に貼る
上記の作業が終わったら、次はナンバープレートの返却。
この車のナンバープレートの返却は、地域によってはもう少し後の工程で行う。
だから陸運局に、手続きの時に聞いてみよう。
- 3.車のナンバープレートを返す
○ドライバーは陸運局に用意されている
○外し方の説明書も用意されている - 4.ナンバー返納を確認後
○返納確認印が手数料納付書に押される
次の作業は各書類の提出。
月末などは忙しいので、1時間ほどかかることがある。
- 5.陸運局の窓口で書類の一式を渡す
- 6.少し待機する
○書類に不備がない場合 - 7.新しい車検証が交付される
○窓口で名前が呼ばれたら行く - 8.新しい車検証に記載のミスがないか確認する
新しい車検証を手に入れたら、次は陸運局内にある税申告窓口に向かう。
- 9.税申告窓口に書類を提出
○提出するのは2書類
車検証、自動車税・自動車取得税申告書
○税申告窓口とは
運輸支局場内にある自動車税事務所などのこと
ここまでの手続きを終えれば、自動車税の通知などが引越し先に送られるようになる。
あなたの車のナンバーを管理する陸運局が、引越しの前後で変わらない場合はここまでで手続きは終了。
でも管轄の陸運局が変わる場合、新しいナンバープレートの交付が必要になる。
新しいナンバーの交付手続きは、陸運局内にあるナンバー交付所から始まる。
- 10.ナンバー交付所に移動
○新しいナンバープレートを購入する
ナンバー交付窓口にて - 11.車にナンバープレートを装着する
- 12.ナンバーの封印を行う
○封印取付所にて
これで車検に関する手続きは終了。
お疲れさまでした。
運転免許証の住所変更
車検証の変更手続きは、上記で終了。
でも運転免許証の、住所変更手続きがまだ残っているよ。
運転免許証の住所変更手続き。
この言葉の正式名称は、運転免許証記載事項変更届。
運転免許証の住所変更を行わないとどうなる?
運転免許証の住所変更は、住所や本籍、氏名が変わった場合、行わねばならないと法律で定められている。
違約金は50万円とされている。
でも実際には、手続きを行わない人が多いのなんの……。
捕まる人が出るのは、極稀だと言われているのも原因かも。
でも運転免許証の住所変更手続きは、絶対に行おう。
なぜ住所変更手続きを行った方が良いのか?
運転免許証は、どっかの会員になるときなんかに、有効な身分証明書として扱われる。
この身分証としての価値が、低くなってしまう事がある。
それに運転免許証の更新ハガキが、引越し前の住所に届いてしまい免許の更新を忘れることもある。
住所変更手続きを行わないと、こういった弊害があるんだ。
でも一番怖いのは、警察が本腰を入れて、違反者を取り締まる可能性がある事。
違約金が50万円だからね。
本気で取り締まれば、うまみがかなり大きいと言える。
だから運転免許証の住所変更手続きは、絶対に行おうね。
運転免許証の住所変更手続きに必要な道具
運転免許証の住所変更には、以下の道具が必要となる。
- 運転免許証
- 引越し先の住所を確認できる書類
○書類の例(いずれも新住所で使う書類)
以下のどれか1つがあれば良い
健康保険証
年金手帳
住民票の写し(コピーは使えない)
新住所に来た消印が付いた郵便物
公共料金の領収書 - 印鑑
○認印でも大丈夫 - 写真1枚
○他の都道府県から引越してきた場合のみ必要
○写真について
○色:カラー、白黒、どちらでも大丈夫
○サイズ(cm):縦3×横2.4
ちなみに手数料は無料だよ。
この手続きの時には、運転免許証記載事項変更届も提出する。
でも現地に置いてあるので、その場で書いて提出するのが一般的。
車の運転免許証の住所変更手続きが行える場所
車の運転免許証の住所変更は、以下の3ヶ所で手続きが行える。
中でも運転免許センターは、日曜日も引越し手続きの受け付けが可能である県が多いから便利だよ。
- 警察署
- 運転免許更新センター
- 運転免許試験場
ここまで分かったら、あとは手続きが可能な警察署に行くなどして手続きをするだけ。
免許証の住所変更が終われば、車の引越しに関する公的な手続きは一通り終了したことになる。
でも他にも、行う必要のある手続きがあるよね。
引越し後に忘れてはいけない他の手続き
車の引っ越しに関する、他の手続き。
それは自賠責保険証の手続き。
車の住所変更後は、自賠責保険証に書かれた保険契約者の住所変更も忘れてはいけない。
自賠責保険証の変更を行わない人もいるけどね……。
イザという時に困るかもしれないよ。
だって保険会社っていうのは、出来ればお金を払いたくない所だからね。
車の引越し後の手続きは、しっかりと行っておいた方が良い。
自賠責保険証の変更方法
自賠責保険証の住所を変更する場合、まずは自賠責保険証を確認しよう。
保険会社の名前が書かれているハズ。
この保険会社の窓口に問い合わせて、自動車損害賠償責任保険承認請求書を入手。
必要な部分に書きこみ、印鑑を押す。
そして引越し先の住所が書かれた車検証のコピーと一緒に、自動車損害賠償責任保険承認請求書を保険会社に提出しよう。
これで自賠責保険の手続きも終了となるよ。
まとめ
今回は陸運局で行う、車の引越し手続きについてまとめたよ。
今回書いたような流れで、手続きは進んでいく。
ここまでで何度か書いたけど、手数料なんかは地域差もあるし変更されることも多いから、多めにお金は持っていった方が良いよ。
で、実際に手続きを開始すると、案外スムーズに進む。
書類に不備がなくてなお且つ忘れ物もなければ、手続きはスムーズに進むよ。
それと手続きを行うのは、引越し先の陸運局だからお間違いなく☆-( ^-゚)v
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