重曹は色々な場面で活躍してくれる。
洗濯にも貢献してくれるし、タバコの臭いを消すのにも役立ったりと服との相性もいい。
今回は、そんな重曹を使った洗濯方法をお伝えする。
シミを落とす
服にシミがついたときは、洗濯機に入れる前に重曹を使う。
- 重曹ペーストを作る
〇水50m+重曹カップ2分の1で - 色落ちしないか確認する
○目立たない部分に重曹ペーストを塗る - 服のシミの上に塗る
- 手で良く揉んで繊維にまで塗り込む
- 洗濯機に入れる
これで重曹の中和作用が、シミを落としやすくしてくれる。
また、シミではなく襟(えり)や袖(そで)の汚れに対しても重曹ペーストは使える。
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襟や袖に重曹ペーストを
襟や袖に重曹ペーストを使う場合。
シミに使った場合とは、少し違う方法で汚れを落とすことになる。
- 重曹ペーストを作る
- 重曹ペーストを襟や袖に塗る
- 塗った重曹ペーストの上に酢を垂らす
- 泡が立つ
- そのまま洗濯機で洗う
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ワインのシミを落とす
社交界で悪役令嬢にワインを掛けられても重曹があれば安心!
重曹はワインのシミにも効果がある。
- 粉の重曹をシミの上に乗せる
- シミを重曹に吸い取らせる
- 重曹の色が薄くなるのを待つ
- シミの部分に熱湯をかける
重曹で洗濯用せっけんの効果をさらに高くする
洗濯用せっけんは、重曹と一緒に使うことでその効果を高めることができる。
- 洗濯機に水をはる
- 洗濯機に重曹を入れる
○重曹は1カップ - 洗濯用せっけんを入れる
- 洗濯機を通常通り使い始める
洗濯せっけんを入れる前に重曹に入れると、洗濯機にはった水が軟水化する。
この効果に重曹の中和作用が加わることで、洗濯せっけんの効果を高めてくれることになる。
タバコの臭い対策
個人的に重曹で特に注目したいのが、タバコの臭いをとれるという点。
タバコの臭いは、気になる人はものすごく気にするから、しっかりと落とすようにしたい。
- ポリ袋に入れる
- 重曹を振りかける
- しばらく放置
- 袋から出して通常の洗濯をする
ドライマーク付きの服の臭い消しにも
このタバコのにおいを消す方法は、ドライマークのついた服の臭いを消すのにも使える。
その場合は、洗濯をしないという点が違うだけ。 だから以下のような手順になる。
- ポリ袋に入れる
- 重曹を振りかける
- しばらく放置
機械油の洗濯にも重曹が活躍
仕事などで機械油が服につくと、落とすのが難しい。
それどころか機械油の汚れというのは、真っ先に水を使かってしまうと落ちにくくなるという特徴がある。
だから水を使う前に工夫を行うことが、機械油の汚れを落とすためには大切になる。
このときの重曹の使い方は単純。
機械油の落とし方
服の機械油のついた部分に重曹をタップリと乗せる。
そして歯ブラシで汚れを広げないように注意をしながらブラッシング。
すると、やがて重曹に機械油がうつる。
完全に機械油を落とすのは難しいけど、これを行うことでけっこう薄くなってくれる場合が多い。
部屋干しをするときにも重曹が活躍
お洗濯での悩みの一つに、天候が優れないときに行う部屋干しの臭いがある。
ほんとうに室内が恐ろしい臭いになる事もあるので、部屋干しの臭いをなんとかしたいと思う方も多い。
この部屋干しの臭いに対しても重曹は活躍してくれる。
部屋干しの臭い対策で重要となるのは、洗濯機ですすいだ終わり位に重曹を入れること。
すると重曹の消臭効果によって、部屋干ししたときの臭いが軽減する。
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重曹で洗濯機をきれいにする
重曹を使うのなら、ぜひ定期的に行ってほしいことがある。
それは重曹を使って洗濯機(洗濯槽)をキレイにすること。
やり方は簡単で、洗濯が終了したら洗濯槽全体に重曹を振りかけるだけ。
これで臭いの発生やカビの繁殖を抑えられる。
ただし粉末を入れてはいけない機種もあるので、事前にしっかりと取扱説明書やメーカーへの問い合わせで大丈夫か確認をしておいた方がいい。
おわりに
今回は、重曹を使った洗濯方法についてお伝えした。
洗浄力に関しては、重曹よりも洗濯用洗剤の方が高い傾向にある。
でも重曹は、タバコの臭いや洗濯槽の掃除に使えるなど応用範囲が広いという特徴がある。
この点が洗剤と重曹の役割分担の考え方としてとらえることが、重曹を使いこなせるかどうかの分かれ目になるかもしれないね-( ^-゚)v