柿にダイエット効果があるのか?
柿のカロリーを見ると、100gで60kcal。一般的な中サイズの柿であれば、1個で200gだから120kcalほど。
だから柿は決してカロリーが低い食べ物と言うわけじゃない。
でも、栄養面などを見ると──。
今回の記事は柿のダイエット効果はカロリーよりも効能を見て判断しましょうと、いう内容。
ダイエット中の柿との付き合い方をお伝えする記事さ☆-( ^-゚)v
ダイエット中に知りたい柿の効能
柿はビタミンCが豊富だから、美容に良い食べ物だと言われている。
そんな柿には、健康に良い効能を持つ栄養素が色々と含まれているよ。
- ビタミンC
○柿100gに70mgも含まれている
※レモンの場合は100g中50mg
成人1日あたりの摂取推奨量は100g
○活性酸素を除去する
※活性酸素は身体をサビさせると言われている
活性酸素の除去効果は?
活性酸素が増えると太る
→代謝などが低下するため
内臓が正常に働かなくなるから
血液がドロドロになるから
○美肌になれる
シミやそばかすを予防する
シワやたるみへの対策になる
肌にハリを与える - ビタミンA
○皮膚や粘膜の機能を正常化する
○目の機能を正常化する - カリウムは
○むくみの原因である塩分の排出
人によっては2kgも体重が変化する - β-カロテン
○高い抗酸化力を持っている
○ビタミンCと一緒に摂取すると相乗効果が期待できる
○干し柿には生柿の2倍のβ-カロテンがある
代わりにビタミンCが喪失している - ペクチン
○ペクチンというのは食物繊維のこと
○柿には水溶性の食物繊維が多い
○コレステロールの吸収を抑制できる
○便秘予防が期待できる - タンニン
○血液中の毒素や腸内の悪玉菌を減らしたりする
→新陳代謝の向上につながる
柿の甘さについて
柿は甘さがあるわりには、カロリーがそれほど高くはない。
柿の甘さは、果糖と呼ばれる糖分によるもの。
果糖はハチミツの主成分で、砂糖の1.5倍もの甘味を持っている。
カロリーを砂糖と比べると、100gの砂糖が385kcalに対し、100g同量の果糖は368kcal。
甘さが強いのに、カロリーは砂糖よりも低い。
と、いってもあくまで糖類の中ではカロリーが低いというだけで、食べ物全般で見れば特別にカロリーが低いわけではない点に注意しよう。
コレステロールの生成量も低い
果糖はコレステロールの生成量も、糖類の中ではかなり低い。
でも満腹感を得にくいため食べ過ぎることが多いので、柿を食べる時には量には注意したい。
柿のダイエット効果は期待できない?
柿のカロリーは、特別に高いとまでは言わないけど、決して低いとも言えない。
そんな柿は栄養面に優れている。
美容に良かったり体調を整えたりと、ダイエットに必要な効能を持つ栄養素が多い。
でもこれらの栄養素は、ダイエットに多少の良い影響を与える程度だから過度の期待は禁物。
柿をダイエットに活かしたい場合は、甘味は主に糖類の中ではカロリーの低い果糖である点と、コレステロールの生成量が少ない点に注目するようにしたい。
これらの事から分かるダイエット中の柿の食べ方
柿はダイエットの決め手として考えるよりも、ダイエット中の甘味への欲求を抑えるために少量だけ食べるぐらいの気持ちで扱った方がいい
甘味などへの強い欲求を過剰なまでに我慢しても、ストレスが溜まり過ぎていずれは反動が来るからね。
柿をダイエット中に食べるのであれば?
一般的に柿は、1日に2個までに抑えた方が良いとされている。
でもダイエット中であれば、1日に1個に抑えた方が、カロリー的に良いかもしれない。
それに柿に含まれているタンニンは鉄分の吸収を阻害する働きがあるから、鉄分が不足しがちなダイエット中は柿を多く食べるのは避けたい。
ダイエット中に食べるのにオススメの柿は?
ダイエット中には、どのように柿を食べれば良いのか?
まず食べるのにオススメな柿は、熟れた柿だとお伝えしておきたい。
熟れた柿をオススメする理由
柿だけでなく、フルーツ全般に言えることだけど、熟れると食物酵素が増える。
人間の体にある酵素は代謝を上げるのに必要だけど、熟れた柿の食物酵素によって使う体内の酵素を減らせる。
それに熟れた柿は消化が楽だから、使われる酵素も少なくて済む。
この結果、食べるのが熟れた柿であるのなら体内の酵素を代謝の向上に使えることになる。
ちなみに熟れていようと熟れていなかろうと、カロリーに大きな違いはないからその点は安心していい。
ダイエット中のオススメの柿の食べ方
柿をオヤツ代わりに食べるのも良いけど、ダイエット中であれば柿は朝に食べたい。
朝食の時に食べるご飯やパンと言った主食を、柿(熟れたのがオススメ)に変えてみよう。
他のおかずは、そのままで良い。
ご飯100gのカロリー168kcalに対し、柿のカロリーは100gで60kcal。
だからカロリーを大きく減らせる。
ちなみに
お茶碗1杯のお米が160gだから、そのカロリーは一食で269kcalほど。
柿の中サイズ1個が、120kcalほどとなっている。
柿を朝食べることの効用
朝、柿を食べることで、果糖が1日のエネルギー源となる。
だから柿を食べるのなら、朝の方がいいと考えられる。
逆に夜に食べると、果糖のエネルギーが消費されず脂肪に変わることになりかねない。
だから夜に柿を食べるのは避けよう。
終わりに
柿をダイエット中に食べるのなら、甘味への欲求を抑えることを、最大の目的にしよう。
柿には、美容やダイエットに役立つ栄養素がそれなりに含まれてはいる。
だけどそれらの栄養素は、ダイエットの決定打になる程ではない。
この点を考えると、柿はダイエットのサポート的な食べ物だと、考えた方が良いかもね☆-( ^-゚)v