コーラをペットボトルや缶ごと冷凍庫に入れると爆発することがある。
だから自宅で凍らせるのではなく、予め凍っているものを用意するのが最も安全。
なぜならお店で売られている凍っているコーラは、ペットボトルが通常の物よりも厚いなどの工夫がされているから。
ただ再利用が考慮された工夫ではないので、凍っていたコーラのペットボトルを再利用して炭酸飲料を凍らせるのは爆発の可能性があるので避けよう。
でも炭酸が抜けたり味が劣化したりしてもよい場合……例えば料理やデザートに使う場合は自宅で凍らせる方法がある。
今回はコーラを自宅で安全に凍らせる方法と爆発する原因についてお伝えする。
コーラを安全に凍らす方法
コーラは自宅で凍らせることができる。
味の劣化や炭酸が減る(運が良ければ少し炭酸が残る程度)などのデメリットは許容する必要があるけど。
自宅でコーラを凍らす方法。
それは冷凍用の保存袋を使う、ペットボトルの封をせずに凍らせる、ペットボトルの中身を少し減らして凍らせるの3種類がある。
冷凍用の保存袋を使う
コーラを凍らせる場合、もっとも安全であろう方法がコレ。
冷凍用の保存袋(ジップロック)を使って、中にコーラを入れたらジッパーを閉じて凍らせる。
この方法は、シャーベットづくりに使う人が多い。
ペットボトルの封をせずに凍らせる
安全ではあるけど、完全に炭酸が抜ける方法。
凍る際に液体から炭酸が抜けて、そのまま外に逃げて行ってしまう。
だから料理やデザート用だと考えておいた方がいい。
しかもペットボトル内で凍るので飲みにくい。
ペットボトルの中身を少し減らして凍らせる
この方法は、減らした量が少ないと爆発する危険がある。
だからオススメはしない。
それでもやり方を一応は掲載しておく。
減らすのは、最低でも全体の10%。
500mlのペットボトルであれば1口ぐらい。
ただコーラの種類によって、炭酸の量に違いがあるので安全な量というのは判断が難しい。
だから凍らせるのなら他の方法をとりたい。
コーラを凍らせるデメリット
コーラを凍らせる最大のデメリットは、ペットボトルや缶の爆発。
冷凍庫内が汚れるだけでなく、すごい勢いで破片が飛び散るので取り返しのつかない大怪我をしかねない。
他のデメリットとしては、凍る際に成分バランスが崩れて味が落ちる、炭酸が液体から追い出されて失われるなどが挙げられる。
このため凍らせたコーラは、料理やデザート作り専用と考えた方がいい。
未開封は破裂の可能性が高すぎる
コーラのペットボトルを未開封のまま凍らせる。
すると解凍した際に炭酸の大部分が復活する。
でも爆発する可能性が恐ろしく高いので危険極まりない行為。
だから未開封のまま凍らせるのは絶対に避けるようにしよう。
コーラが凍ると危険な理由
コーラを凍らせると危険なのは、ペットボトルや缶が爆発するから。
なぜ爆発するのかというと、凍らせると液体の状態が変わるから。
具体的には:凍る過程で液体から炭酸(二酸化炭素)が追い出されてペットボトルに充満:凍るので液体の体積が増す、この2つがペットボトル内で起こるため。
この2つが起こると、ペットボトル内の内側からの圧力が大きく増える。
その結果として爆発する。
冷凍できるペットボトルに関して
冷凍できるペットボトルは、キャップなどにその旨が記載されている。
だから記載のないペットボトルにコーラを入れて凍らせるのは絶対にやめよう。
炭酸飲料を凍らせた場合の解凍方法
炭酸飲料を誤って凍らせてしまった場合、爆発に注意しながら解凍しなければならない。
そのためには以下の3点を考慮する必要がある。
- 衝撃を与えない
○冷凍庫から出す際に注意
→冷凍庫に当てない
→置くときもユックリと
○フタを開けるときも慎重に - 時間をかけて解凍する
○自然解凍をする - 爆発した場合の対策をしておく
○容器をタオルで包む
○爆発して汚れても大丈夫な場所に置く
具体的には以下の手順となる。
ただしこの方法を使うと炭酸が完全に抜けてしまう点には注意をしよう。
- 冷凍庫から慎重に出す
○衝撃を加えない
→冷凍庫などに当てない - 置くときは慎重に
○テーブルなどに置くときも衝撃に注意 - 容器をタオルで巻く
○爆発しても破片や氷が飛び散らないように - 汚れてもいい場所に持っていく
○衝撃を与えないように注意
○流し台など
○子どもがいる場合はイタズラに注意 - フタをゆっくりと外す
○液体から出た炭酸を逃がす
→炭酸は爆発の原因の1つ
○衝撃を与えないように注意 - 完全に溶けるまで放置