債務不履行は契約を破ることだって、
聞いたことあるかな?
そんな債務不履行は、
少し不法行為との区別が付きにくかったり、
少し分かりづらい部分がある。
今回の萌え猫リサーチでは、
債務不履行とは何かまとめた。
今回は不法行為との違いも、
簡単に説明するよ☆-( ^-゚)v
債務不履行とは?
債務不履行という言葉は…
債務=契約等のやる必要のあること
不履行=行っていない
こんな意味の言葉で出来ている。
だから契約を破ることを指す。
契約を破った時を指すため、
債務不履行は契約責任と、
言われるんだ。
債務不履行の内容は?
債務不履行は契約などにより、
相手方と法律上の関係がある場合に、
求められる。
債務不履行は借金なんかの、
お金に関連した事件で話題になるよね。
でも実際には債務不履行というのは、
契約違反の全般を指すんだ。
- 請負契約
- 不動産の賃貸契約
- 商品の売買契約
- 金銭の貸し借り
- など
債務不履行とされる状況
債務不履行と認定される状況には、
3種類あるんだ。
債務不履行と認定される状況は、
以下のようにまとめられるよ。
- 履行不能
○契約期限内に契約が履行されない - 不完全履行
○契約が履行されたけど不完全だった - 履行遅滞
○契約期限後の履行となった
上記3種類の状況が、
債務不履行と認められる状況。
債務不履行による損害請求
債務不履行は勧告しても、
損失の補填や契約の履行が、
行われない場合に損害請求が可能。
この権利を損害賠償請求権というんだ。
例えば通勤用の車が納期までに届かず、
バス代などが必要になった…
このような場合には、
バス代を債務不履行の責任として、
相手側に請求可能になる。
分かりにくい不法行為との違い
債務不履行は不法行為と、
区別されているよね。
なぜ債務不履行と不法行為が、
区別されているのかというと…
事前の契約が有るか無いかの違い。
- 交通事故で車を破損させた
- 歩行者を車ではねて怪我をさせた
- 自転車が盗んだ
上記の内容が例なんだけど、
事前に契約は出来ないよね。
上記のような事を起こし、
他者の生命や財産、身体などの、
利益や権利を奪うのが不法行為。
上記のようなことを起こせば、
被害者は損害賠償として、
治療費などを請求可能になる。
裁判上の話
契約を破られ請求する債務不履行。
不法な行為に対し請求する損害賠償。
当然なんだけど債務不履行と損害賠償は、
裁判上でも大きな違いがある。
これは債務不履行が、
契約を破ったことを問題とするのに対し
不法行為は事前の契約が存在しないため。
債務不履行の場合には、
契約を守らせたり債務不履行の損失を、
求めることとなる。
これらは債務不履行責任として、
契約を破った側の義務となる。
- 履行請求
○破った契約を守るように求められる - 解除
○契約を守らないことを理由とし契約を破棄される - 損害賠償請求
○契約を破ったことに対し損害の補填を求められる
債務不履行と不法行為の裁判
不法行為の場合には、
債務不履行責任を問えない。
なぜなら事前の契約(債務)が、
存在していないから。
だから債務不履行のような、
契約を履行するとか解除するという、
責任を求められることはない。
だから損害賠償が求められるだけ。
そんな債務不履行と不法行為は、
裁判で以下の様な違いが出る。
債務不履行 | 不法行為 | |
---|---|---|
時効 | 10年 | 3年 |
責任 | 契約の履行 破棄 倍賞 | 弁護士費用 賠償 |
その他 | 立証責任が原告側にある |
まとめ
今回は債務不履行について簡単にまとめたよ。
このような法律上の問題には、
人生の中でなるべく関わりたくない…
でも、ある日突然、関わる必要が出るから、
日頃から法律用語は少し勉強しておきたいよね☆-( ^-゚)v