夏になると、富士山に登りたくなる方も多い。

 

日本最高峰の富士山は、登山初心者でも挑戦できる魅力的な山であると言われている。

 

しかし、簡単に登れると思って油断すると、大変な目に遭うこともある。

 

特に夏の富士山は、気温や天候の変化が激しく、服装や持ち物の選択が重要である。

 

そこで今回は、夏の富士登山で知っておくべきことを丸ごと紹介させて頂く。

スポンサードリンク

夏の富士山の気温は? 天気は?

まずは基本をチェックしよう。

 

夏の富士山登山のベストシーズンは7月から9月にかけてであり、特に7月中旬から8月中旬は登山客で混雑する。

 

そんな夏の富士山の気温だが、晴れている日でも山頂は最高気温10度以下、最低気温5度以下と冬のような寒さになる。

 

さらに風が強い場合が多く、体感温度はもっと低く感じる。

 

もちろん登っている最中は体を動かすため、暖かく感じるかもしれないが、汗冷えには十分に注意しなければならない。

 

また、夏の富士山では雷が発生しやすく、天候の急変や雷の発生が続く日も少なくない。

 

天気の急な変化にも対応できるよう、雨具や防寒具を必ず用意すること。

 

さらに9月にもなると、雪が降り積もる日も珍しくないので、初心者の方は避けた方が良いだろう。

 

登山初心者には日帰りは難しい! 山小屋泊のツアーに参加すると安心

「日帰りで富士山を登り切りたい!」と、意気込んでいる方も、中にはいるかと思う。

 

しかし実際のところ、経験のない初心者が日帰りで富士山登山を達成させるのは、非常に難しい。

 

富士山登山にかかる時間は12時間前後となる上に、初心者はコースタイム通りに歩けない場合が多いため、山小屋に1泊するくらいの余裕を持ってスケジュールを立てることをおすすめする。

 

山頂から富士山のご来光を臨む場合には、1日目のお昼に登山口を出発して、夕方に山小屋入り。

 

そして午前0時頃に山小屋を出発して夜明けに登頂を果たし、昼前に下山するという流れが一般的である。

 

初心者向けのツアーも数多く開催されているため、初めてで不安な方はそちらに参加すると良いだろう。

 

富士山登山のトレーニングは? 最低限やるべきこととは

普段体を動かしていないのに、いきなり富士山登山を達成するのは難しい話。

 

標高は3,776mと低めではあるものの、なんの準備もなしに制覇できるほど甘くはない。

 

そこで富士山登山までに、最低限の基礎体力をつけておこう。

 

とはいえ無理な筋力トレーニングなどは必要なく、楽しみながら少しずつ体力作りをするだけでOK。

 

1日数時間ウォーキングをするのがベストだが、時間がない方は普段から「歩く」ことを心掛けたり、エスカレーターではなく階段を使ったりと、簡単なことでも体力が向上するためぜひトライしてみよう。

 

このようなちょっとした努力が、富士山を制覇するための近道となる。

 

富士山登山の装備は? 用意しなければならないものとは

富士山登山の服装や装備は、全て揃えるには高額な費用がかかる。

 

とはいえ軽装備で登るのは非常に危険だし、初心者は特にしっかりとした着こなしにまとめなければならない。

 

そこで「富士山に登るためだけに高額なアイテムを買うのはちょっと……」とお悩みのあなた、ご安心あれ!

 

実は富士山の登山の装備を購入せずにも、レンタルで済ませることもできるのだ。

 

例えばこちらのレンタルショップ「LaMont (ラモント)」は、手ぶらで来店してその場で準備して登山に直行、下山後にそのまま返却ができるという便利さが魅力的だ。

 

一泊二日のフルセットを9,970円から用意しており、何を揃えたら良いのか分からない初心者にぴったりだと言えるだろう。

 

富士山登山の夏の服装【1】レイヤードで体温調節をしっかりと

富士山登山の夏の服装は、レイヤードが基本である。

 

レイヤードとは、複数枚のウェアを重ね着することで、気温や体温に合わせて着脱や調節ができるようにする方法である。

 

富士山では、標高や時間帯によって気温が大きく変わるため、レイヤードで体温調節をしっかりと行うことが重要である。

 

レイヤードには、以下の3つの役割がある。

 

  • インナー(ベースレイヤー)
     〇汗を素早く吸収・発散し、肌を乾燥させる
  • ミドル(ミドルレイヤー)
     〇保温性や通気性を持ち、体温を保つ
  • アウター(アウターレイヤー)
     〇防水・防風性や耐久性を持つ
     〇外部からの刺激から身を守る

 

これらの役割を果たすウェアを選んで重ね着することで、快適な登山が可能になる。

 

富士山登山の夏の服装【2】雨に備えてレインウェアを用意しよう

富士山では、夏でも突然雨が降ったり雷が鳴ったりすることがある。

 

雨に濡れてしまうと、体温が下がって低体温症になる危険性が高まる。

 

また、雷は金属製のものに引き寄せられるため、トレッキングポールやリュックサックなどに注意しなければならない。

 

そこで必ず持っておきたいのが、レインウェアである。

 

レインウェアは、雨や風から身体を守るだけでなく、汗や湿気も外に逃がす防水透湿性素材のものがおすすめである。

 

また、上下別々に着脱できるタイプの方が、体温調節や着替えがしやすい。

 

富士山登山の夏の服装【3】モンベルが人気! 1点取り入れるだけでもこなれる

富士山登山の服装は機能性や安全性が最優先であるが、それだけではなく、おしゃれにもこだわりたいという方もいるだろう。

 

そんな方におすすめなのが、モンベルのウェアである。

 

モンベルは、登山やアウトドアに特化したブランドで、高品質なウェアや装備を提供している。

 

デザインもシンプルでスタイリッシュで、カラーバリエーションも豊富である。

 

モンベルのウェアは、1点取り入れるだけでもこなれた印象になり、全身コーディネートするとさらにおしゃれに決まる。

 

モンベルのウェアは、レンタルも可能。

 

だから、まずはレンタルで気軽に試してみるのも良いかもしれない。

スポンサードリンク