プログラム言語をこれから学ぶという初心者の場合、どのようない勉強していけば良いのか迷ってしまうことも多い。
このプログラム言語を学ぶときなんだけど、どうしても覚えたことを忘れてしまうことも勉強の仕方を迷う原因となる。
例えば、Pythonの文法や構造、関数やクラスなど、覚えるべきことがたくさん。
人間は、忘れる生き物だという言葉がある程だからある程度は仕方がないけど、勉強で忘れるのはなるべく避けたいところ。
そこで勉強に取り入れて頂きたいのが、忘却曲線という考え。
忘却曲線とは、人間の記憶が失われていく時系列をグラフで表したもの。
有名なものにエビングハウスの忘却曲線があるけど、これは無意味な音節を記憶させた実験に基づいて作られたもので、現実的ではない。
そこで、カナダのウォータールー大学で行われた実験に基づいて作られた忘却曲線を見ていただきたい。
このグラフは、1時間の講義を受けた後、記憶がどのように減少していくかを示している。
このグラフによると、講義直後は記憶が100%だけど、1日後には50~80%に減少し、7日後には20~30%、30日後には2~3%まで低下する。
つまり、何もしなければ記憶はどんどん失われてしまう=復習が大切だよという話になる。
ウォータールー大学の忘却曲線のグラフには、復習を行った場合の記憶量も示されている。
講義の翌日に10分間、7日後に5分間、30日後に2~4分間で構わないので復習を行うと、記憶はそれぞれ100%近くまで回復し、その後の減衰も緩やかになる。
つまり、このグラフは、記憶を定着させるためには、短時間でも良いので定期的な復習が必要であることを示しているといえる。
では、具体的にどのように復習すればよいのだろう?
プログラム言語を学ぶ初心者におすすめの勉強法とは?
プログラム言語とは、コンピュータに命令を与えるための特殊な言語す。
プログラム言語には様々な種類があるけど、その中でもPythonという言語は、初心者にも分かりやすく、多くの分野で応用できるという特徴がある。
忘却曲線の勉強法との例として、このPythonを学ぶという形を例として使おうと思う。
ステップ1:基礎を学ぶ
まずは、Pythonの基礎を学ぶことが大切。
Pythonの基礎とは、変数や型、演算子や条件分岐、ループや関数など、プログラムを書くために必要な最低限の要素。
基礎を学ぶ方法としては、オンラインで提供されている教材や動画を利用するのが便利。
例えば、paiza.jpというサイトでは、Python入門編というコースがある。
このコースでは、全14レッスンでPythonの基礎を学ぶことができる。
各レッスンには複数のチャプターと演習課題がありますので、理解度を確認しながら進めることが可能。
ステップ2:復習する
サイトなり教材なりで学び始めたのなら、復讐することも大切になる。
人間の記憶は時間経過とともに減衰していく。
これが忘却曲線。
忘却曲線によると、学習した内容は直後に100%覚えている。
1日後には50~80%に減少し、7日後には20~30%、30日後には2~3%まで低下する。
しかし、復習をすることで記憶の減衰を防ぐことができる。
カナダのウォータールー大学で行われた実験では、復習をすることで記憶量が100%近くまで回復し、その後の減衰も緩やかになることが示された。
復習内容としては、自分でコードを書いてみる、教材や動画をもう一度見る、自分でまとめたノートやメモを見るなどがあげられる。
この忘却曲線で、最も重要となるのが復習するタイミング。
具体的なタイミングとしては、以下が挙げられる。
- 学習した当日の夜
- 翌日の朝
- 次のレッスン前
- 全レッスン終了後
などがおすすめ。
ステップ3:応用する
基礎を学び、復習したら、最後に応用することが大切。
応用することで、自分で考えてプログラムを作る力や問題解決能力を鍛えることができる。
応用する方法としては、自分でPythonのプログラムを作ってみることがおすすめ。
paiza.jpというサイトでは、「Hello World」から「クラス」まで様々なテーマを扱っている。
それらを組み合わせて自分なりのプログラムを作ってみよう。
また、他にもオンライン上で提供されている問題集やコンテストなども利用すると良いかもしれない。
この問題集などで有名なのが、以下のサイト。
- AtCoder
- Codeforces
- Project Euler
様々な難易度やトピックの問題が出題されており、自分のレベルに合わせて挑戦することができる。
以上が私がおすすめするプログラム言語を学ぶ初心者向けの勉強法。
プログラム言語を覚えれば、色々な面白い物を作れたり便利な物を作れたりする。
楽しみながら、挑戦していこう。