アルミホイルを電子レンジで使うことで、茶碗蒸しやゆで卵を簡単に作ることができる。
でも使い方を間違えると、電子レンジの故障や火災の原因になることも。
だから基本的にはアルミホイルを電子レンジで使うのを避けた方がいい。
今回は、そんなアルミホイルを電子レンジで使ってはいけない原因と他にもある電子レンジに入れてはいけない物についてお伝えする。
アルミホイルを電子レンジで使うとヤバイ理由
アルミホイルを電子レンジで使うと火花が散る。
これは電子レンジが食品を温めるのに使うマイクロ波が原因。
マイクロ波で食品に含まれる水分を激しく揺さぶることで食品を温める。
このマイクロ波なんだけど、金属にも反応してしまう。
マイクロ波が金属(アルミホイル)に反応すると
金属にあたったマイクロ波は電子を振動させる。
アルミホイルの場合も金属なので、マイクロ波によってアルミホイルの電子が振動させられることになる。
その電子の振動の結果、火花が散ることに……。
うっかり電子レンジで加熱すると以下のようになることもある。
- 電子レンジが壊れる
- 火災の原因になる
- 電子レンジの扉のガラスが割れる
- 電子レンジの壁が割れる
- 電子レンジの中で爆発する
アルミ ホイル以外にもある電子レンジにいれてはいけない物
アルミ ホイル以外にも、電子レンジに入れて使ってはいけない物がある。
当然、金属類はダメだけど他にも色々とある。
- 金属が使われた包装
○カップ麺の蓋
○冷凍食品
○レトルト食品 - 缶詰
- 焼網
- 金属製のボウル
- 金串
- スプーン
- フォーク
- 金属製の容器や皿
- 耐熱性のない容器
- 金箔などが施された器
- 漆器
- 竹製品
- 木
- 紙
- 陶磁器
上記の中には電子レンジ対応のものもあるけど、基本的には電子レンジでの加熱に向いていない。
また食べ物の包装に関しては、電子レンジ不可のマークがついている場合が多い。
食べ物の中にも電子レンジでの加熱に向いていない物がある。
- 薄い膜のある物
○ウインナー
○たらこ - 水分が少ない物
○イモ類
○ニンニク
○鷹の爪
○ドライフルーツ - 粘度の高いもの
○シチュー
○カレー
電子レンジでアルミホイルを使っていい特別な場合
電子レンジでアルミホイルを使っていい特別な場合がある。
それは解凍機能とオーブンとして使う場合。
とはいえ電子レンジの種類にもよるから、取扱説明書をしっかりと読んでからアルミホイルを使うかどうか決めるようにしよう。
解凍機能は放射されるマイクロ波が少ないので、アルミホイルを使っても火花が飛び散りにくい。
オーブン機能やグリル機能を使う場合は、そもそもマイクロ波を使っていないので火花が飛び散らない。
間違えて電子レンジでアルミホイルを使っちゃった!
最後に間違えて電子レンジでアルミホイルを使ってしまい、火花が散ってしまった場合の対処法についてお伝えさせていただく。
- 扉を開けずに電源を切る
- 外から何も燃えていないことを確認
- 扉を開けて中の物を出す
1で扉を開けないのは、火がついている状態で扉を開けると酸素が入って燃え上がってしまう危険があるから。
3で電子レンジの扉を開けるときには、イザというときに備えて消火器を用意しておきたい。
電子レンジで火花が散った場合
電子レンジで火花が散った場合、電子レンジに損傷がないか確認することが必要となる。
壁や天井が破損していた場合、修理をせずに使うとそこから火花が散る可能性がある。
だから電子レンジの破損を発見したら、そのまま使うことはせずに修理をするか買い替えるかした方がいい。
また火花が散った場合は、電子レンジの中に金属の焦げ付きや臭いが残ることも。
このような場合は、電子レンジの中を掃除してしばらく扉を開けておくようにすれば臭いが取れやすい。
おわりに
今回は、アルミホイルを電子レンジで使うのは危険だよ!という話をした。
アルミホイルを中に入れたまま電子レンジを使うと、電子レンジが破損したり火災の原因になることもあるほど危険。
一部、特別な方法であれば電子レンジ内でアルミホイルを使えるけど基本的には使わない方がいい。
電子レンジは便利だけど、本当にアルミホイルなどの金属と相性が悪いので注意をするようにしよう。